A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
たとえ、耳が聞こえなくても人間には5感と言うモノが備わっていますよね。
聴覚、視覚、触角、味覚、嗅覚など。
生まれたの赤ちゃんは薄い膜が目に張っているため最初はお母さんの顔すら、
まともに見えません。
このとき、赤ちゃんが何かを認知するために使うのが触角と嗅覚と聴覚です。
味覚と視覚は、ある時期を過ぎてからしか機能しません。
ですので、赤ちゃんは何かを感じたり、音を聞いたり、匂いなどで危険人物かどうか判断します。
よくお母さん以外の人だと駄目だって言われるじゃないですか?
お母さん以外の人に抱っこされて泣きじゃくったりするのは、
自分で認知できず不安要素を抱えている時であると言えます。
しかし、普通の赤ちゃんと違い耳の聞こえない赤ちゃんは、
ある意味一つの機能が著しく低いことから別の神経が発達している可能性が強く、
その一つが『集中力』であり、視覚であると言われています。
耳が聞こえないお子さんをお持ちの親御さんで手話が覚えきれ無い方もいらっしゃいます。
特に子供が字を覚えるまでのコミュニケーションとして多く持ちいられているのが、
リップリーディングです。
それは唇の形によって文字というか、その文字が持っている音質を読むと言う方法です。
たとえば『お』の音を出した時、唇はこの形であり、手で感じる振動はこのようなモノだ、
と体感しながら覚えて行く方法です。
他人と話する場合は手話や筆談(字が分るようになっていれば)などが用いられますが、
大抵、家庭での会話はリップリーディングが多く使われていると思います。
私の知人にも聴覚の障害を持っている方がいましたが、
彼女と話をするとき、彼女は私の唇の動きだけを見てほぼ会話が出来ていました。
気になる音のほうですが、全く聞こえない、と言うわけではないようです。
彼女と私はかなり仲が良かったので、一度、補聴器をツケさせてもらったことがあるのですが、
音の感覚としては人ごみの多い駅の雑音の様な中で、微かに目の前にいる人の声が聞こえるか、
聞こえないと言った感覚でした。
聴覚障害というと全く聞こえてない状況や認知できない状況にあるか
と思っている方が多いようですが、決してそうではありません。
ですので、訓練と共に普通に言葉も認識できるようにもなりますし、
何ら周りが心配するようなことはないように見受けている次第です。
表面上だけの判断ではなく、もっと深く勉強してみてください。
No.8
- 回答日時:
No.1です。
実体験に基づく回答が何件か寄せられているようですので、蛇足になるやもしれませんが。
以下、No.1お礼での補足質問に回答してみます。
> 先天性難聴者の方の世界はどのようなものなんでしょうか?
> 文字を見てもただの記号にしか見えないのでしょうか?
最初は、あなたが象形文字やクサビ文字を見て感じるのと同じようなものではないでしょうか。
経験上は意味を持ったものであろうと推測が出来るが、発音や用法の検討はつかない。
内容の理解には通訳が必要でしょうね。
しかし最初は通訳を介していても、理解が進めば自分なりの読み方(手話なりがベースの思考)と意味を当てはめて「読める」ようにはなるはずです。
我々も日常的に記号や絵文字など使いますが、読み方なぞ気にせず「理解」できますよね(^^;
ピクトグラフや道路標識などもそうですが、そういった「理解」の感覚に近いのではないかと。
目に見える文字ってのは「記号」にすぎず、結局は読み手が脳内でその記号とどういう理解を関連付けて記憶しているかという認識の問題になるってことでしょうか。その「記号」を見たときに特定の脳の記憶野が刺激されるという認識パターンが一旦形成されれば、思考においてもその記憶野にアクセスすることになるので支障はないはずです。
No.7
- 回答日時:
「思考」とか「言語」というものの捉え方は難しいので、とりあえずですが、
ひとくちに「思考」と言っても、レベルと言うか、深度というものがあるのではないでしょうか。
No.5
- 回答日時:
鋭い質問、疑問点をよく見つけましたね。
そこまで考える人って、そんなにいないです。難聴者ですが、幼児から小学部までは聾学校を経験していますから、わかる範囲で回答します。
手話も話す人の知識レベルまで見ていましたから、いい意味で見ていなかった面を持ち続けたことがありました。
他の方の言われるように、感情から出発します。その次に手話が知らない場合は、身振りで表現します。
他人にどう伝えるか、どうとらえるかというみのでの気持ちを共有する場合は身振り、顔のパターン(喜怒哀楽)で知ります。そこから言語と感情とを関連づけながら学習していくのではないでしょうか。
それに抽象的なことになると、どう理解していいのかぶち当たるみたいです。
それを乗り越えるには、手話でより多く、しかもハイレベルなコミュニケーションをしていきながら、言語力を身につけていくしかないのでは?と思います。
恩師となる聾学校の先生から教えてもらったのですが、ある機器の使い方を知るには説明書ではなく、人から手話で教えてもらうそうです。説明書に載っている言葉と手話とが結びつかないと、読んでもわからないそうです。それだけ国語力が育ちにくい面があるのが現実です。私もひどく国語は苦手でしたよ。
No.4
- 回答日時:
#2です。
回答をうけ補足します。言葉はあとからついてくるものだと思います。先にあるのは感情と感覚です。言語を持たない原始人のコミュニケーションはどうやっていたのか、という疑問もこれで解決できます。
どうも言葉や単語にこだわりがあるようですが、それば後から付け足される便利な機能にしか過ぎません。
生後87日から記憶がありますが、その時は頭のなかで自分の感情がありました。眠たいのに起こさないで!抱っこされるのは嫌だから降ろして!でも一人きりにしないで!などの感情がありました。それは確かに言葉なんでしょうけど、他の人に伝えるツールだと気がつくのはもう少し先になりますね。
従ってろうあ者が手話やきつおんであっても感情を表現できるのだと思います。
これでわかって貰えました?
二度目の回答本当にありがとうございます。一つ気付いたことがあります。私は感情というものをよくわかっていないということです。勉強します
No.3
- 回答日時:
直接の回答では無いのですが;
エヴェリン・グレニーという打楽器奏者の方がいます。彼女は、生まれつきではありませんが、耳が全く聞こえません。何十年か前、久米宏さんが司会をされていたニュースステーションにゲスト出演したことがあって、大変感銘を受けました。手話を使わなければ全く言葉が通じないのですが、彼女は身近なものを叩いて様々な美しい音色を探し、音色を楽しんでいるようです。彼女のDVDでは共演者と音で対話します。音楽をやっている限り何の不自由さも感じさせません。晩年になって耳が聞こえなくなった作曲家ならば、聞こえていた頃の記憶から頭の中で音を組み立てるという解釈も可能かもしれませんが、彼女の場合、何でも叩いて新しく美しい音色を創り出す打楽器奏者です。記憶に頼っているとは考えられません。音は耳で聞く訳では無い、と強く感じます。
ヘレン・ケラーの自伝もお勧めです。冒頭の「言葉」を知る前の彼女の記憶の描写は、興味深いです。普通の人は言葉を覚える前の記憶を持っていない訳ですから、貴重な例だと思います。自伝の後半では季節の移り変わりや美しい自然に感銘を受けている彼女の心が描かれています。目が全く見えないのに、です。彼女の自伝にもエヴェリンと共通するものを感じました。
音も映像も、目や耳を使えても使えなくても、平等に其処にあります。それを感じる手段は違ったとしても同じものを見ることができる、ということではないかと思います。トンボの目と人の目は構造も映り方も全く違う訳ですが、見ているものが同じなら夫々の心には同じ世界が映っているはずだと思います。トンボは決して、小さなディスプレイを沢山並べたようにして世界を見ている訳では無いはずです。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/エヴェリン・グレニー
No.2
- 回答日時:
難聴者なので回答します。
と言っても完全にOFFではないのですが、友人に多数おりますので聞いてみました。
思考は「音」ではないそうです。むしろ感覚に近い。
言葉はわかります。何故なら自分の体を触ればそれが何であるのかわかるのと同じです。
赤ちゃんが自分の手をしゃぶるのと同じです。
音は重要ではありません。コミュニケーションは「言葉」だけでもないのです。
赤ちゃんの泣き声がそうですね。
難聴者でも声を出すことが出来ます。訓練をするのです。その後に言葉と物体を結びつけます。
聞こえている赤ちゃんでさえ完全に無音で育てれば話さないサイレントベイビーになることはお分かりでしょう?
ろうあ者でも同じなんです。
物事を把握するのは音でもなく目からの情報でもありません。
知的に障害が無い限りそれをわかる能力はあるのです。それが「感覚」なのです。
音というかそういう「音」という存在自体はわかりますよ。何故なら体感があるからです。
最初に静かなし~ん・・・という言葉を使ったのは手塚治虫だそうです。それまでは無音をどう説明していたのでしょうね?
それと同じです。
表現しなくても「現象」は起こります。それを感知できるから生きていられるのです。
なってみないと分からないし、まだまだ研究段階の分野ですから心理学だけでは解決は難しいでしょう。
これは心理学の分野ではないと思うのですが?
回答ありがとうございます。「感覚」ですか~。健常者が考え事などをするときに感じる内なる声や内なる耳みたいなものはあるのでしょうか?(わかりにくくてすいません)
No.1
- 回答日時:
認知心理学という学問がどんなものやら存じ上げませんが、おもしろそうですね。
とりあえず音が思考をなすのではなく、思考に音をあてて「認識」しているだけでしょうね。
耳は聞こえず目は見えずという中、触覚をもとに言語とコミュニケーションを獲得したヘレンケラー女史のような方もおられますし。
例えばたった今、あなたの耳が聞こえなくなったと想像してみてください。
そんなあなたに新しい単語を見せ、読み仮名やその意味も見せたとします。
あなたはその単語を使って思考を働かせることは出来ないでしょうか?
その他、音のない情報、新聞や辞書を見て語彙や知識は増やせないでしょうか?
音声の無いテレビを見ても笑えない?
全てそんなことはないと思います。
中途失聴者で音や文字を思考のベースに育った方の場合も恐らく同様のことがあてはまるでしょうね。
つまり思考において音は絶対必要条件ではなく、「音」は思考における表現方法の一つにすぎません。
思考とは言語イメージの連なりであり、音楽だけでなく、文字でも、絵画でも、彫刻でも、光でも、いくらでも他の表現で意識を表現したり情報を伝達することができるように思考もできるのでしょう。
あなたが「青」という文字に対してどのようなイメージを持っていて、それが私の持っている「青」のイメージ認識と異なっていようが、私もあなたも青は青として思考を持つことができる。
個性ってのもそういう「基礎認識の違い」がベースになっているのかもしれませんね。
質問に関係ないかもしれませんが、「言葉」すら思考の必要条件ではない。
例えばキーボードを高速ブラインドタッチするとき、各文字をどう認識して打鍵しているでしょうか?
慣れた人は例えば「か」という一文字を取ってみても、k-aと二文字の音節を意識して打鍵することはないはずです。
文節を打つにも、いちいち「k-A-N-G-A-E-R-U-space-enter」などという認識はしない。
「打鍵思考をする脳」にとっては、思考の中の文字列と指を動かすイメージは直接リンクしたものになっているのではないでしょうかね。
他にも、例えば「三7 歩」という文字を見て単なる文字列として認識するだけか、誰かが読み上げる音のイメージが浮かぶのか、将棋盤のイメージが浮かぶのか。人によって違いますよね。珠算暗算における「頭の中のソロバン」と「数字」の因果関係も同じようなものでしょうか。そういうのもなんだか面白くないですか?
思考のベースとなるイメージが何であろうと、思考自体はその束縛を受けずに自由で柔軟なものなのでしょう。
ちなみに、先天性難聴者の方は手話等のイメージでもって音の無い現実を補完されています。
耳も聞こえず目も見えない方にも、点字というものがありますね。
最近は音や光を電気信号として直接脳に届けたり、接触式パネルに表したりといった取り組みも進んでいます。
回答ありがとうございます。
先天性難聴者の方の世界はどのようなものなんでしょうか?文字を見てもただの記号にしか見えないのでしょうか?
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