プロが教えるわが家の防犯対策術!

失礼します。

趣味でイラストを作り、自身の複合機でプリントしています。
因みに複合機は、キャノンのMG6230です。

普通紙では仕上がりがイマイチです。
写真用紙は綺麗に仕上がるとのことで、写真用光沢紙を使いました。
しかしながら、この光沢感がイヤで、この画質のまま落ち着いた紙質を希望した末、マットコート加工の写真用紙を使いました。
しかしマットコート加工の紙は、光沢加工してある写真用紙に比べると少々画質が劣ります。
光沢紙では気にならなかった画質が、マットコートだと幾分精度が落ちてるんですね。
違いは僅かですが、光沢加工>マットコート加工であるのは目に見えて明らかです。
ですが私は、光沢紙の画質の精度で、マットコート加工の紙質を所望しております。

同じ・・・・ではありませんが、光沢加工してある写真用紙とマットコート加工してある写真用紙。
どちらも写真用紙ではありますが、加工が違うだけで画質も異なるのでしょうか?
因みにこれら2つの用紙は、A-oneの用紙の、同じ棚の隣同士にあったので、劇的に紙質が違うとも思えないです。

あるいは、マットコート加工の写真用紙に光沢設定で印刷すれば、光沢紙と同等の画質の精度は出るでしょうか?
インク吐出量と、紙の吸収量が異なれば、ボヤけたりプリンタに支障をきたすのは存じております。
どうでしょうか?

光の反射の仕方が、光沢紙は高く、マットコート加工は低いと聞きます。
反射率の低いマットコートだからこそ、画質の粗さが目に見え、
反対に、高い光沢紙だからこそ、見え辛いものなのでしょうか?
つまりは、画質の精度に違いはなく、見え方が違うだけでしょうか?
手持ちの紙の、マットPP加工を請け負ってくれる業者をネットで見つけましたが、光沢紙に印刷したものをマットPP加工をして貰えば、どうなるでしょう?
全く想像出来ません。マットコート加工にして貰うことで、画質が落ちるのかどうか気になります。

質問ばかりで申し訳ございません。
光沢紙とマットコート加工の紙で、どうして画質が異なるのか気になります。
またそれは、どうこうして改善出来るものなのでしょうか?

お手数ですが、ご意見・ご回答お願いします。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



詳細のご要望は、画質の話も入りますので、私などが理解できるものではないとおもいますが、理屈の上からのお話をいくつか。

銀塩写真の世界で、大昔ではフチがあって、ツヤのある紙を使っていました。
私の記憶では、1972年頃から「絹目」と言うザラザラの印画紙が出回り始め、フチ無しプリントもその頃から出始めた記憶があります。

ツヤがあると、指紋などが付いて見苦しくなるというのが絹目の理由だったようですが、世間的にはツヤを抑えて高級感を出したという触れ込みだったと記憶しています。
画質に関してはなんともいえなかったですね。


まず、画質というものをどのようにとらえるかという問題はありますけど、今回のお話ならシャープネスだけについて考えてよいのでは?
我々の眼は原稿に当たった光の反射光を見て判断しています。
原稿に忠実な情報を得ようとすれば、全反射が正解といえますが、必ず光源の影響を受けます。
光源の光が強ければテカリが強くなるわけです。

判断は難しいでしょうし、それで何とかなるわけではありませんけど、薄暗いところで作品を見るとテカリも気にならないはずです。
絵画では、額に入れて表面にガラスが入っていることが多く、普通の状態では光沢紙と大差ないような感じでしょうね。
絵画の展示では「ピクチャーライト」というものを使うことが多いと思いますが、ガラスの面に近い角度から光を当てると、その反対側にほとんどの光が反射していきます。
ガラスの表面でも、ミクロの世界では凹凸があって僅かに乱反射が発生していますので、その光で絵画が照らされるわけです。
絵画展の会場が薄暗くなっているのも、強い光の影響を受けないという事もあると思います。
(絵画の劣化を防ぐほうが大きな目的と聞いていますけど)

その効果を簡単にできるようにしたのがマット紙と考えて良いでしょう。
表面のツヤをなくするという事は、表面に非常に細かい凹凸を付けることで、そこで強い光を乱反射させます。
ところが、肝心の画像の色情報の光まで乱反射してしまうので、画質が劣化したと見えるのでしょう。

マットコート加工はやったことがありませんけど(光沢紙との相性には疑問が残りますけど)、光沢紙の上にすりガラスを乗せてみるような話でしょうね。
PPというのはポリプロピレンのことだと思いますけど、基本的に非常に柔らかい樹脂です。
使用中にキズだらけにならないかが心配ですし、それを防ぐことと、透過性を確保するのでしたら凹凸の凸の先端を丸く加工するでしょう。
そうなると、テカリの成分は徐々に増えてくるわけで、結局はとこで妥協するかという事になる気がします。


マット紙で画質が落ちる(ように見える)原因はもうひとつあります。
インクジェットプリンタは、髪の毛1本分の面積に、10本以上のノズルを持っていて、そこからインクを噴射していきます。
非常に細かい作業をしているのですけど、それの着弾精度もものすごく高いです。
そうなると、それを受ける紙の問題も無視できません。

均一で滑らかな平面(すなわち光沢紙)なら、狙い通りの着弾で高い画質を出せます。
マット品表面に凸凹があるので、インクが着弾するところが平面とは限りません。
斜めの面に着弾すればインクの当たる面積が広くなるでしょうから、色は薄めになるかも。
どこに当たるかはコントロールしようもありませんから、それが画質の劣化という現象になるのでしょう。
MG6230で写真印刷するときは染料インクを使います。
染料インクは用紙に染みていって発色しますので、用紙の表面状態が強く反映されるわけです。


ひとつだけ解決できる”かも”しれない方法があります。
Pro9500MarkII、あるいは発売予定のPRO-1です。

これら機種のインクは全色顔料インクです。
顔料インクですから、紙に完全に染みているという事は無いはずで、マット紙だと凹凸を埋める感じでインクが乗っていくと考えられます。
マットの凹凸と、インクの顔料の大きさは単位が違いますので、埋めるというほどのことは無いと思いますけどね。
ただ、用紙の上をインクの層でカバーすることになりますので、本来であればツヤなど出ないのですけど、顔料自体にツヤがあるようで、紙のツヤよりは穏やかに感じました。

以前に、光沢紙を使って、Pro9500(初代)と、iX5000(染料インク)で同じものを印刷して比較したことがあります。
同じ光沢紙を使ったのですけど、Pro9500のほうが光沢は少なくなったですね。
影の部分などは積極的にマットブラックを使いますので、光沢紙になれた眼には違和感がありました。


キヤノンのサポートに問い合わせて、印字テストをしてみたいと伝えれば、できる拠点を教えてくれるかも知れません。
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こんばんは。



光沢紙よりマット紙のほうが画質が劣るというのは私も感じます。
ただ、マット紙も各社から色々なものが出ているので使用したことがない用紙でいいものがあるかもしれません。
ほかのメーカーの用紙も何種類か試してみてもいいかもしれません。

マットコート加工の写真用紙に光沢設定で印刷ですが、その用紙に光沢紙の設定でもいいように書いてあればいいですが、そうでなければ満足な結果は得られないと思います。

光沢紙もやマット紙以外にも、いちおう光沢紙の部類ですが「半光沢紙」という用紙もあります。
http://www.pictorico.co.jp/system/category/9/
「光沢を抑えることにより、鮮やかな色彩をお楽しみいただけます。」とあり、通常の光沢紙より光沢感を抑えてあるようです。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございます。
何と言いますか・・・
掻い摘んで話ますと、触れた感じなんですね。

イラストに拘ってることもあって、光沢紙の写真のような手触り感がイヤなのです。
因みに作成しているイラストは、額縁に入れたり、カベに貼っておくようなものではなく、
もっと身近で、触れる機会のあるもの。
一例ですが、好きなゲームの好きなシーンを裏面シールの写真用紙に印刷して、小物などを入れておくBOXに貼ったりしています。
また、プリントしたものをコレクションのようにアルバムにしてみたり等々。
データの画像イメージとは違った楽しみ方をしています。

そうするにあたって、あの光沢紙のテカテカした触感がイヤなのです。
もっと落ち着いた感じで、紙のそれに近いマット加工のものに辿り着きました。
いろいろと印刷紙を試しましたが、画質の精度が良く、非常に落ち着いた手触り感ということで、マット加工された写真用紙が良いと思った次第です。

半光沢や絹目調も落ち着いた触感ですが、マットコートのそれには及びませんでした。
光沢紙を10テカとするなら、私が望むのは1テカ以下のものになります。

マニアックな質問に回答いただき、ありがとうございました。
これを踏まえたうえでの回答もいただけたら幸いです。
もう少し、写真用紙を調べてみようと思います。

お礼日時:2012/04/11 03:22

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