No.11ベストアンサー
- 回答日時:
中世の西欧では都市≒城砦でありました。
投石機(カタパルト)で垂直にレンガ・石を積み上げた塀を攻撃するのが常套手段ですが、城内の兵士・市民の士気をそぐことと、病気、はやり病が発生することを期待して、馬や馬匹の死体、生きたネズミをつめこんだ箱、糞尿、人の死体を放り込むことは、ごく一般的なことでした。この場合、籠城側の食料にならないように、腐りかけであることが重要です。腐ってたらバラバラになっちゃいます。で、これがたてこもる相手の水源(井戸、泉など)や、食料の備置場所などにヒットしたら、大成果。
その糞尿は防衛する側にとっても、攻め込む相手にぶっかける、重要な兵器であります。無駄に捨ててはいけません。で、これがなくなるということは、籠城側にとっていろいろヤバイ状態ですね。
No.12
- 回答日時:
11番です。
追記です。中世ヨーロッパでは病気が伝染するのは、悪臭によるものである、という医学的視点が一般的でした。患者の近辺でノミにさされるより、その辺の悪臭を感じることを人は恐れました。
医者の防護マスクの鼻・口の部分には香草などをいれるでっぱりがあります。
腐ったものの類を敵陣に放り込むことは、悪臭による疫病発生を期待した部分も非常に大きかったのです。
No.10
- 回答日時:
有名で現在に至るまで広範囲の被害を与えた生物?兵器攻撃は
1346年のキプチャク・ハン国によるクリミア半島のジェノヴァの植民市カッファへの攻撃です
要塞都市と化していたカッファは難攻不落でキプチャクのモンゴル軍は攻めあぐみました
そこで考えたのは
その頃、キプチャク軍陣営で発生し始めた《ある疫病》患者を投石機でカッファの市内に投擲するというものでした
投擲されたカッファ市内では赤黒い斑点が出て高熱が出る疫病が発生し
カッファ市内で治療出来ないとわかるとジェノヴァ人は患者を母市に連れ帰り治療しようと母市行きの船に乗船させました
しかしその船が母市まで行くまで寄港するコンスタンティノープル、アテネでもこの謎の疫病が発生
母市に帰ってもこの疫病に対する知識がなく次々倒れる人々が続発、ヨーロッパ大陸のほぼ全域に拡大しました
やがてこの謎の疫病はヨーロッパで《黒死病》と呼ばれるようになりました
No.9
- 回答日時:
正規の戦法、というのが意味不明だが、
いわゆるBC兵器の原初は、おそらく『糞尿』の投げつけ行動だろう。
これは苦し紛れではなく、糞尿を投げつける行為の戦意減退効果まで視野にしている話もあるので、正規(意図した)と言える戦闘方法であろう
古い文献では、撤収部隊が追撃部隊を振り切る手段として、意図的に水場に伝染病と思われる細菌を投入した、などという話が、中国の戦国時代には見られている。
質問が漠然としすぎているので、適切な回答は不可能なのだが、
概して戦闘行為において使えるものは使えるのが現実である。
なお、紀元前3000年前には、すでに毒矢が見つかっている(スキタイ)がこれは狩猟用と思われるので、質問の回答に適しないだろうから仔細は述べない
ちなみに原始的な毒矢は、カエルから抽出されるものが多いそうだが・・・
以上
No.8
- 回答日時:
矢じりに毒
というのは 結構普通にやられている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%92%E7%9F%A2
化学的に作るのは最近の話だから、生物由来の毒が基本
ヨーロッパ人の世界制覇は、ヨーロッパ人自身の持っている病原菌とも言われています
http://www.amazon.co.jp/%E9%8A%83%E3%83%BB%E7%97 …
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
No.7
- 回答日時:
馬はまあご存知として、象を使った例もありますね。
でも象はその迫力から心理的効果は抜群でも、実際にはほとんど使い物にならなかったようです。というのも、ドカドカやってきても左右に避けて逃げてしまえばいいし、戦場の雰囲気で象も興奮して走り出すとどこに走り出すか制御ができなくなったそうです。まだ全然敵とは違う方向に走るならまだしも味方のいる方向に走り出したら危ないで済む話じゃないですからね。それでふと考えてみたら、なんとすごく最近に生物(動物)兵器が実戦で使われた例がありました。湾岸戦争のときに米軍がイルカを兵器として実戦投入したのです。以前から米軍がイルカを兵器として使う研究は続けていましてね。例えばイルカに爆弾をつけて敵艦に突っ込ませるとかそういうことに使おうとしていたそうですよ。白人はイルカを食べると文句をつけるのに、特攻兵器に使うのは構わないと考えているようです。
湾岸戦争のときは、機雷の捜索及び排除に利用しようとしたそうです。それで、いざ実戦投入してみると、仲間のイルカを見つけては一緒に遊んじゃうばかりで、まっっっっったく使い物にならなかったそうです。それ以前の研究・実験レベルから思いどおりにいかないことしばしばだったそうで、実戦投入で使い物にならないことが明らかになったので、確かそれをきっかけに米軍はイルカの兵器研究を辞めたはずです。
だいたい毒蛇にしてもサソリにしても、敵兵だけを選んで刺してくれるとは限りませんからね。人間が戦争を共にできるのは馬と、せいぜい犬くらいだということですね。ちなみに牛があまり軍隊で使われないのは、聞くところによると牛って人間の思うように動いてくれないらしいんですよ。文字通りに道草を食べ始めると、叩こうが引っぱろうが頑として動かなくなるそうです。アテにならないんですね。
No.6
- 回答日時:
No.5の方の解答を見て思い出しました。
聞いた話ですが、
爆弾を搭載した飛行機に人間を乗せて船に突っ込ませたり、
爆弾を乗せた潜水艦に人間を乗せて船に突っ込ませたりした
国があったそうです。
搭乗者はほとんどが20代の若者であったらしいです。
初期はかなりの専科があったようですが、中期以降は敵に警戒されて
ほとんど効果は挙がらなかったようです。
若い人間は何にも代える事ができない宝です。
その宝を守ることができない国があったのですね。
No.3
- 回答日時:
サソリだ毒蛇だのは管理が面倒臭いのでこれ自体を兵器として使うことはない。
毒を抽出して矢に塗って使う方が現実的だ。
せいぜい落とし穴などの罠に潜ませているぐらいだろう。
見逃しているようだが馬も立派な生物兵器である。
動物兵器と呼ぶが馬で跳ね飛ばすだけでかなりの破壊力だ。
他にも犬は昔から使われている。
また古い中国には「火牛の計」というものがあった。
角に剣をつけ尾に松明をくくりつけた牛の大群を敵に放つことで剣での攻撃と火災の二つの被害を与える。
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