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ビィシーフランス政権の正当性が否定された国際法的根拠がわかりません。
戦前からの流れで考えれば、合法的に選挙で選ばれた、しかも交戦国ですらないビィシーフランス政権が存在そのものを否定されなければならない法的根拠がまったく理解できません。
どちらかというと、単なる陸軍次官が何の根拠もなく正当性を主張した自由フランスの方に疑問を感じますが。
無条件降伏した日本よりも、厳しい処分が中立国の政権に対して行われたのはあまりにも不当では?

A 回答 (3件)

 イギリスは、終始フランスのヴィシー政権を否定していましたし、アメリカも1942年11月8日のトーチ作戦によるゴタゴタ(小規模ながらもフランス・アメリカ両軍の戦闘が発生)が元で、断行しています。



 つまり、ヴィシー政権を承認すると言うのは、勝者が敗者の理論を受け入れると言う逆転現象生じさせるものですから成立しないのは当然です。

 そもそも、

>戦前からの流れで考えれば、合法的に選挙で選ばれた、しかも交戦国ですらないビィシーフランス政権が存在そのものを否定されなければならない法的根拠がまったく理解できません。

 ヴィシー政権が成立した、戦前からの流れを連合国が了承できないから、連合国と枢軸国が戦争をしていると言う事を忘れないで下さい。
 (元凶たるドイツの他国侵攻)

 また、フランスの大統領はアルベール・ルブランが公式には1944年まで保持し続けていた(フランス解放後にシャルル・ド・ゴールと会見し、大統領を正式に辞した。)のですから…。
 (抗戦継続派(首相であったレノーやルブラン)を拘束して、ドイツの威光を元に成立したヴィシー政権が合法的かは微妙な所です。←イギリスは認めていない。)

 まあ、自由フランス政府だって連合国は手放しで認めていた訳ではないのですが…。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なぜかビィシー政権を第三共和制の継続のように誤解してたのですっきりしました。

お礼日時:2012/03/26 12:52

法的根拠などありません。

ご都合主義です。フランス国民は第一次世界大戦による疲弊に懲りて、戦争などまっぴらとばかりにさっさとナチスドイツに降伏しました。といってナチスドイツを積極的に支持したわけでもなくて、ただひたすらに、もう戦争など嫌だという一念があっただけです。

それがナチスドイツが降伏するや否や、ころっとヴィシー政権はインチキだなどといいだす始末です。政権発足当初は、平和的にフランスの独立を保った英雄だなどとペタン元帥に熱狂していたにもかかわらず。

そして何くわぬ顔で国際連合の常任理事国の地位に収まるわけです。余りにも調子良すぎます。

しかし、それが伝統的な白人の行動パターンでもあります。彼らは国際法に基づいて判断をしているわけではなくて、自分たちの都合の良い判断をしているだけなのです。彼らにとっては、自分たちの判断を正当化する為に国際法を利用しているだけだということなのですね。その国際法が都合が悪ければ、都合の良いようにルールを捻じ曲げます。政治の世界だけではなくて、ビジネスやスポーツの世界でも同じです。日本が台頭してくると、白人は日本に不利なようにルールを改正します。彼らは自分たちの都合だけが常に最優先であり、どちらが得かよく考えてみようというだけの話なのです。

自由フランスが正当だという主張は、フランス国民だけではなくて、米英中ソにとっても好都合だったのです。
フランス国民にすれば国際連盟の常任理事国という地位を継承し、戦勝国として収まりたい。米英中ソにすれば第二次世界大戦は、ファシズム陣営と反ファシズム陣営の戦いだったという虚構を強調する必要がありました。誰にとってもヴィシー政権の正当性を訴える利が無いのです。
ナチスドイツの敗北と同時にヴィシー政権は国内も国外も全く支持を失って、孤立無援となってしまいました。

日本人と白人は、国際法、国際標準、国際ルールに対する考え方が全く違います。政治、ビジネス、スポーツにおいて共通しています。
白人は自分たちが勝てないのは、国際法、国際標準、国際ルールが間違っているからだと考えます。では自分たちが勝てるようにするためには、どんなルールに変えたら良いだろうか。その為にはどんな理論武装でルール改正を正当化し、多数派を形成できるだろうかと考えます。
それが白人の発想なのです。
ところが日本人は全く違う。国際法、国際標準、国際ルールは与えられたものと受け止めて、どうやっていち早く対応できるかと考えるのです。

この事を理解している日本人は残念ながら極めて少ないのです。捕鯨問題でも、そうです。19世紀にはアメリカは、日本に捕鯨船の補給拠点を設けて欲しいといった口実を作って、日本を段階的に開国させようと図ったほど鯨を獲りまくっていました。それが日本の捕鯨が牛肉ビジネスの邪魔だと考えると、ころっと手のひらを返して、反捕鯨陣営に回るわけです。アメリカが反捕鯨国になったのは、それほど昔でもありません。アメリカで海洋哺乳動物保護法が成立したのが1970年代初頭のことです。

何でもそうです。白人は常に自分たちの都合の良いようにルールを変えて、日本人は後から一生懸命それに対応しようとするのです。ヴィシー政権に関しても、数多い、そうしたエピソードのひとつというだけ。日本の仏領インドシナへの進駐は、ヴィシー政権の了解を得たうえでのことで平和的に行われました。そのヴィシー政権の正当性が否定されると、日本の仏領インドシナへの進駐も正当性を失ってしまいます。それもまた米英仏中ソにとって好都合だったわけです。
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>ビィシーフランス政権の正当性が否定された国際法的根拠がわかりません。



政権を打倒するのに国際法的根拠って必要なんですか?
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