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今年 4月24日に発行された、
「牧野富太郎生誕150年」 記念の切手の中に、「ジョウロウホトトギス」 がありますが、

これって、上下が逆ではないでしょうか?

ジョウロウホトトギスは、垂れ下がって育ち咲きます。

牧野博士が標本を、自生地の成育状態を知らずに花瓶に挿してスケッチしたのか?
切手デザイナーが、渡された牧野スケッチを逆にしてデザインしてしまったのか?
印刷所が逆にしてしまったのか?


牧野博士の植物画を基に図案化されたと思いますが、
出展となる図鑑には どう描かれているんでしょうね・・・。

「「牧野富太郎生誕150年」 記念切手にモ」の質問画像

A 回答 (3件)

「牧野 新日本植物図鑑」では垂れ下がって描かれています。

手元にあります他の図鑑も皆垂れ下がっていますね。

切手の絵は,私も好きではありません。おそらく植物の細密画を描いたことのない方かと思います。各部の長さの比や本数等厳密に描かれていないように思います。私のように大学時代に生物画では単位取得の最低点でしたが,同じ様なレベルの方かと…。

しかし,本当にガマズミ以外はマニアックな植物ですね。ジョウロウホトトギスは残念ながら見たことがありません。若かりし頃に八ヶ岳にホテイランやコマクサ,クロユリに合いに何度か行きました。現物にお会いしたことがあるものは,ガマズミとホテイランのみです。
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この回答へのお礼

再びの ご回答、ありがとうございます!

・・・私、その後もしつこくweb検索し続けてました。

そうしたら、こんな日記を見つけました! ↓

  http://kochifc.net/2012/01/post-2090.html

その中には、図鑑になる前? の原画がありました。

切手の図案と全く同じです。
そのアップをみると、横に描かれてる茎は、上下が正しい(根のつき方から) のに、
草本体の方は 上下を逆にしてスケッチしてあります。

切手の図柄だと、横の茎の下の方は描ききれてません。
が、原画では下端まで しっかり描き込まれてます。
茎は間違いなく上下正しい描き方だと判ります。

切手は、茎の下がアヤフヤなので、見ようによっては、
茎の絵と草の絵が ワク外でつながった、1本の「 逆 Uの字 」 の標本にみえます。
私も そうとらえてました。

でも、そうなると、茎に付いた根の出かたが変だし・・・

原画では 茎と草本体とは別々に描かれてました。

茎は正しい向き、草本体は逆向き・・・。
やはり博士は、草本体を上下逆に描いてるようです。
もちろん、あえて そう描いたのでしょうが。

切手の手本とした図鑑の絵こそ、この原画を間違えてか、あるいは故意に逆向き(正しい生育状態)にしたのでは? な気が起きてきました。

ではナゼ、図鑑では原画を逆さにしたのか?
牧野博士の意向がくわわったのか?

・・・新たに疑問が湧いてきました。


マニアックな採用種、牧野博士の名づけたモノだから・・・でしょうが、
名付けた植物も、もっと一般的なのもあったのでは? と思ってしまいます。

お礼日時:2012/05/03 13:11

反対にご教示ありがとうございます。

日本郵便によりますと,どうも切手の原画は,牧野博士が標本をスケッチし,それを元に石版印刷し,その石版印刷したものに何方かが水彩で色づけしたもののようですね。ですから牧野博士の原画とは別なようです。何処か不鮮明で綺麗でないのはそのような理由があったのですね。

牧野博士の愛弟子の方のお話では,博士のほとんどのスケッチは,標本を元にして描いた,ペン画の細密画で,それに色々な顔料で色づけしていったもののようです。ご自身で名付けた多くの種の中で,かなりの種の実物を見ることなく亡くなられたようです。つまりご自身で採取したのではなく,多くの方から標本が送られてきて,それらを同定(種名を決めること)していたものも含まれているようです。

この時代の植物分類学者の家は,どなたも膨大な標本に囲まれ,標本で床が抜けそうな程ですが,牧野博士も標本の中に埋もれて生活なさっていたのでしょうね。しかし,標本を元にして何故あれ程のすばらしい細密画が描けるのか不思議です。
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この回答へのお礼

重ねてのご回答、本当にありがとうございます!

ネバイ性格の私、飛騨の山奥から本日、岐阜県庁近くの 岐阜県図書館まで行って調べて参りました。

その結果わかったコト・・・

・牧野博士の植物画(切手の原画)は、高知県立 牧野植物園 に所蔵されている。
 当時最高の絵の具を使った 彩色図である。

・原画は標本を忠実に描いている。 
 花が上向きで、実際とは逆である。生態を慮って描かれてはいない。
 だが当然 牧野は現地での状態を知ってる。 それでも逆に描いた。
 他の植物標本絵を見ても、実際の状況と違ってる場合も有る。
 茎が折れてれば、そのままに。 ( このホトトギスも折られてる。)
 上向いて咲くと 誰が知ってても、標本は長すぎて途中で下向きに折られてれば
 そういう向きに。 あくまでも 標本での状態を描いた。

・その原画は、後に 「日本植物志図篇」 に使われた。
 しかも、そのシリーズの 第一集・第一巻・第一図版 として。 
 そこに、この花に対する牧野青年の 並々ならぬ思いが感ぜられる。
 ただ、原画は美しい彩色絵だが、印刷でその色が変わることを恐れ、図篇では線画。

・その後の牧野の図鑑では このホトトギスは下向きに描かれてる。
 切手にもなった原画とは全く違う標本画を基にしてるようだ。



というわけで、「日本植物志図篇」 以外、牧野博士が著した図鑑(関連本も含めて)
には、切手にも使われた絵を基にしたモノは無いようです。

ですので、今回の切手の図案は、まさしく牧野博士の最初の絵を基に描かれたものと
推測いたしたしだいです。

牧野博士にも、切手デザイナーの星山理佳さんにも まったくツミはありませんでした!

ああ、なんと畏れおおいコトをしでかしたものか!

でも、そんな私のソボクな疑問に異をとなえず、堂々と主張してくださった
suiran2さまには 感謝いたします!
「ああ、やっぱり私の思いは 他の方にもあったのだ」 と。
それを知りえたことで 私は充分満足です!!

お礼日時:2012/05/04 22:48

牧野博士の図鑑にはちゃんと垂れ下がった状態で描かれています。

何処で逆になったのかは分かりませんが,少なくとも牧野博士には責任は全くないと思います。しかし,何故に上下の難しい植物を選んだんでしょうね。博士も墓の中で苦笑しているのではないかと思います。
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この回答へのお礼

suiran2さん、ありがとうございます! 私にとって お久しぶりの ご回答で感激です!

博士の図鑑は やはり垂れ下がってますか!

私、「キイ ジョウロウホトトギス」 を育ててますので、この絵を見た時に 
ものすごくショックでした。
牧野先生が間違ってたの? まさか・・・・

という思いで。

ただ、葉の先の反り返りや 花の やや上向きかげんから、ひょっとしたら牧野先生は
垂れ下がっているのを 立ててスケッチした・・という思いが湧いたのです。

切手を逆さにしても、なんか違和感がありましたので。

牧野博士の この絵が載ってる図鑑は 何でしょう?
やはり、「牧野日本植物図鑑」 でしょうか?

それにしても、この切手シートには 5種類の植物が取り上げられてますが、ものすごく
マニアック・・・

お礼日時:2012/05/02 22:10

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