夏目漱石作品等の古い文体(?)の本が読みたい!
国語の知識が無いので、何と表現するのかわからないのです・・・
夏目漱石や横溝正史の作品で、オリジナルの古い文体で書かかれたもの
(「云ふ、さうですか、~するやうに」等の語調で書かれているものという意味です。)
はどこの出版社で購入する事が出来るのでしょうか?
また、書店で請求する場合、この様な文体の名称は何と言えば伝わりますか?
宜しくお願いいたします。
回答(6件)
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まず,「文体」と「仮名遣(かなづか)い」を区別しましょう。
「文体」というと,言葉の使い方・選び方そのものを指します。
いろいろありますが,大きく「口語体」「文語体」に分かれます。
口語体は現代の言葉に近いものです。文語体は古文に近く,「~なり」「たり」「べし」などが文末によく出てきます。
森鴎外の小節のうち,「舞姫」は文語体です。
有名な冒頭は「石炭をばはや積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと静かにて,熾熱灯の晴れがましきも徒なり。」
こんな感じのが文語体です。
一方,ご質問の「云ふ、さうですか、~するやうに」は,単なるかなの書き方の問題(つまり仮名遣い)です。
こういう書き方が歴史的仮名遣い(旧かな),これを「云う,そうですか,するように」と直すと現代仮名遣い(新かな)です。
さて,前の回答で
>オリジナルと同じ言葉遣い(旧仮名遣い)で収録されていますから
あれ,私が持っている岩波文庫の漱石作品はすでに現代仮名遣いに改められていますが…
(漱石独自のあて字についてはそのまま生かされています)
同じ岩波から発売の「漱石全集」(文庫ではない。回答No.2で紹介されているもの)は歴史的仮名遣いになっていました。
概ね,「だれそれ全集」と銘打ってあるものは,オリジナルの仮名遣いでになっていることが多いですね。
一方,文庫本では,昔はオリジナルの仮名遣いどおりだったのですが,最近は
●文語体の文章は歴史的仮名遣いのままとする。
●口語体の文章は現代仮名遣いに直す。
という編集方針の文庫が多くなっています。
岩波文庫は,江戸時代までの作品については,原文のまま,あるいは(江戸時代あたりになるとかなり書き方が混乱していたので)歴史的仮名遣いに統一していますが,明治以降の作品は上で書いた方針で表記しているものが大半をしめているようです。昔は違ったのでしょうが。
なかには,集英社文庫の樋口一葉作品のように,文語体でありながら現代仮名遣いに直しているものさえあります。(かえって読みにくい気がする。)
旧仮名では難しいだろう,という配慮かもしれませんが,正直言って一葉の文体を難しいと思う人は,現代仮名遣いに直したところでやっぱり難しいと思います。
こんな書き出しです。「廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯ぐろ溝に燈火うつる三階の騷ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行来にはかり知られぬ全盛をうらなひて、……」
そんな中で,ちくま文庫は比較的,原文の仮名遣いに忠実です。
たとえば,これに含まれている宮沢賢治全集は,すべて原文のままの仮名遣いでした。
以上,ご参考になれば幸いです。
この回答へのお礼
大変丁寧にご回答くださり有難うございます。
国語の勉強が必要であることを、ひしひしと感じます。
出版社(?)によって、仮名遣いに違いがあるのは想像していませんでした。
今回の質問趣旨とは、少し離れてしまいましたが、とても勉強になりました。
有難うございました。
No.5ベストアンサー20pt
夏目漱石の作品については岩波文庫がおすすめです。
漱石に限らず近代日本文学の中で定評のある作品はほとんどが岩波文庫になっています。もちろん、オリジナルと同じ言葉遣い(旧仮名遣い)で収録されていますから、ivy2003さんのご希望にぴったりだと思いますし、大きな書店に行けば入手は容易です。
残念なことに岩波書店の販売方法が一般の本と違う(返品不可の買い切り制)為に、街の小さな書店や中規模の書店ではおいてないかもしれませんけれど・・
なお、参考URLは近くに大きな書店のない方のための岩波文庫の買い方のガイドです。
この回答へのお礼
>代日本文学の中で定評のある作品はほとんどが岩波文庫
そうなのですか。大きな書店で注文をするのが一番の方法ですね。
参考URL有難うございます。近くの書店で不可能ならば、試してみようと思います。
ありがとうございました。
横溝正史翁の作品で初出の古い年代は旧かな遣いで書かれています。
1970年代の角川文庫に多いですね。
参考URLの文庫リストなどで調べてみてください。
同じく明治、大正時代の作品の多くは旧かな遣いで
出版されていましたが、新かなに改訂されることも多くなっています。
岩波書店、春陽堂書店などの文庫には旧かな遣いの作品が多いようです。
大きな書店などで扱っていると思います。
この回答へのお礼
>岩波書店、春陽堂書店などの文庫・・・
早速、書店で聞いてみたいと思います。
今、書店居並んでいる作品は「新かなへの改訂」というのですね。勉強になります。
参考URL、ご回答共にお礼申し上げます。有難うございました。
夏目漱石や森鴎外の作品でよろしければ、ダイソーの100円文庫のところで入手可能です。(比較的最近発売されだしたので、大きいお店に行ってみてください。)
また、横溝正史の作品はありませんが、青空文庫でもかなりの作品が読めます。(旧字体旧仮名と、書かれている作品がたぶんお探しの物になると思います。)
以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。
この回答へのお礼
>青空文庫、参考URL
特定の文庫などを教えていただけるととても便利です。有難うございます。
>ダイソー
・・・100円ショップのですか?本当に?行ってみようかな。興味津々!
アドバイス有難うございました!
No.2ベストアンサー10pt
>この様な文体の名称は何と言えば伝わりますか?
「歴史的仮名遣い」です。それで書店員に伝わらなかったら、「旧かな」と言ってみてください。
>どこの出版社で購入する事が出来るのでしょうか?
横溝正史については分りませんが、夏目漱石でしたら、岩波書店の「漱石全集」です。これは、歴史的仮名遣いのまま載っていると思います。たぶん。
(現物が無いので、漱石全集のパンフを見ながら書いてます)
ただ一冊が3千円以上します。安く買いたいのでしたら、古本を探した方が良いでしょう。
私も欲しいんだけど、値段が........。
この回答へのお礼
「歴史的仮名遣い」ですね、勉強になりました。
この言葉がわからなかったので、店員さんになかなか聞けなかったんです。
>岩波書店の「漱石全集」
パンフを見てまでご回答頂けるとは!ありがとうございます。
お金に余裕があるときに、買ってみようと思います。
ありがとうございました!
質問の趣旨からは外れてしまうのですが。
文語体の本、というのでしょうか?
私は、親が昔に買った文庫を借りて読んでいます。保存状態があまりよくなかったので黄ばんでしまっていますが、文体はオリジナルのものと思われます。
もし出版社名が特定できないようでしたら古書店で昔の文庫を探してみてはいかがでしょうか。
この回答へのお礼
アドバイス有難うございます。
どうやら歴史的仮名遣い、旧仮名遣いの本、というようです。
僕も、家の中を探してみたのですが、なかったです・・・。
古本、という手もありますね・・・ちょっと抵抗あるけど。
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