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 去年の6月に父(72歳)が大腸がんで手術を受けました。その後今年初めに肝臓への転移が見られました。幸いにして1.5cmで手術可能な場所なのでなるべく早く手術をすることで話を進めています。

 お聞きしたいことは、術後抗癌剤治療が始まるということなので、抗癌剤感受性試験を受けてみてはと、父に相談し、担当医の方に相談した結果、「判定が不確実すぎて意味がない」という内容のお話をお聞きしました。

 ただ、聖マリアンナ医科大学病院、がん研有明病院などのニュースではそれなりに意味があるように見受けられます。

 私も父も、これから長い治療を想定しているので早い段階から無用な投薬は避けたいと考えているのですが、先生のお話を聞く限り、標準医療に沿った治療内容なのでそれでも問題ないような気もしてなりません。正直判断に迷っています。

 最終的な判断は父がすると思いますが、「抗癌剤感受性試験の有効性」についてご意見やアドバイスをお伺いしたいと思います。宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

抗がん剤感受性試験は、まだまだ試験段階の技術です。


要は切り取ったがんに抗がん剤をかけてみて、死ぬかどうかを確かめる試験ですが、
一般的には概ね主治医の先生がおっしゃるように「まだ確立されていない技術で信頼性が薄い」という認識です。

その理由として、例えば以下のようなものがあります。
抗がん剤を直接かけるのと、人体というブラックボックスを介して投与するのでは効き目(難しく言うと薬物動態と言います)が全く違います。
だからがんに抗がん剤をかけて死んでも、人の体が抗がん剤を処理する能力に優れていれば、体内の濃度が十分に上がらず効き目が出ません。
逆に感受性が無いと判断されても、人の体が抗がん剤をあまり処理できなければ、体内濃度が予想以上に上がり、がんに効く可能性もあります。

中でも大事な事は、「感受性が無いと判断された人の中にも、効く人がいる」という事実です。
つまり治療するチャンスがあったのに、それを失ってしまう人がいる可能性があるという事です。

抗がん剤はほぼ100%副作用が出る薬ですが、1回の投与がいきなり命に関わる事は稀です。
また少なくとも現在の標準治療は、ある程度科学的根拠が証明されている治療ですので、
不確実な検査に左右されるより、まずは試してみて考えるのが順当な考えかと思います。

この回答への補足

今回、父のがんは手術により取り除くことができると考えられます。抗癌剤は再発予防の意味で投与されます。よって、抗癌剤の「効果」をCTやレントゲンで確認することはできず、ただ投与し続けるというプロセスを取ると、勝手に想像しております。血液検査などで「これは効いている」という、目安となる検査はあるのでしょうか?

補足日時:2012/03/01 09:32
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「無用な抗癌剤を避けたい」を主眼に置き過ぎると大切な治療に支障をきたす恐れがあると認識しました。父方の親戚は薬に敏感な方が多いので注意したいのですが、もう少し冷静に判断したいと思います。

お礼日時:2012/03/01 09:00

残念ながら、抗がん剤感受性試験は、


病院によって受けられる癌の種類が違う、
試験の方法が違うなど、色々な問題があり、
一定の水準に達していないのです。

つまり、どの病院で検査を受けても、同じ結果がでる
というレベルに達していないのです。
でも、無駄と一蹴できるほど、ひどい状態でもありません。

さらに言えば、A病院でやっているから、B病院でも受けられる
というわけにはいかないのが、この試験のやっかいな所です。
無理矢理に、自由診療で検査を受ければ、
そのために、治療全体が自由診療になり、
数万円の自己負担が、たちまち、百万円単位になるという問題もあります。

なので、単純にはお答えできない問題なのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「無理矢理~」の文面がかなり気になり、参考になりました。担当医も人間なので確かに無理矢理は良くないと思いますが、命が掛かっているので冷静に判断したいと思います。

お礼日時:2012/02/29 09:20

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