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イランの核開発問題で、また中東がキナ臭くなってきましたね。

で報道によれば、国連がイランの核開発を阻止できなければ、イスラエルは独自でイランの施設を攻撃する可能性が大きいとか。

イスラエルから見れば、イランの核開発が成功すればイスラエルを攻撃してくる、それなら先に ・・・ こんな感じになっているようです。

ここで質問ですが、なぜイランは戦争の危険性まで犯してイスラエルを挑発するのでしょうか? イスラエルなんて、放っておいても毒にも害にもならないように思うのですが、よく分かりません。

例えば

1. イスラムの聖地をイスラエルが抑えているから? それなら、サウジとか他のイスラム諸国も一緒にイスラエルと事を構えるはずですが、なぜイランだけが尖がっているのでしょうか?

イラン以外に、イスラムの国なんて世界中に何十とあるはずです。

2. イスラエルがパレスチナ人の権利を奪っているから? この場合でも、上の1と同じように他の国も核開発してイスラエルと緊張状態になっているはずです。


イランから見れば、イスラエルなんて放っておいても自国を攻撃してくる可能性なんて無いのでは? と思うのですが、なぜ戦争を起こす覚悟までして核の開発を急いでいるのでしょうか?

A 回答 (10件)

No.6です。


何度もすみません。
肝心の質問の答えがなかったですね。

>なぜイランは戦争の危険性まで犯してイスラエルを
>挑発するのでしょうか?

イスラエルを挑発しているというより、アメリカから身を
守るために、核武装しようとしています。

イランはイスラム原理主義、過激派もイスラム原理主義。
イスラエルとレバノンのイスラム過激派ヒズボラが戦闘
した時、ブッシュ米大統領は、イランとシリアをヒズボラを
支援していると非難しました。
アメリカにとって、イランはテロを支援する「ならず者国家」。
他に北朝鮮・イラク・アフガニスタン・リビアがあります。

9.11アメリカ同時多発テロが起き、ブッシュ米大統領は、
陸軍士官学校卒業式で、国際テロや「ならず者国家」の
脅威に対して「抑止」は無力であり、先制攻撃による敵の
体制転換しか方法がない、と演説しました。
そして、アフガニスタン・イラクに先制攻撃を仕掛けました。

つまり、イランはアメリカに攻撃されるかもしれないので、
核武装して、アメリカの攻撃から身を守ろうとしています。
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この回答へのお礼

fedotov さん、何度もお答え頂き、有難うございました。
先のお答えと合わせてお礼を申し上げます。
また、お礼が遅くなり申し訳ありません。

お説を拝読して、同じイスラム圏でもサウジとイランは全然違う事が分かりました。
もしかするとイランはサウジを裏切り者として敵視し、そして事を構える可能性も無きにしもあらずかなと感じています。
また、反米の旗頭のビンラーディンもサウジ出身だと聞いていますので、この辺、不思議な感じがします。

でもイランですが、アメリカやイスラエルと本気で対抗して何のメリットがあるのかな ・・・ こんな印象を受けています。 
経済制裁で国内経済はボロボロ、おまけにもしアメリカと戦火を交えようものなら国自体が亡びるわけですから。
「心情的に嫌いでも、放っておけば良いものを」と感じざるを得ません。

お礼日時:2012/02/27 18:38

無知な人がイランは"アラブ"の盟主などと言っていますが、イランは"アラブ"ではありません。



イランは"ペルシャ"です。イラク、サウジなどが"アラブ"です。

この点が日本人には非常にわかりずらいところで、よく勘違いしている人がいます。

中国、朝鮮と日本が似ているようで全然、似ていないのと同じようなものです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、イランはアラブではないのですね。
この辺が日本人には分かりにくいところですね。

お礼日時:2012/02/27 18:45

No.6です。



>サウジとか他のイスラム諸国も一緒にイスラエルと事を構える

イランにとってサウジアラビアはアラブの裏切り国家。
イランはアラブ諸国の中で孤立しています。
イスラムには「穏健派VSイスラム原理主義」の対立があり、
穏健派≒親米、イスラム原理主義=反米(≒過激派)です。

かつて王政だったイランは、社会主義・ソ連の脅威から、
アメリカの援助を受けて欧米化・民主化が進んでいた為、
ホメイ師など反欧米のシーア派宗教指導者が怒って、
イスラム革命で王政打倒しました(イラン革命)。

周辺のアラブ国家(王政が多い)は、昨年のアラブの春の
ようにイスラム革命が飛び火する事を恐れ、イランとの間
に溝ができ、国境争いしていたイラクがイランに侵攻
(イラン・イラク戦争)。

クウェートはイラン・イラク戦争でイラクを支援していましたが、
石油価格暴落で財政的に苦しむイラクは、石油増産を続ける
クウェートに侵攻(クウェート侵攻)。

同じく石油増産する親米のサウジアラビアは、イラクの侵攻を
恐れ、国防の為に国内に米軍基地を設置。
イスラエルがアラブ国家に攻撃された時、サウジアラビアの
米軍基地がイスラエルを守ります。
だから、イスラエルとサウジアラビアの戦争はありません。
でも、イスラム圏で、イスラム国家を攻撃する為の米軍基地
設置は裏切り行為です。
なので、アメリカは貴重なアラビア半島の基地を維持する為、
イスラエルを擁護するように、サウジ王政を擁護しています。
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イランの核開発は、自国で核のカードを持ちたいということではないでしょうか?



外交上、軍事上有利です。

それとイスラエルは、中東地域の核開発には敏感です。イラクのオシラク原子力発電所の建設途中で爆撃してますし最近ではシリアの原子力施設と思われるところを爆撃しています。

またイスラエルは正式には認めていませんが原爆を持っていると国際社会からはグレー以上に疑われています、その対抗もあると思います。

第1次中東戦争から拡大路線ということもあると思います。

要は、日本が北朝鮮を信用しないようにイスラエルを信用しないということでしょう。

またイランはホメイニ革命から反米路線ですからイスラエルは同じ敵です。

サウジなどはアメリカ軍の基地があるくらいですからイスラエルから攻撃はないでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

お説のように、イランからみたイスラエルは、日本からみた北朝鮮のようだと思うのですが、日本はいくら嫌いだからといって軍事的衝突はしませんよね。
また北朝鮮の方も日本を攻撃しても、自国が亡びるだけで何も得るものが無い事が分かっているはずです。
従って、日本と北朝鮮が軍事面で衝突するなんて、あり得ない・・こんな感じを私は持っています。
でも、イランは本気でイスラエルやアメリカと衝突しても構わないと考えているようです。
いくら憎いとか嫌いと言っても、そんな事をやって、一体何の得があるのかと不思議な感じがしています。

お礼日時:2012/02/27 18:43

>あの場所は旧約聖書の時代、もともとユダヤ人が


>住んでいた場所で、
アラブ人…アラビア人、つまりアラビア半島の原住民。
ユダヤ人…『旧約聖書』では、エジプトから移住。

モーセに率いられて「出エジプト」し、モーセ亡き後、
従者ヨシュアが「カナン侵攻」し、抵抗するものは殺し、
家に火を放って街を焼き払い、降伏した者は奴隷に
しました。
つまり、ユダヤ人は、もともとの原住民を大量虐殺
して、イスラエル王国を建国しています。

>何かの理由で土地を奪われ、そして民族が世界中
>に散らばったという事も聞いた事があります。
イスラエル王国は、ローマ帝国に征服されました。
でも、ユダヤ人が大きな反乱を2回も起こした為、
ローマ帝国はユダヤ人の統治は困難と判断して、
ユダヤ人を追放しました。

余談ですが、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も、
『旧約聖書』を経典とする、同じ唯一神を信仰する
宗教で、違うのは預言者です。
カナン侵攻でも書きましたが、ユダヤ人以外の者は、
服従するか殺されるか。
ユダヤ人以外は、ユダヤ人に奉仕する奴隷なので、
改宗してもユダヤ人にはなれず、救われません。
そこで、ユダヤ教で救われない人を救うキリスト教が
生まれました。
キリスト教は、改宗するか殺されるかで、改宗すれば
キリスト教徒になれるので、ユダヤ教より寛容。
ただし、有色人種は白人から差別されて救われない。
そこで、キリスト教で救われない有色人種も救われる
イスラム教が誕生。
イスラム教は、改宗するか納税するか殺されるか。
イスラム教徒より多く納税すれば改宗しなくて良いので、
とても寛容。
なので、トルコ帝国時代のパレスチナは、イスラム教徒・
キリスト教徒・ユダヤ教徒が平和に暮らしていました。
それなのに、英・仏・露がトルコ帝国の領土を植民地に
しようと第一次世界大戦で、英国はアラブ人に独立を
約束してアラブの反乱を起こさせました。
一方で、、英国はユダヤ人ロスチャイルドに戦費調達の
見返りに、イスラエルにナショナルホーム建国を約束。
三枚舌外交した英国は、アラブ人との約束を反故にし、
ユダヤ人はイスラエルを建国し、アラブ人から土地を
奪って追放しました。
金貸しを忌むべき職業とするキリスト教圏では、ユダヤ人
が金融を支配しているので(イスラム教では利子を取る
金貸しを禁止)、アメリカがイスラエル支援を続けたのが、
9..11などイスラムテロの原因です。
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既にNo1にて見事な回答がついてますが、その通りの経緯があります。


世界史を学んだ人なら当たり前ですが、イスラムにはシーア派とスンニ派があります。
どちらに属するかというのが基本的な命題になります。

実際にみるとシーア派が圧倒的にイラン周辺に集まっていることが分かります。
飛び地みたいになっているところは事実上、イランの別働隊ともみることができます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …

スンニ派は穏健派が多いのですが、とりわけ統治者が今の生活に満足しています。
石油利権で指導者ともくされる王族が欧米資本と結びついて放蕩生活を送っています。
つまり、王族を追い出して革命を成功させたイランなど迷惑以外の何者でもないのです。

一方、貧しい一般のイスラム教徒の多くは米国や英国に憎悪の念を持っています。
だから心情的にイランを応援している人もたくさんいるのです。

中東を安定させて一族の贅沢を継続したい王族と一般市民の対立と見ると
別の見方が浮上してくると思います。

イランはそれほど国が貧しいわけではありませんが、シーア派はどちらかというと過激です。
それはフセイン政権下でも虐殺が合ったように、少数ゆえの宿命です。
国民が妥協を許さない性格ですから、統治者もあなたの表現を借りるなら尖るしかありません。
妥協は統治者として失墜を意味するからです。

イランが核開発を急いでいるのはイラクがやられたからですね。
米国は10年単位でどこかと戦争を起こしていることが分かります。
放置しておいても勝手に米国がイチャモンをつけてきて攻撃してきます。
後、残っているのはイラン、北朝鮮、アフリカのどこか、キューバ・・・くらいです。
イランがそろそろ俺がやられる番だと思っても不思議はないでしょう。
自分の身は自分で守るしかありません。
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この回答へのお礼

詳しい解説、有難うございました。
おっしゃるように、アメリカは常に戦争の相手を探す癖があるようですね。
あのイラクだって、結局は濡れ衣だったはずです(フセイン側も相当アメリカを挑発したようですが)。
アメリカ政府は軍需産業に大きく依存しているので、定期的に戦争せざるを得ない国になっているのでしょうね。
となると、イラクの次は俺か ・・・ イランがこう考えるのは当然ですね。

考えると、あのアメリカでも核兵器を所持している国と本腰でドンパチを起こした経験はないはずですので、イランが核開発を急ぐのはそれなりに理由があると理解しました。

お礼日時:2012/02/21 17:31

イスラエルはイスラム圏に侵入して付くいられた国家だからです。

元々そこはイスラムが居住していた土地でイスラムを追い出して建国しました。それにイスラムの聖地でもあるエルサレムもイスラエルが占拠しているからです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
たしかに第二次大戦終了後、パレスチナ人を追い出してイスラエルを建設したという歴史がありますね。
ただ解説によると、あの場所は旧約聖書の時代、もともとユダヤ人が住んでいた場所で、何かの理由で土地を奪われ、そして民族が世界中に散らばったという事も聞いた事があります。
いわゆるホロコーストというものでしょうか。

これが事実だとすれば、お互いに言い分があるように思います。
ただ、問題解決ははるか先の話になるかもしれませんが。

お礼日時:2012/02/21 17:25

イランが原子力発電所の操業を始めているだけであり、


イランの目的はイスラエルの挑発ではありません。

しかし、イランの原子力開発は、IAEAが管轄する国際協定に抵触するおそれがあり、
査察が入っています。

イスラエルが、イランの原子力発電所を先制攻撃して、
空爆する可能性は低いと考えます。
イスラエル空軍は、シリア上空を飛行して、
イラン国内で空爆する戦闘能力を保持していません。

また、イスラエルの先制攻撃が、
イラン及びアラブ諸国からの報復を引き起こすことに鑑みて、
イスラエルが先制攻撃で空爆することはないでしょう。

もっとも、イスラエルでなく、米国がイランに対して、
軍事行動を起こす可能性はあります。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、イランに対して攻撃するのはイスラエルではなく、アメリカになる可能性が高いわけですね。
となると、アメリカに軍事面で勝てる国など地球上に存在しないし、結局、大きな被害や損害を受けるのはイラン自身になるのに何で? という疑問が解消されませんね。

お礼日時:2012/02/21 17:21

イランがヒズボラに武器を提供してイスラエルでテロを起こさせるからです。


テロと言っても爆弾を身にまとってバスを爆発させるようなレベルだけではなく、多連装ロケット砲を打ちこんだりします。

イランの核武装は国威発揚や指導者の政権維持などがあり、単純に対イスラエルだけを見たものではありません。
建国以来アメリカとずっと潜在的に敵国ですし、イラクと同じように自国に石油を卸さない産油国なのでアメリカは機会あれば潰そうとするでしょう。
自国の独立性と安全保障の確立のためには当然核武装が必要でしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。
おっしゃるように、イランはアメリカに対しても凄い敵視していますよね。
「敵の味方は敵」ということで、イスラエルに対しても必要以上に挑発(?)しているのでしょうね。
でも戦争になれば、結局大きな損害を受けるのはイラン自身のような感じがするのですが ・・・

お礼日時:2012/02/21 17:19

1、イランが核開発をする理由。


(1)イラクは、核を持たなかったので
 米国に侵略された、と考えている。
(2)イスラエルが核を持っているから。
(3)人類文化発祥というイラクの誇り。
(以上は、国際政治学者 高橋和夫教授 より)

2,イスラエルはアラブ共通の敵です。
金と腕力でパレスチナを奪い取り、お陰で
パレスチナに住んでいた数百万人はホームレス
です。

”イスラムの聖地をイスラエルが抑えているから? それなら、サウジとか他のイスラム諸国も一緒にイスラエルと事を構えるはずですが、なぜイランだけが尖がっているのでしょうか?”
  ↑
(1)アラブはアラブで内部闘争をやっています。
これは、昔英国が支配していたとき、民族や歴史、宗教を
あえて無視して、国境を引いたためです。
だから一枚岩になれません。
英国の策謀が効いています。

(2)他の国もイスラエルを叩きたいのですが、
イスラエルが強いので手が出せないのです。

(3)サウジなど、米国寄りの国もあります。

(4)イランはアラブの盟主という誇りがあります。
それと同時に、米国寄りであった、パーレビ国王
を追い出して、現在の国を造ったという歴史が
あります(イラン革命)。
その時、米国大使館を占拠して、米国との仲が
決定的に悪くなりました。



”イスラエルがパレスチナ人の権利を奪っているから? この場合でも、上の1と同じように他の国も核開発してイスラエルと緊張状態になっているはずです。”
  ↑
イランの例を見ても判るように、米国やイスラエルが怖いからです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、イランにはアラブの盟主という誇りがあるわけですね。
そのため、他の国が黙っていても、イランだけは実力で意思を表す ・・ こんな感じになっているのでしょうね。
何となく理解できました。

お礼日時:2012/02/21 17:15

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