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プロペラ機のTu95ベア爆撃機は何で哨戒型がインドに輸出された以外は他国に輸出されなかったのでしょうか?
攻撃型も爆撃型も旧ソ連(現ロシア)だけで使われています。
それに比べジェットのTu16バジャーやTu22ブラインダーは数ヶ国に輸出され実戦に投入されています。
それとジェットのTu16やTu22が退役しTu22MバックファイアやTu160ブラックジャックがあるのに、何でプロペラ機の50年代に初飛行した旧式のTu95をロシアは今も現役で使っているのでしょうか?

A 回答 (3件)

基本的には、Tu95が第一線だった頃、旧共産圏で大洋を越えるほどの長距離爆撃機を欲しがる国が無かったから、でしょうね。



旧ソ連自身にとっても、そんなもの売ったらモスクワを狙われるかもしれないし、勝手に大規模戦争を起こされたら、冷戦の均衡が崩れて全面戦争にもなりかねない、ってこともあったでしょう。

アメリカだって戦略爆撃機は輸出していませんよね。イギリスにはバルカンやビクターがあったし、フランスはミラージュIVを作ったので、欲しがる国はなかったでしょうけど。

ロシアがいまだに旧式機を保持しているのも、爆撃機としてというより、実際上は哨戒や偵察、ってゆーか雑用ですよね。アメリカで言うならC135で済ませるくらいの、たくさんあるからそれを使う、っていうレベルで平時の偵察くらいはできるのでしょう。まさか有事の際に爆撃任務で出てくるとは思えません。

Tu16やTu22は双発の中距離機なので、近隣国と対峙する国にとってはちょうど良いのだと思います。旧ソ連製戦闘機は搭載量が少なくて戦闘爆撃機としては使えないものばかりですから、専用の爆撃機が必要なのでしょう。
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この回答へのお礼

確かに長距離爆撃機を欲しがる国はそうはないかもしれませんね。
参考になりました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/02 23:03

 輸出しようかな、と思った時代は、もう大型の爆撃機の時代じゃなかったんですよね。

それまで大型爆撃機の任務と思われていた核攻撃の主力は爆弾からミサイルに変わりつつあったので。それでも少数の大型爆撃機は残ったんですが、要求される能力は高速で高高度を侵攻するか、逆に低高度を高速で突破するかのいずれか(B-52は例外ですが)になっています。そういう任務にはさすがにエンジンがターボプロップでは無理があったのでしょう。だから爆撃機としては買い手がつかなかった。
 それでも、Tu-16あたりと比べて航続距離が倍もあるし、燃費もいい。特にスピードを要求されない長距離哨戒機としてはもってこいの性能ですし、持ち前の素性のよさもあって、今でも使われているんじゃないですかね。
 爆撃機としては時代のニーズに取り残されたが、長距離哨戒機としては使いでがあったということでは。全くの私見ですけれど。
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この回答へのお礼

攻撃/爆撃機としては今だにロシアでは現役のようです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/02 23:01

(1)東側諸国がプロペラ機を外観だけで判断して不要と考えた。


(2)プロペラ機だが亜音速(B52とほぼ等しい)の速度がある。
(3)排熱が少ないので、サイドワインダーなどの熱戦追尾ミサイルに強い。
(4)偵察任務には挑発目的を含み、プロペラ機の方が向いている。
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この回答へのお礼

回答わかりやすかったです。
参考になりました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/02 22:58

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