ただ今僕は中学生なのですが、日本の将来に不安を持っています。
いろいろ本をよんでますが、むずかしくて理解できないこともあるので、
質問しました。まだまだ未熟なのですが、ご指導お願いします。
日本がもし、デフォルトした後についての行方について考えてみましたがいくつか分からないことが
出てきました。
・国債総額1100兆が不履行になっても、個人金融資産が1400兆あるので、大丈夫…っの意味が分かりません?
・最近の若者はデフォルトを望んでいる… という記事を見かけましたが、書籍等を読んでの僕の考えでは、
デフォルト後に、日本が立ち直るのは至難の業だとおもうのですが、
なぜなら、国債を保有している銀行がつぶれて、融資先の企業等も倒産するだろうし、雇用が減って
税収不足等による地方自治体の崩壊や
政府の統制力なども格段に落ちるのではないかと思いました。
そして信用力を失ったことによって、円が安くなるのではないかと思いました。
そして将来、海外に出稼ぎに行かないといけなくなるような気さえもしました。
デフォルトのメリットはあるのでしょうか?
ご指導のほど、どうぞよろしくお願いします。
No.13ベストアンサー
- 回答日時:
No.2,N0.12で回答した人間です。
補足ありがとうございます。そして返事がいつも遅れてすいません。(遅筆なもので…)今回はNo.12での補足に関してのコメント…
まず一言、、社会科の先生は責めないであげて><
この国のデフォルト話題は調べれば調べるほど、矛盾した事実にぶつかる話なので、、(ある人曰く情報の歪みが生じている状態)
事前知識がないと思われる社会科の先生が答えづらいのも仕方がないと思いますよ。個人的に質問者さまにの疑問に対し真摯に答えようと努力している点で良い先生だと思います。
>あとこのような質問にでも、詳しく答えられるumarukoさんは、どのうよにレベルアップしたのかが気になりました。
う、うーん。私は未だに経済素人と認識しているんですけどね。。国際情勢に詳しく見える理由は、単に情報の取得源がほかの人とはかなり違っているだけの話だと思います。(日経の情報はほぼ無視。ロイター・WSJ・Bloombergなど海外系メディアで毎日情報収集)
それゆえ国内情勢にはやや疎いです。。
結局レベルアップするためには、毎日コツコツ情報を集めるしかないとしか言えません。(毎日、新聞見ろよと同じ)
そう書いてしまうと突き放すだけになってしまうので、こんな話題を書かせて頂きます。
☆経済予測を当てることができる人間は官僚である(笑)
一般的に経済に興味を持つ人の思考として「将来日本の経済はどうなるだろう」とか、未来を知りたい欲求を持っている人が多いとおもいます。
しかしながら、人によって未来予想図が異なるのは事実。片方は日本はもうすぐ破綻といえば、もう片方はそんなことはないと言ったりします。
経済の興味を持つものの最大の壁は人によって言ってることがまったく違う。この一点につきるとおもいます。
それでも、真実はひとつしかありません。経済予測は百あっても真実はたったひとつなんです。
効率良く勉強する方法は何かと聞かれたら、数多くある経済予測から真実を話している一人(?)を探しだすことが究極的な答えだと思ってます。
まあ、真実を言ってる人を探す方法論もあるにはあるのですが、哲学チックな話になるので省略するとします。単純に今回は当の日本の官僚は財政破綻に関してどう考えているのか見て行きましょう。(ちなみになんで日本の官僚かというと、当事者であることもさることながら、私の考える経済予測を当てる人間の条件を満たしているからというのもある)
◯第2節 日本の財政リスク-日本経済2011-2012より
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2011/1221nk/n11_3/ …
特に財政破綻が何なのか知りたい人・財政破綻した国のデータを見るのが好きな人は読んでおくことをおすすめします。文章がごちゃごちゃしていますが、グラフを見るだけでもかなり勉強になります。
個人的には最後の一文が余計な気がしますがね。。
ここで黒いことを書かせていただきますが、日本の官僚が財政破綻論者のはしごを完全に外していることがわかります。このレポートのポイントはここです。
>こうした財政リスク顕在化のケーススタディから以下の経路により、財政リスクは顕在化すると整理できる(第3-2-5図)
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2011/1221nk/n11_3/ …
>世界的な景気減速や金融危機等から、外国からの資本流入が停止したり、資本流出が生じ(「suddenstop」という)、経常収支赤字が急激に縮小する。同時に、実体経済の悪化(実質GDP成長率の低下)や金融機関のバランスシートの毀損により財政収支赤字が拡大、政府債務残高が増加し、財政破綻の危険性が高まる。
私は以前No.2で財政危機は政府債務の大きさや財政赤字の大きさではないだろうとか書かせていただきましたが、それを「日本の官僚が認めている」形ですね。
そして、政府債務ではなく「経常収支赤字の縮小」が原因と明確に書かれています。だからこそ後の一文でこんなことも書かれています。
>我が国の財政リスク顕在化の可能性については、"経常収支黒字"であり、外国資本の急激な流出が生じているわけではなく、また、日本国債の外国投資家保有比率も低いことから、資本流入の逆転による財政リスク顕在化の可能性は低いと考えられる。
あーあ、、日本の財政危機論者だんだん裸の王様になりつつあるんじゃねぇかと。。
ちなみにNo.2で紹介したPIIGS諸国の決定的な共通点はこの「経常収支が赤字」だということになります。
このレポートは経常収支の赤字が財政破綻のバロメータであることをデータ上つまり過去の経験上証明したものになります。たぶん感覚的にはなんで経常収支?と疑問に持つ人が多いかもしれません。これを論理的+データ的に説明すると長くなるので省略しますが、ヒントを書けばISバランスで経常収支はどのように表されるか考えればわかるかもと言っておきましょう。(補足要求されたら説明するのかも…)
とまあ、財政破綻についての話題はこんくらいにして、実は私の経済的な知識のバックボーンはこのような官僚の作ってるレポートおよび資料が多いです。なぜかといえば物事を時系列に整理してくれていることと、データがふんだんに使われているから。(=この2つが経済予測するうえで重要な条件だから)
そうだからかはわかりませんが、経済に造形が深い人はこういった白書と呼ばれるものや世界経済で言ったらIMFのレポートなどをよく読んでいる印象があります。
以上とりとめもない内容になってしまいました、すいません。
最後に効率的な勉強法を書けない私ができることは面白い事実を書いて、興味を持たせることかと思い、ネタをふたつ投下。。
・今の日本よりもひどいデフレがあった。
なかなかおもしろい歴史的事実として、徳川吉宗が行った享保の改革の期間の大部分がデフレだったという事実があります。正徳の治の時代から合わせるとデフレの期間は30年弱続いていたのです。
そしてデフレ脱却した方法が貨幣の改鋳だったという事実。簡単にいえばお金のバラマキなんですよね。しかも、10両持ってる人には6両、100両持ってる人には60両とお金持ちほどにお金を配分するという政策。
詳しくは元文の改鋳で検索するといいです。私からは日銀がこのお金バラマキ政策を評価しているという嘘のようなページを置いておきます。
http://www.imes.boj.or.jp/cm/htmls/feature_27.htm
・デフォルトのプロ
現在財政危機の中心といえばギリシャなんですけど、良く言われる話として過去200年のうち半分がデフォルト状態だったという話。それについておもしろく書かれているページがあるので紹介。
◯放蕩国家 ギリシアのデフォルト物語
http://blog.livedoor.jp/archon_x/archives/535419 …
上の記事がすべて。。補足しておくとギリシャは政治体系も無茶苦茶としか言えません。過去百年の間に王政と共和制が何回か入れ替わっている始末。。わかりやすく例えるなら、過去100年の間に鎌倉幕府の成立と建武の新政が2回も起こっているジェットコースター国家。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82 …
umarukoさんありがとうございます。数回にわたって、アドバイスしていただいたおかげて、
初めのころよりも、詳しくなりました。~
これほど、何回も詳しく、書いていただいて、いろいろな事例や歴史等のデータを掲載していただき、
たくさんの時間をつかわせてしまって、本当にありがとうございます。感謝してます。
これらの教えていただいたことが、無駄にならないように、僕も
umarukoさんのように
教えていただいた、ロイター・WSJ・Bloomberg等の海外系メディアをできる限り
毎日確認して勉強していこうと思います。
特にレベルアップのためには、
海外系メディアで毎日情報収集することは、とても重要なことだと思しました。
そして、分からない事は、詳しく調べていこうと思いました。
umarukoさんの教えてくれたURLより
徳川吉宗やギリシアの過去からの流を読んで感じたことは、
その時代の国家を運営していく能力に、奥深いものを感じました。
今、学校で使っている、教科書では、戦争があった事や、政策の名前など、アバウトにしか、
歴史を読み取るこができないのですが、
このように国の景気、国家の運営の点から見ると、時代ごとに
いろいろな政策などがあり、
ちがった歴史を見たようなきがしました。
No.12
- 回答日時:
No.2です。
補足ありがとうございます。(←回答遅れすぎですね、すいません。)質問者さまがレベルアップしたいということみたいなので、
私からはもう少し多角的な視点から見たこの話題を提供してみますかね。
国債のデフォルトは悪だから、デフォルトのメリットなんて論じるなと考える方がこの回答欄にもいらっしゃるみたいですが、私はそうは考えてません。
実は、No.2でエクアドルの破綻の事例を出したのは、「エクアドルが積極的にデフォルトになろう」としていたからなのです。つまりメリットをわかっていたからこそ積極的にデフォルトしたのであり、エクアドルはデフォルトを悪とは考えていなかったことになります。
ギリシャなどの破綻?の事例を見ると、デフォルトになることを必死に回避しようとしていました。普通はこのようにデフォルトのデメリットを踏まえて避けようとする国家が多いのですが、エクアドルは真逆でメリットを重視していたのです。それゆえデフォルトのメリット面の具体例としてエクアドルの例を挙げさせていただいたわけです。
それでも、エクアドルはならず者国家だー、日本とはまったく違う!日本がならず者国家になるデフォルトはバカの極みという人もいるかもしれません。
そういう人に向けての私からの一言は「それって、明治維新を否定することだよね」っていっておきましょう。
http://d-arch.ide.go.jp/je_archive/society/book_ …
>1873(明治6)年3月に実施された旧藩の債務を限定して引継ぐことであった.むしろ,その大部分を切り捨てることであった.
上のURLを見るとわかりますが、明治政府は廃藩置県にあたり、旧藩の負債の大部分をデフォルトしています。今の日本でいうなら地方債務を大部分切り捨てたようなものです。詳しくはURLに譲りますが、貨幣の過剰発行みたいのもやってます。
一般的に明治維新は日本の近代化に大きな寄与をしたと考えられているとおもいますが、このデフォルトで日本はならず者国家になったでしょうか?国民の将来的な損害になったでしょうか?その後日本は世界の列強の一つに数えられるほど発展しているのですから、そんなふうに考えるのはおかしいような気がします。
こう書くと、私はデフォルト希望の人間に見えるかもしれませんがね。おそらく真相は「条件や環境が整っている場合、デフォルトは国家再生の一手段として有効」というところではないでしょうか?
もちろん私は、今の日本がそのような状態にあるとはまったく思ってませんがね。
この回答だけだと味気ないので、PIIGS諸国で最も政府債務が相対的に小さかったはずのアイルランドについてもう少しデータを見て行きましょう。
No.2で書いたのですが、アイルランドは2007年のGDP対比政府債務が19.8%と本当に少なかった国ですが、フロー面であるGDP対比財政収支を調べるともっとおもしろい事実がでてきます。
◯アイルランドのGDP対比財政収支-出典:IMF
http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/2012/01/ …
なんと2003年から2007年まで財政黒字だったのです。まさに「国の借金!!」な~んて言ってる人たちのユートピアとも言える国がこのアイルランドだったわけです。
しかし、リーマンショック後は一転してしまいます。2009年はGDP対比で14.2%の財政赤字、2010年に至っては31.3%!(ケタ違いではありません)の財政赤字を記録してしまっているのです。
その原因は「国の実力以上に肥大化してしまった銀行の救済」のためです。
http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-1120. …
上のURLのページがおもしろおかしくまとまっていますが、アイルランドの大銀行であるアングロ・アイリッシュやアライド・アイリッシュにとてつもない金額の救済資金を注入しているのです。このため2010年の財政赤字は天文学的な数値になってしまったのです。
ちなみにアイルランド政府の(甘い)観測では最終的にGDP対比で30%ほどのお金をアイルランドの銀行に注入する見込みだそうです。
◯〔焦点〕アイルランド、銀行支援で不透明感払しょく狙う
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/ …
>アイルランド政府は9月、銀行救済コストは最悪の場合、国内総生産(GDP)の3割程度となる500億ユーロとの試算を公表した。
(※)私注 アイルランドのGDPは1500億ユーロほど
日本で例えるなら、銀行の不始末で150兆円ほどの財政赤字を国民に背負わせた感じです。
このことで何が言いたいかというと、政府債務を小さくして国家を運営してたはずのアイルランドと役人の顔がでかい(笑)借金大国(嘲笑)の日本のどっちが国として健全かということなんですね。
日本の政府負債はあくまで増えた理由は「政治的失敗」です。一義的には政治家の責任であり、引いてはその政治家を選んだ国民の責任でもあります。つまり、国民全体が責任を負ったのが今の政府の負債問題といえます。
しかしながら、アイルランドは明らかに「銀行の暴走」によって負債が増えてしまっています。いわばアイルランド国民は銀行のツケを国民が代わりに背負っている形なのですよ。
これははっきり言っておきますが、政府債務が少なくとも、一部の人間(銀行の人)が暴走してこんなふうに将来のツケを払わされるくらいなら、政府債務が大きいほうがマシとしか思えません。
「国の借金」ヤバいとか言ってる人どう説明してくれるんですかねぇ、このアイルランドの件。。
とまあ、こんな感じのネタはおもしろいでしょうか?
●余談
アイルランドなんだけど2011年度の財政赤字が予想より増えたみたいで。。
◯アイルランド:11年財政赤字、銀行支援除けば目標を達成
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2XG4W6JTSE8 …
>アイルランドの2011年財政赤字は対国内総生産(GDP)比で13.1%となった。国内の一部銀行に約58億ユーロ(約6180億円)の公的資金を注入したことが要因。
GDP対比で3.6%ほど銀行によって財政赤字が増えた形。まだまだ銀行に足を引っ張られそうですね。。
この回答への補足
毎度ありがとうございます。前回にひきづ付き、とても詳しく解説していただいて本当に感謝します。
日本は戦後すぐにデフォルトしたと、ききましたが、明治政府は廃藩置県にあたり、旧藩の負債の大部分をデフォルトしていたことは、知りませんでした。すごい発見です。 こんなことは、教科書では習えませんから… 面白いです。
あとアイルランド、もとても奥深いです。自分なりに、どんどん調べていきたいと思います。
あとこのような質問にでも、詳しく答えられるumarukoさんは、どのうよにレベルアップしたのかが気になりました。
なぜかというと、学校の社会系の先生方に聞いても、次回に後回しで、速攻答えは聞けなく、さらに、インターネットで調べているようで…
このような国際的な情勢を学ぶには、どのように学べばよいのかがわかりません。
特に池上彰さんなどは、いろいろ世界中に詳しいですし、どこから正確な情報を得ているのだろうと思います。
何か効率よく勉強できる方法などがありましたら、教えていただけると、とてもうれしいです。 よろしくお願いします。
No.11
- 回答日時:
要するに借金帳消しになること「デフォルト」それ事態がメリットだと言っているのです。
この手の話をする人には大きく分けて2つのタイプがいて、意図的にデフォルト誘導のロジックを話している人 と それに気が付かずに自分たちと子供や孫が借金を負わされるという被害妄想から破綻の危機を唱え緊縮財政推進を訴える人とがいます。
またそういう人らが根本的に誤っているのが、借金が増えることそれ事態に強い危機感を持っていて、借金が増えると世の中が破滅するという被害妄想をいだいています。
ありがとうございます。
国債の発行を考えた時に、金本位制などではなく、国債に対する紙幣を発行しているので、国債の価値を考えた時に、借金という概念すら疑問がわきました。
No.10
- 回答日時:
> 将来30%の利回りで償還できるのだろうかギリシアは将来的に大丈夫なのだろうかと思います。
ギリシアは、実際の国債を持つ人たちに、債務の棒引きを迫り、成功しました。高利回りで発売しても、半分を棒引きさせれば、国家財政としては成り立ちます。
書くまでもないですが、実際に損をするのは、「今」国債を持ってて、これから償還される国債をもっている人です。「これから」国債を持つ人じゃないんです。投機目的の外資が利回りの低い今発行されている国債を持つわけがないですね。
これが、「日本の国債は国内で持たれているから大丈夫」という意味です。国債の棒引きには、国債を持っている人の合意もしくは国内法での強制が必要です。後者ができるのは国内で国債を持っているケースですから。
何度もありがとうございます。感謝です。
ヨーロッパのソブリン危機についても調べましたが、とても奥深いです。素人の考えですが、ギリシアは実質、借換債を発行しても、元本割れしているのなら、デフォルトではないのだろうかと思ったのですが、表面上は、回復したようなニュース記事を見かけましたが、これが、政策上の詐欺のようなきがしました。
ただ、ギリシア国債はユーロ圏の国でもかなり保有しているらしいので、デフォルト後の後遺症の事を考えた時に、他国がデフォルトさせてくれないのではないかとも思いました。
No.9
- 回答日時:
デフォルトを望む人の発想には、現在の自らの恵まれない境遇をガラガラポンして、みんな同じく恵まれない状況になって欲しいという考えがあるのでしょう。
そうでない以上、国家がデフォルトした方が良いということはないと思いますよ。
「国債の総額が1100兆円に対し、個人金融資産1400兆円」というのは、言い換えれば国の借金は1100兆円あるけど、そのほとんどは自国民からのものだから、仮にデフォルト起こしても海外の皆さんには迷惑をかけませんと言っているに過ぎません。
そうでなければ、国の借金と日本国民の貯金を比較する意味がわかりませんから。
ありがとうございます。 この質問でいろいろな回答をいただいてますが、やはり報道というものが無責任な感じがしてなりません。「国債の総額が1100兆円に対し、個人金融資産1400兆円」←この手の新聞記事やテレビ情報では、意味が分からなかったのですが、ようやく、みなさんのおかげで、少しではありますが理解できるようになってきました。 感謝です。
No.8
- 回答日時:
デフォルトのメリットというか、デフォルトとは債務不履行を意味する、要するに、国際を買った人にお金が払えないので、国が破綻するので、最悪、国が滅びるか革命が起きて多くの人が死ぬかアメリカが日本を占領するか、どれかが起こります。
恐らくずべ手の選択肢は、国民にとって損害を与えます。
ありがとうございます^^。 やはりデフォルトのメリットは、いまのところ見当たりませんね。
海外の国々のデフォルトも調べてますが、日本とは、根本的に異なるので、もし日本がデフォルトしたらの事を考えると、純債権国でさらに95%位は国内通貨建ての国債なので、もしデフォルトしたら、どうなるのかが気になりました。しかし、デフォルトしないに越したことはありません。
No.7
- 回答日時:
> 国債総額1100兆が不履行になっても、個人金融資産が1400兆あ
> るので、大丈夫…っの意味が分かりません?
これは限りなくデマに近い話です。緊縮財政推進論者が「日本はもうすぐ破綻する」という破綻論として持ち出しているまともな根拠を持たない話です。緊縮財政論者は十数年その根拠を手を変え品を変えいろんな理由を付けては、もうすぐ日本は破綻すると言い続けて来ました。90年代中期にも国債発行が増えすぎてもうすぐ長期金利が急上昇して日本は破綻すると言って廻っていました。(ただその効果もあってパニックが起こったこともありました。どんな健全な銀行でも取り付け騒ぎが起これば破綻します。そういう意味でたちが悪いです。国債発行の量が少なくても多くても、借金が縮小したり、お金の流動性がなくなったりすれば、その国の経済は破綻に向かいます)
「国債発行の裏付けが個人金融資産」という話事態が根拠のないデマなのです。
> 最近の若者はデフォルトを望んでいる… という記事
> ・
> デフォルト後に、日本が立ち直るのは至難の業だとおもうので
その若者は緊縮財政推進論者の年寄りに騙された若者でしょうし、実際「最近の若者はデフォルトを望んでいる」といっている人のほとんどが緊縮財政推進論者の年寄りです。
ちなみにアメリカが恐慌に陥って、それ以前のGDPに回復するまでには30年ほどの時間を要し、戦争特需が回復の一番の起爆剤になってのことでした。
ありがとうございます。 デフォルト関係の事を本屋さんでいろいろ調べていくと、著者によって書いていることがバラバラだったように思いました。三橋貴明さんは、緊縮財政推進論者を批判してました。そして日本はデフォルトしないといってましたが、副島隆彦さんや大前研一さんはデフォルトの可能性があると指摘してました。いろいろバラつきがあるので、デフォルトしない理由を細かく詳細に調べたいと思います。とても参考になります。ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
質問に解り易く答えるのは結構難しいので、正解へのヒントを書いておきます
日本の借金は多いと言っても、税収の20年分くらいです。
年収400万円の人が家を買うために8000万円のローンを組んでいるようなもので、かなり無理はあるのですが、(年収400万円なら住宅ローンは2000万円、20~30年払い)、金利1%、年間返済額200万円なら55年ほどで完済できるので、親子でローンを組めば現実的な範囲で返済は可能です(Excelで計算をすると面白いです)。
普通の人でも破産宣告をすれば、住宅ローン等の借金を0にしてしまう事が出来ますが、新しく借金が出来ない、近所の人に噂される、仕事に影響がでる等不利益が多いので、よほどの事がない限り頑張って返します。国でも同様ですし、国は死ぬわけでもなく、200年かけて借金返済、といった芸当も可能なので、デフォルトなどせず、ゆっくり借金を返済するという方法を日本は取るのではないかと思います(実際にはインフレとか金利上昇とかの問題がありますが、そのあたりはゆっくり勉強して下さい)。
もう一つの、「円が安くなる⇒海外への出稼ぎ」ですが、円が安くなると、海外から見ると、高品質な日本製品が安ったように見えるので、日本製品が良く売れるようになります。円安の場合には、出稼ぎなどせずとも、日本で工業製品を作るのが一番よいという事になります(ここも、都合良く円安になるのか、海外から買う材料価格とのバランスは?とかいう問題がありますが・・・)。
部分的な回答に留めておきますが、参考までに。
ありがとうございます。とても勉強になります。感謝します。 いろいろな角度から見ることも大事ですね。
円高が続くと、日本の製品は海外に売れないとききますが、円安になると、海外で調達している材料等も高くなるので、バランスを維持するのも製造業にしたら、大変だろうなと~ と思いました。
No.5
- 回答日時:
>・国債総額1100兆が不履行になっても、個人金融資産が1400兆あるので、大丈夫…っの意味が分かりません?
ここだけ答えておくと
国には徴税権というものがあります。
税金を取る権利ですね。
個人金融資産があるから国債は大丈夫というのは
増税して国債費を捻出できるから大丈夫という意味です。
というか
経済というのは嘘・騙しの世界です。
悪い人が
この国は大丈夫と宣伝しながら「売り」をしたり
この会社はもうダメだといいながら「買い」をしたりしています。
あまり真剣に悩まずに
数年間観察することですね。
ありがとうございます。 とても興味深いです。ただ自分自身のレベルがまだまだ低いので、もっと知識をつけないと… と思います。 ただテレビの報道とインターネット情報での食い違いがあるので、メディアも信用できないと感じています。
No.4
- 回答日時:
> デフォルトのメリットはあるのでしょうか?
国家をデフォルトに追い込んでメリットがある人たちがいます。
今、世界は実体経済(物を作って運んで売る経済)の100倍以上の規模の金融市場(証券や投機などの実体のない経済)があります。
実体経済は、物を作る、サービスを作ることで、付加価値をつけて、より経済を大きくしていきます。
金融市場は、実体を借りた証券や先物などの仮想のものに投資することで、利益を得ることで市場を大きくしています。その本質はお金がお金を生む仕組みです。
ただ、投資する先には限界がすでに来ているので、膨大な大きなお金が余りに余っています。
仮想の経済は、実体での経済とどこかでつながっている必要があるのですが、リーマンショックは、アメリカの貧困層への返されるはずのない住宅ローンに間接的につながっていたため、破綻しました。質の悪い実体経済につながると、破綻することを学んだんですね。
そういうお金が目を付けたのが国債です。ただ、本来、国債は、投資の中でもっとも利率の悪いものなんです。その代わり、盤石の安全があるわけですが。ギリシアで有名になりましたが、国債が万一デフォルトになってもそれを保管する「保険」があって、絶対に損をしない投資なんです。
ただ、利率が悪い。これを解決するために、国債をデフォルトに追い込みます。借り換えをしないと国の経済が回らないので、利回りが30%を超えるような借り換えをやっるはめになったのがギリシア国債です。
国債にも先物投資があります。先物投資では、実体の国債への投資の何倍もの規模で投資(投機)が可能で、その結果が実際に国債を持っている人、発行している国に影響をもたらします。この先物投資では、デフォルトが起きる方が儲かる投機の仕方があって、利益を得る人たちがいるんですね。
ちなみに、日本の国債ですが、実体の投資のほとんどは国内の企業や個人ですが、先物取引は、外資がとても活発です。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=9695 …
実体経済で日本がつまづくことは、おそらくまずないです。それだけの資本蓄積が戦後50年以上をかけて行われてきましたから。20年はもつでしょう。
今後5年程度でもし日本が破綻するとしたら、金融市場からのはずです。それにたいして、実体の国債を誰が持っているから安心という議論はナンセンスです。
ありがとうございます。とても勉強になります。
デフォルトが投機筋の人に有利になることは初耳です。新しい発見でした。それとギリシアの国債借り換え30%も興味深いです。…ということは、将来30%の利回りで償還できるのだろうかギリシアは将来的に大丈夫なのだろうかと思います。
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