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生活廃水や工業排水等は、ほとんど下水処理場やそれぞれの工場で処理されてますよね。
そういった処理された水の一部は工場などで洗浄用水として使われたりしていることは聞いたことがあるんですが、それを生活用水としては再利用できないものなんでしょうか?聞いた話ではシンガポールでは排水を処理して生活用水、果ては飲み水にできるようなシステムを何年か計画で実行してゆく。らしいんですが、日本ではどうなんでしょうか?

A 回答 (4件)

市町村の下水処理場で処理された水及び工場内で処理されて水については、技術的には生活用水として使用できますが、飲料水として用いるには化学物質をどれだけ除去できるかが不明であり、人情的に容認できないのではないでしょうか。


生活用水としては、水洗トイレ用水や庭木への散水用として使用出来ると思います。
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下の方の回答にもあるように、飲料水として利用するには難があると思います。


あなた自身、そういった水を飲むとなると、抵抗はないですか?
実際には下水処理場の処理水も河川に放流され、その下流域では水道水源として取水…というところもあります。
この場合は河川の水で希釈されるので問題にならないだけのことで、見ようによっては「処理水の水道水への再利用」かもしれません。

さて、ご質問の処理水の再利用の例は、新幹線の車輌基地などで見ることができます。
事務所で使った水、新幹線のトイレ、洗面所の水、車輌の洗浄水などはすべて、車輌基地の処理設備で浄化されます。
処理された水は洗浄設備(電車の洗車機)や散水用、施設内のトイレなどに再利用されます。こうした水を上水と下水の中間、「中水道」と呼びます。
こうした中水道も地域で供給できればいいんでしょうが、処理コストや配管費用を考えると、それぞれの施設内に限定されるのは仕方ありません。
日本ではやはり、水は使い捨てられるもののようです。

なお、中山間地域で利用される個人宅向け処理設備に「合併浄化槽」があります。
下水処理場がそのままコンパクトになったもので、処理水は処理場のそれと遜色ないレベルに浄化されます。
これを各家庭で設置し、水を有効に利用していくのも一つの手段かも知れません。

この回答への補足

どうもありがとうございました。
そうですか、やっぱり難しいですか。テレビかなんかでシンガポールの話を聞いたときはこれはすごいって思ったんですよ。もし本当なら水質汚染の問題とかも少しは解決されるのかなー?なんて思ったんですけど。
確かにいくら水をきれいにする技術があったとしても、それを飲めといわれれば抵抗はありますよね。
いったいどうすれば水質汚染の問題はなくなるんでしょうかね。

補足日時:2001/05/11 23:35
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#2hesomuraさんの回答にもありましたが、


中水道の利用は特定の施設などの範囲では利用されているところもありますね。
トイレの水洗や、洗い水など。
「飲まないで下さい」という注意書きがあったりします。
ただ、水のリサイクルにはもうひとつ問題がありまして、
水を浄化すると言っても、完全にきれいになるわけではないので、
「少し汚れた水」を再利用するわけです。
すると、何回転かのうちにその汚れが除去可能のレベルを越えてしまい、
浄化が機能しなくなります。
従って中水の再利用も100%は困難ということです。
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再利用出来るか、出来ないか、といったら、正確には、出来ます。


ただし、何事にも経済原則がはたらきますから、出来ると言っても、それをやるのが正しいかどうかは、よく考えなくてはなりません。
現代の水処理技術の最先端は想像を遙かに超えるレベルといって良いでしょう。
お金(すなわち、私たちの労働の集約したものと考えて)をかければ、超純水でもできるわけですから。
諸兄の意見のように、我が国では一般的な工場排水や雨水を中水道にまで浄化する程度は出来るでしょうが、それを更に「飲用適」のレベルまで処理することは経済的な観点から現実的ではありません。
つまり、そこまでは水に困っていないと言うことでしょう。
本当に困っている国(中東産油国など)では、石油を使って直接、あるいは電気に変えたあとで蒸発法(海水の蒸留)によって飲用水を確保していました。(今は特殊な「膜」:逆浸透膜等、によっていますが、なお、設備整備のお金(投資的経費)に加えて加圧するための電力などの経費(経常的な経費)が必要ですが、背に腹は代えられないと言うことです。)
水は、特に淡水は大切にしなければなりませんが、大切にしすぎて節水が徹底すると、水道事業の採算が悪化する(施設建設に莫大な投資がなされており、水道料金の中から返済していくシステム)と、どうしても水道料金を値上げせざるを得ない、などのパラドックスも生まれてくるわけです。(先日のNHKほうどうにもありましたが)
何れにしましても、我が国は水道の水が多少のうまい、まずいはあってもそのまま飲めるわけですから、ありがたいことです。昨年秋にドイツ・スウェーデンへ行って来ましたが、全部ではないですがホテルや会議などではミネラルウオーター(ビン入りで、使い捨てのPETではない)です。レストランで水をくれといえば有料でした。(日本で食事して水をくれといって、あとで数100円請求されたら怒りますでしょう。黙っていても水は最初に出てきますから。)
かの国(欧州)で、ミネラルウオーターに払うお金は国民総所得のどのぐらいになるんだろうと考えてしまいました。あちらでは水道水がそのままでは飲めない(味の問題ではない)訳ですから。
日本ではいくら水道料金が高いと言ってもトンあたり100円程度ではないでしょうか。我が国でもミネラルウオーターの市場が大きく成長してきているようですが、「お金持ちのわがまま」であるような気がします。
もちろん、諸氏が主張されるように塩素滅菌にも問題がないわけではないと思いますが、それに変わる方法(実現可能で国民が納得する)が同時に提案されるべきだと考えます。
あれが悪いこれが悪いは、誰でも思うわけですが、ではどいうするか、まで、責任ある意見を附して提案して欲しいものです。つまらんことを書きました。ごめんなさい。
話が途中から妙になりましたが、お役に立てたらと思います。
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