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今年の日本の冬は異常に寒いですね。そこで思ったのですが、地球温暖化をして不都合な点というのは具体的にどういった点なのでしょうか?普通に考えて、寒いより暑い方が快適だし、気候で死ぬ人も少ない気がするのですが。

シロクマやマラリアのような子供だましは除いて、本当に問題となる核の部分を教えてください。

あと、京都議定書に参加している国全てがその条件を完全に満たし続けたとして、何年後、地球温暖化はそれ以外の場合と比較してどの程度和らぎ、それにより人類はどういう利益を得ることができると予想されているのでしょうか?

A 回答 (17件中1~10件)

(1)気温上昇とその影響については、


環境省の第4次評価報告書統合報告書概要(公式版)2007年12月17日version
の47/90コマ(13.気温上昇による主な影響)が参考になります。
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/ar4syr.pdf

(2) 京都議定書の主旨
・気温上昇を産業革命後より+2.0℃で抑えることを大体の目標としています。
(2007年のCOP15では+2.0℃で世界各国は合意しました。コペンハーゲン合意)
+2℃でも、ほとんどのサンゴが死滅するほどの被害が予測されています。

・+2.0℃で抑えるためには、2030年でCO2排出量を半減、2050年には
ほぼゼロにする必要があります。
根拠:IPCCに向けた主要な数値実験の終了とその成果(2011年2月) 
   ((独)海洋研究開発機構.(国)東京大学大気海洋研究所.気象庁気象研究所)

(3) 気温上昇別の人類の利益の差について
(1)の図表をみれば分かります。
4~5℃上がる場合と2℃で抑制された場合の影響を比較すればよい。

(4)「温暖化懐疑論」は司法でも間違っているとして決着しています。
・温暖化は嘘だと邪推する「学者」が、日本気象学会を訴えた事件では
2010年12月、最高裁判所で三行半で却下され敗訴が決定しています。

・懐疑論者が垂れ流す「温暖化懐疑論」を駆除するため、東京大学等は、
「温暖化懐疑論批判」を出版したが、これを懐疑論者が訴えた事件では、
2012年8月東京地裁で敗訴しています。

(5)暑い方が快適か
・暑くなると、毒性の菌(腐敗菌)などが活発になります。
最近の酒蔵では、冬でも気温が高いので、水を氷で冷やしながら
酵母菌の発酵を促しています。
・北極域の海は生物の豊富な海だと思います。
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地球が温暖化してくれないとプリウスが売れないからです。



ってそんな話は置いといて。

武田教授のお話が非常に参考になります。
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先ほどの回答に、少し修正を



 ‘・・・グリーンランドにある氷河が溶けて流れ出すくらいの気温になったら、
    それと同じくらい高緯度にある永久凍土に存在するメタンハイドレートの層が崩れ・・・’

グリーンランドにメタンハイドレートの層があるかのように、読めましたが実際には北極圏
にあります。グリーンランドの氷河が溶けだしたら、海水温が下がるからメタンハイドレートの層が崩れることはないという人がいるかもしれませんが、一時しのぎに過ぎないでしょう。
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まず第一に、「地球温暖化」はいま私たちが、実感できるくらい現実の問題だということを


はっきりさせておきたいのですが・・・。
いまだに地球温暖化なんてありえないという人がいますが、決して科学者たちの妄想とか、
ノストラダムスの大予言や都市伝説などの類の話ではないということです。
70年代、日本における真夏日の気温は、平均して25度前後でした。
それから、10年ほどして80年代には、30~35度、と明らかに上昇しているのがわかります。
とうとう2000年代になってから40度を超えたことは記憶に新しいですが、
まだそれでも気温の上昇は絵空事だという人がいて、正直驚きます。
ヨーロッパでは、真夏日に50度を超える気温が続いて、100万人規模で熱中症による死亡者が
発生しているのに!!
‘このままでいくと、暑さで人が死亡するぞ’ではなく、もう実際に暑さで人が死んでいるのです。
(それは年寄りの話でしょ・・という人がいますが、若い20代くらいの世代も熱中症で死亡しているようです。)
人がどんどん死んでいるので、それだけ二酸化炭素排出量が減り、温暖化は解消されるだろうと考えているのなら恐るべき考え方です。

‘太陽が停滞期にあるから気温の下降と温暖化の上昇が相殺されていいじゃないか’という人がいますが、ヨーロッパの誰かが言っていた‘このまま気温が上昇すれば、グリーンランドにある氷河が
溶けて流れ出すから、気温が下がるぞ・・・’みたいな、恐るべき楽観論です。
気温が上昇しつづけ、グリーンランドにある氷河が溶けて流れ出したら・・当然、永久凍土に
存在するメタンハイドレートの層が崩れ、地球規模で自然災害が発生することは間違いがないでしょう。
(巨大竜巻、津波、異常気象、異常寒冷現象など)
海水面が上昇することも致命的です。
ドキュメンタリー映画の「Beautiful Island」には、海水面が上昇して水没しかかっている
イタリアのベネツィアが映し出されています。もうどれだけ、水防の防波堤をたかくしても
海がベネツィアを飲み込むことは時間の問題です。こういったことは、イタリアだけでなく、
世界規模で起きると予測されています。(アメリカのニューヨーク、オランダ、ドイツ北部、ギリシアなど・・・。日本も東京周辺に海抜0メートル地帯と呼ばれる地域があって他人ごとではありません。)
その人は、よくあるようなSF映画ばりに、それで問題が解決すると思っているのでしょうか?
太陽の停滞期による寒冷現象が、地球温暖化による100度以上の気温(絵空事ではありません)と相殺されると・・・
それまでに人間は全員死ぬでしょう。
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別の視点からの回答をしてみます。



もし本当に地球温暖化していて、海面上昇や温暖化するとしても100年ぐらい先と想定されているようです。

そんな先のことは質問者様がおっしゃられているように、堤防などの土木技術で対応可能でしょう。

 水浸しになったツバルも土木技術で救ってあげる事も可能なのにと思っています。

気になるのは温暖化対策で数百億円の費用が現在も費やされています。

100年先の人類の心配よりも紛争地帯の子供たちや最貧国の餓死者、などの現在の不幸な人類を同じコストを費やして救うことのほうが国際的な問題として優先度が高い気がします。
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>本当に問題となる核の部分



 意図的に多くの人が温暖化に踊らされているという事実が問題の核です。

 まぁ、よくもこれだけ嘘を並べ立てたもんです。
 CO2削減は悪いことではありません。しかし、お立ち台で踊っている日本は実に滑稽。
 もはや世界から冷笑されてます。
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今までの気候や風土を前提にした、数百年~数千年に亘る資金や労力の投入が覆る事が問題です。



今回の津波が示す様に、ここまでは津波が来るとされていた場所まで確かに来て止まった実例があり、数百年前の経験が生かせなかった事が反省されています。

人間はそう言った長期間の経験を生かし、其々の適地に最適な用途を設定して、産業を行って来ています。

世界の穀倉と言われるウクライナや、黄金の丘(コートドール)と言われるフランスのブドウ畑は、営々とした農耕作業が蓄積して作られたものです。

今ほど機械力を持たない過去には、局地的に人が集中して砂漠化をもたらし、その自然環境によって滅びた文明(エジプト・メソポタミア・インダス)が多々あります。

日本でも温暖化により米どころ新潟のコシヒカリの品質が落ち問題になり、逆に北海道の米の品質が上がったという事が言われています。

仰る様に、悪くなるところも良くなるところもありますが、シベリアが温暖化して永久凍土が解け始めている事態を例にとれば、解け始めた凍土から腐敗によるメタンガスが発生し、山火事が頻発しても交通インフラが無くて現地に行けない状態で、農耕の作業に掛かれるのは事態が安定化する数百後かと言われています。

植物の成長は大変微妙なもので、狭い条件を外せば1からやり直しになってしまい、それまでの労力が無駄になります。

そう言った事で、人口爆発に向かう人類にとって大切な食物生産については、温暖化は数百年の間は悪影響を与えるでしょう。
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この回答へのお礼

非常に多くの方に回答を頂きありがとうございます。
量も多いので最新の方の回答へ、皆さんへの感謝を記しますが、何卒ご了承の程お願い致します。

No11の方を含め、京都議定書に関する質問へのご回答を下さった方など、いくつかの方からとても有意義な回答を得ることができました。

そうでない方に対して、一つ付け加えると、例えば海面の上昇、というのは私の想定する本質的な問題ではありません。それによって何が人類に引き起こされるかが、問題だと考えています。つまり、海面の上昇を防ぐための防波堤を築く支出が必要になる、というものがそれにあたりますが、これはそもそも現在の温暖化対策にかけている金額や経済損失の額から考えたら非常に少額なので、大した問題ではなく、これも本質的な問題にはなり得ません。つまり簡単に言えばWikiなどは役に立ちませんし、文献も賛否両方の本を2冊ずつほど読んでいます。

人口爆発が予想される地球においての気候変動による農業への影響などは、とても本質的な問題だな、と感じました。

しかし、地球温暖化は様々な学問が入り混じる複雑な問題だと思うので、もっと勉強が必要だと真摯に感じました。

ありがとうございます。

お礼日時:2012/02/20 19:50

夏に熱中症で死ぬ人が増える。

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震災前は温暖化問題が多く報道されエコも大々的に推進されていました。



温暖化は深刻な問題なのかも知れませんが目先の大問題に比べれば対したことはありません。

震災前に電力会社のCMで原子力発電はCO2を排出しないクリーンなエネルギーですってテレビで頻繁に流されていました。
個人的には大変な違和感がありましたがエコが必要ならばそうなのかとも思いました。

それが今では原発はほとんどが停止して火力発電の稼働により大量のCO2を排出するようになりました。

個人的には原発が全面廃止になってもまったく構いませんがこの温暖化問題はどうなるのだろうとの矛盾がどこかにあります。

今や日本にとっては温暖化よりも大問題が放射能による恐怖だと思います。
現時点で脱原発しても火力発電依存から脱却するまでは長い年月がかかると思います。

日本はこの面でも決断を迫られているのではないでしょうか。
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本来ならば 「ゆっくりと」進行する地球温暖化は好ましい現象です。


日本国内でも寒冷地に生活する人で温暖化を嫌う人は仕事上を除いては殆どいないのでは。
生物、とりわけ植物の生理反応は温度に大きく寄っていますから、温暖化すればそれだけ生理反応が順調に進行するようになり成長速度が速まります。
植物界が繁栄すればそれによっている動物界も繁栄します。
多くの動植物の生存難易度が緩和されていく為、今より5℃程度までの地球温暖化は絶賛推奨できます。
ましてや温暖化の原因が、もし、大気中CO2の濃度上昇であるならば、この上も無い好条件です。(CO2濃度が上がれば植物の成長が早まる)

現在の地球温暖化が問題なのは、
■ その温暖化の速度が異常に早すぎる。
からです。その為に、
【1】 局地的に旧来とは異なる異常気象が発生してしまう。← 気候変動問題
【2】 急激な温暖化に生物界が適応しきれず、多くの種が絶滅に瀕する。(人間文明にとっても危機)

海水面の急激な上昇は2の問題ですね。また最近の日本の寒波は1の問題。

京都議定書の内容が満足されてもIPCC論によれば温暖化は回避できません。
ま、IPCCはデタラメなものなので本当のところは分かりませんが、少なくともデタラメなIPCCの考察の線上では温暖化の回避は不可能で、未来の本格的な対処法が完成するまで温暖化速度を緩和させようとの試みです。
この努力が失敗した場合、既に顕著な気温上昇が発生していたはずですが、IPCCの仮説は誤り若しくは不完全な為、ここ数年は地球気温は安定しているか若しくは寒冷化してました。
原因は太陽活動の異例な低下でした。今は太陽活動も再び活発になってます。

地球気温変動の主因は太陽活動のアップダウンであり、これに副因として大気中CO2濃度の上昇が利いてきます。
大気中CO2濃度上昇は主として自然界からのCO2発生によります。
感覚的には温暖化が先にあってその為に自然界から大量のCO2が発生していると見るのが正解かと。
更に加えて人間が自然環境を破壊した為に、自然界から発生するCO2を充分に吸収しきれない。自然界の炭素循環の平衡機能が狂ってしまってるのですね。
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