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QNo. 7354917の続きです.natureに掲載された論文の訳です.苦戦です.どなたか添削をお願いします.

(1)Although melatonin signalling appears to be disrupted in the NMR, its circadian rhythms were maintained in terms of locomotor activity and body temperature when exposed to periodic light/dark changes.
(1)NMRのメラトニン情報伝達の出現は混乱をきたすとはいうものの、その24時間周期のリズムは、周期的な明暗の変化に曝されたとき、自発運動の条件および体温が維持される.
(意味) NMRのメラトニン情報伝達物質の出現により,(24時間周期の自発運動や体温調節機能が)混乱するが,昼夜の明暗により24時間周期のリズムが維持(改善)される.
(2)Our finding is consistent with a previous report that MT1/MT2 knockout mice maintained essentially normal circadian rhythms25.
(2)我々の発見はHT/MT2のノックアウトマウス(染色体にある両方の対立遺伝子を人工的に特定の機能を失わせたマウス)が本質的に普通の概日リズムを維持するという先行レポートと矛盾しない.
(3)These mice also showed decreased insulin secretion25.
(3)これらのマウスは,減少したインスリンの分泌を示した.
(意味)ノックアウトマウスのインスリン分泌量は減少していた.
(4)Likewise, our transcriptome analysis of the NMR revealed decreased expression of genes involved in insulin/IGF-1 signalling in the liver compared to mice (Supplementary Fig. 15).
(4)同様に、我々のNMRの転写部分(transcriptome)の分析は,(ノックアウト)マウスと比べてインスリン/IGF-1の肝臓中の情報伝達に携わる遺伝子の低下した発現を示した(付図15).
(5)To explain the extraordinary resistance of the NMR to cancer3, a two-tier protective mechanism involving contact inhibition mediated by p16Ink4a and p27Kip1 was proposed4.
(5)NMRの癌に対する驚くべき抵抗力を説明するために, p16Ink4aおよび p27Kip1により影響される接触阻害因子を伴う2重保護のNMRが提案された. 
(意味)NMRの癌に対する驚くべき抵抗力は,p16Ink4aおよび p27Kip1が関与する接触阻害因子を伴う2重保護による説明が提案される.
(6)The involvement of p16Ink4a is unusual, since humans and mice show only contact inhibition mediated by p27Kip1.
(6)p16Ink4aの関与は並外れている.(知っての通り)ヒトおよびマウスはp27Kip1により影響される接触阻害が唯一観察される.
(意味)p16Ink4aは大きく関与する.一方,ヒトおよびマウスではp27Kip1による接触阻害が唯一知られている.
(7)We analysed the gene locus and the transcriptome reads corresponding to tumour suppressors p16Ink4a and p19Arf.
(7)我々は遺伝子座を解析し、トランスクリプトーム(ゲノムから転写されるmRNAの総体)が腫瘍抑制遺伝子p16Ink4a および p19Arfに相当することを理解した.   
(8)As in mice, the p16Ink4a transcript consists of three exons (Supplementary Fig. 16). (8)マウスと同様に, p16Ink4aの転写物は3つのエクソンで構成される(付図16)
(9)However, sequence similarity in the last exon is low, and two early stop codons in the second exon were predicted to result in a shorter, 14-kDa protein (Supplementary Fig. 17).
(9)しかしながら、最後のエクソンの配列相同性は低く、セカンドエクソンにおける2つの早期終止コドンは、短い14KDaのタンパク質に由来することが予想される(付図17)

A 回答 (3件)

 bakansky様な正確な訳で充分と思いつつも、私もせっかく読むのであればということで。


 でも手伝ってくれる方が増えてくださって良かったですね。

>(1)Although melatonin signalling appears to be disrupted in the NMR, its circadian rhythms were maintained in terms of locomotor activity and body temperature when exposed to periodic light/dark changes.
>(意味) NMRのメラトニン情報伝達物質の出現により,(24時間周期の自発運動や体温調節機能が)混乱するが,昼夜の明暗により24時間周期のリズムが維持(改善)される.

「ハダカデバネズミ(NMR)体内のメラトニン信号伝達は阻害されているようではあるが、周期性のある明暗環境下では、自発運動量や体温は(リズミカルに)保たれている。」

>(2)Our finding is consistent with a previous report that MT1/MT2 knockout mice maintained essentially normal circadian rhythms25.
>(2)我々の発見はHT/MT2のノックアウトマウス(染色体にある両方の対立遺伝子を人工的に特定の機能を失わせたマウス)が本質的に普通の概日リズムを維持するという先行レポートと矛盾しない.

「MT1およびMT2を遺伝子的に抑制したマウスでも、基本的には通常のサーカディアンリズムが保たれたという報告があるが、今回得られた知見は、それと齟齬をきたさないものである。」

 MT1/MT2って、メタロチオネインだと思いますが、サーカディアンリズムとの関係はよく分かりません。うーん、どうなんでしょう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF% …

>(3)These mice also showed decreased insulin secretion25.
>(意味)ノックアウトマウスのインスリン分泌量は減少していた.

 問題ないと思います。

>(4)Likewise, our transcriptome analysis of the NMR revealed decreased expression of genes involved in insulin/IGF-1 signalling in the liver compared to mice (Supplementary Fig. 15).
>(4)同様に、我々のNMRの転写部分(transcriptome)の分析は,(ノックアウト)マウスと比べてインスリン/IGF-1の肝臓中の情報伝達に携わる遺伝子の低下した発現を示した(付図15).

「同様に、ハダカデバネズミ(NMR)のトランスクリプトーム(全mRNAの集合)を解析したところ、肝臓中のインスリン様増殖因子IGF-1のシグナル伝達に関与する遺伝子の発現は、マウスと比べて低く抑えられていることが分かった(付図15)。」

>(5)To explain the extraordinary resistance of the NMR to cancer3, a two-tier protective mechanism involving contact inhibition mediated by p16Ink4a and p27Kip1 was proposed4.
>(5)NMRの癌に対する驚くべき抵抗力を説明するために, p16Ink4aおよび p27Kip1により影響される接触阻害因子を伴う2重保護のNMRが提案された. 
(意味)NMRの癌に対する驚くべき抵抗力は,p16Ink4aおよび p27Kip1が関与する接触阻害因子を伴う2重保護による説明が提案される.

「ハダカデバネズミ(NMR)の異様なまでの抗ガン性を説明する要因としては、p16Ink4a(サイクリン依存性キナーゼ阻害因子p16)とp27Kip1(サイクリン依存性キナーゼ阻害因子p27)が関与する2段階の接触抑制が考えられる。」

>(6)The involvement of p16Ink4a is unusual, since humans and mice show only contact inhibition mediated by p27Kip1.
>(6)p16Ink4aの関与は並外れている.(知っての通り)ヒトおよびマウスはp27Kip1により影響される接触阻害が唯一観察される.
>(意味)p16Ink4aは大きく関与する.一方,ヒトおよびマウスではp27Kip1による接触阻害が唯一知られている.

「ヒトやマウスの接触抑制ではp27Kip1だけが関与していることから、こうしたp16Ink4aの関与は異例であると言わざるを得ない。」

>(7)We analysed the gene locus and the transcriptome reads corresponding to tumour suppressors p16Ink4a and p19Arf.
>(7)我々は遺伝子座を解析し、トランスクリプトーム(ゲノムから転写されるmRNAの総体)が腫瘍抑制遺伝子p16Ink4a および p19Arfに相当することを理解した.   

「遺伝子座の分析とトランスクリプトームの解読を行い、それが腫瘍抑制因子p16Ink4aとp19Arfと一致することを突き止めた。」

>(8)As in mice, the p16Ink4a transcript consists of three exons (Supplementary Fig. 16).
>(8)マウスと同様に, p16Ink4aの転写物は3つのエクソンで構成される(付図16)

「マウスと同じく、p16Ink4aの転写物は3個のエクソン(mRNAの塩基配列に残る素のDNAの構造配列)から成る(付図16)。」

>(9)However, sequence similarity in the last exon is low, and two early stop codons in the second exon were predicted to result in a shorter, 14-kDa protein (Supplementary Fig. 17).
>(9)しかしながら、最後のエクソンの配列相同性は低く、セカンドエクソンにおける2つの早期終止コドンは、短い14KDaのタンパク質に由来することが予想される(付図17)

「しかしながら、三番目のエクソンの配列類似性は低いため、二番目のエクソンにおける二つの停止コドン(mRNA配列の翻訳終了地点)が、(マウスと比べて)不足気味の14-kDaのタンパク質量しかないのではないかと推測される。」
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この回答へのお礼

cozycube1さん いつも丁寧な添削ありがとうございます.

>でも手伝ってくれる方が増えてくださって良かったですね。
とてもうれしいです.

…くじけそうになったとき,励ましてくださったcozycube1さんにはとても感謝しています.
今後とも宜しくお願いします.

今回は3人の方から,丁寧なアドバイスを頂きました.ベストアンサーをお一人に決めることができません.心苦しいのですがベストアンサーなしとさせて頂きます.

お礼日時:2012/03/19 22:24

> (1) Although melatonin signalling appears to be disrupted in the NMR, its circadian rhythms were maintained in terms of locomotor activity and body temperature when exposed to periodic light/dark changes.



 メラトニンによる信号はNMRにおいて妨害されるように見えるが、明るい時間と暗い時間という周期変化に晒されると、自動運動と体温という形で日周リズムが保持される。

> (2) Our finding is consistent with a previous report that MT1/MT2 knockout mice maintained essentially normal circadian rhythms25.

 これは MT1 あるいは MT2 の機能を失わせたマウスでも基本的に正常な日周リズムを維持するとした先の報告内容に一致する。

> (3) These mice also showed decreased insulin secretion.

 また、これらのマウスにもインシュリンの分泌量の減少が見られた。

> (4) Likewise, our transcriptome analysis of the NMR revealed decreased expression of genes involved in insulin/IGF-1 signalling in the liver compared to mice (Supplementary Fig. 15).

 また、肝臓中で分泌されるインスリン様成長因子 (Insulin-like growth factor 1) の受け渡しにかかわる遺伝子の発現がマウスに比べて低いことが、NMR のトランスクリプトーム解析で判明した (付図15)。

> (5) To explain the extraordinary resistance of the NMR to cancer, a two-tier protective mechanism involving contact inhibition mediated by p16Ink4a and p27Kip1 was proposed.

 なぜ NMR は非常な抗癌性を有するのかという理由については、p16Ink4a と p27Kip1 を媒介とする接触阻止を含む二重の保護メカニズムが存在するのではないかという説が出されている。

> (6) The involvement of p16Ink4a is unusual, since humans and mice show only contact inhibition mediated by p27Kip1.

 人間であれマウスであれ、p27Kip1 を媒介とする接触阻止しか見られないので、p16Ink4a がかかわっているということは普通では考えにくい。

> (7) We analysed the gene locus and the transcriptome reads corresponding to tumour suppressors p16Ink4a and p19Arf.

 遺伝子座を解析してみると、トランスクリプトーム p16Ink4a と p19Arf という2つの腫瘍抑制因子に相当するものが読み取れる。

> (8) As in mice, the p16Ink4a transcript consists of three exons (Supplementary Fig. 16).

 マウスの場合と同じく、p16Ink4a の転写は3つのエクソンから構成される (付図16)。

> (9) However, sequence similarity in the last exon is low, and two early stop codons in the second exon were predicted to result in a shorter, 14-kDa protein (Supplementary Fig. 17).

 しかし最後のエクソンの配列相同性は低く、第2エクソンの2つの初期終止コドンはより短い 14-kDa 蛋白質と化してしまうのではないかと見られた (付図17)。


* 一応訳してみましたが、何が何やら分からなくなってしまいました。全く知識がありませんので直訳してみただけです。かなりおかしな部分もあるかもしれません。

* ただ、(9) の 「短い14KDaのタンパク質に由来する」 という質問者の訳には疑問を抱きました。result in ... は 「結果として・・・になる」 という表現ではないでしょうか。

* 他には特に気になる部分はありませんでした。
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この回答へのお礼

bakanskyさん 丁寧な添削ありがとうございます.後ほど頂いた,訳を参考に訳し直してみます.
これからも,宜しくお願いします.今回は3人の方から丁寧なアドバイスを頂きました.
…心苦しいのでしが,ベストアンサーなしとさせて頂きます.

お礼日時:2012/03/19 22:12

(9) は明らかにおかしいよね. 「2つの早期終止コドン」が「短い14KDaのタンパク質に由来する」ってどういうこと?

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この回答へのお礼

そのような内容かと読みました.

お礼日時:2012/03/19 22:04

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