アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

http://www.ccnetmie.ne.jp/wpo/D/man01.htm
このページに
「A=440Hzの音叉で442Hzのチューニングができないと考えているあなた、物理の勉強が足りません。「うなり」について勉強しなおしてください」
という記述がありますが、現実にうなりを利用して調弦をすることなどあるのでしょうか?

可能か不可能かといえば可能でしょうが、そんなことをするメリットはあるのでしょうか。

※平均律に基づくピアノの調律は除いて、あくまで通常の弦楽器における調弦で考えてください。

A 回答 (2件)

>現実にうなりを利用して調弦をすることなどあるのでしょうか?


30年以上前の弦楽器の奏者は、100%うなりを利用して調弦していました。
チューナーの無い時代ですから、それしか方法がありませんでした。
今は、便利なチューナーがあるので、うなりで合わせる人はあまりいませんが、チューナーの仕組み自体がうなりを利用したものです。水晶発振などで、固有の振動数をチューナー内に記憶させておき、入ってきた音との誤差を液晶表示しています。
30数年前にセイコーが日本始めてのミュージックチューナーを発売するまでは、ピアノはもちろん、弦楽器はすべて音叉で合わせるのが普通でした。ミュージックパイプ(調子笛)というハーモニカのリードを応用したものもありましたが、いずれにせよ「うなり」を利用して合わせます。
今でも音叉でチューニングする人(できるという人)は大勢おられると思います。今のように便利で安価なチューナーが無い時代に弦楽器をやっていた人は、音叉で基準音を得るほかは無かったのです。
うなりは、近い周波数の二つの音を同時に鳴らしたときに発生します。「ウワン・ウワン・ウワン・ウワン」というような低周波音です。このうなりは便利なことに、二つの音の一秒間あたりの周波数の誤差の分だけ発生して、その誤差を教えてくれます。
例えば、440と442Hzの音を同時に鳴らすと、442-440=2ですから、一秒間に2つのうなり(ウワンウワン)が出ます。
一秒間に二つですから、だれでもハッキリわかります。二つの音がピッタリ合っていれば
440-440=0なのでうなりは出ません。ピッタリ合ったところから一方を上げてうなりを2ケ発生させれば、そのときの周波数は442Hzです。
チューニングをピッタリあわせる時には、うなりを少なくなる方向に糸巻きを回して、うなりが消えたらOKということです。
ギターの場合、第6弦の第五フレットでハーモニクスを強く鳴らし、その振動を止めないようにして、第5弦の第七フレットでハーモニクスを出すと、うなりを聞くことができます。そのままどちらかの弦の糸巻きをを僅かに回すと、うなりが「チリチリチリチリ」と細かくなり、逆に回すと「ホワンホワン」と荒くなります。荒くなる方向に回してうなりが消えればピタリと合ったということです。
その他、第6弦の第七フレットと第2弦の開放弦でもハッキリしたうなりがでます。第5弦の第七フレットと第1弦の開放弦でも出ます。よくステージで年配のミュージシャンが、ギターのハーモニクスをピーンピーンと鳴らしてチューニングの微調整をしていますが、それはうなりを聞いているのです。
440ヘルツの音、442ヘルツの音を絶対的に聞き分けるのは不可能ですが、両者が同時に鳴ると必ずうなりが出るので、それを利用すると440Hzの音叉があれば、441でも439でも合わせることが可能ですし、実際にピアノの調律師は440Hz基準の12本の音叉のセットを持っているだけですが、それでお客の要望に基づいて442Hzに調律していました。うなりのお陰です。
なお1秒間何個のうなり、という場合の1秒間というのが目分量かというとそうではなく、一秒に1個の次は1秒間に2個、次は1秒間に3個というように、うなりに0.2個とか1.5個という小数点の単位は無いのです。440Hzを「一秒間に」という前提にしている以上、うなりも1秒間に何個という単位で出てきます。
二つの音の差を聞き取るのにこれほど便利なものはありません。
ギターを音叉で合わせる場合は、第5弦の第五フレットでハーモニクスを出し、すかさず音叉をひざに当てて振動させ、音叉の軸下の玉をスグにギターのブリッジに接触させます。すると大きな音で「ピーーン」と鳴ると同時に、第5弦のハーモニクス音と音叉の音の誤差がうなりとして「ウワンウワン」と聞こえますので、第5弦の糸巻きをうなりの少なくなる方向に回して、うなりを消します。これで双方が440ピタリということになります。
    • good
    • 1

正確無比な時間感覚でもあれば別ですが、それをやるにはオシロスコープかせめてストップウォッチが必要でしょう。

コンマ何秒カウントが狂っただけで数分の1ヘルツくらいすぐに狂います。それはクラシックの世界では無視できない差ですし、そういうあいまいなのはチューニングとは言いません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!