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よく、狭心症や心筋梗塞などの際に、左胸や腕、奥歯が痛むと(もちろん右肩にかけて痛むこともありますが)言われますが、
心臓の位置は、ほぼ体の真ん中なのに、痛みの症状として左側に主に現れる理由はどうしてですか?

A 回答 (2件)

(Q)その仕組みのうち、特に左側に症状がでやすい理由が知りたいのですが、ご存知でしたら教えてください。


(A)心臓と脳を繋げている神経は、
左側上半身の神経と一体となって脳へ繋がっているからですよ。
なので、心臓が悪いと、左側の背中、肩、腕、顔(歯、顎)が痛くなる場合がありますが、
右手などは神経の道が違うので、そのようなことは滅多におきません。
(人間の体は、複雑なので、100%ないとまでは言えません)
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痛みを感じるのは、どこでしょうか?



それは、「脳」なのです。
例えば、指を切ったとき、指が痛いと感じるのは、
切った部位の神経の刺激が脳へ伝わり、
脳が「これは痛いという信号だ」と判断することで、
「痛い」と自覚します。
なので、指と脳の間にある神経を麻痺させると
痛みを感じません。
これが局所麻酔の原理です。

さて、皮膚には痛みを感じる神経がありますが、
心臓には痛みを感じる神経がありません。
(内臓には痛みを感じる神経がありません。
だから、例えば、食べ物を食べても、それが何処にあるのか
わからないのです。皮膚と同じような神経があれば、
今、食道を通った、今、胃の中で……と、わかることになります)
では、どうして痛みを感じるのか?
内臓によって、違うのですが、心臓の場合には、
心臓への血液の循環(冠状動脈の循環)が悪くなることで、
心臓に刺激物質が貯まり、それが心臓の神経の受容体を
刺激するから……というのが大まかなメカニズムです。
なので、指の神経(触覚)のような鋭敏なシステムではなく、
大雑把なシステムなのです。
そのために、痛みの物質が貯まっているらしいよ……
という弱い伝達が伝わるときに、それが「曖昧」になるのです。
神経は枝分かれをして、抹消へ伸びているのですが、
抹消の刺激が伝わってくると、それがだんだん太い神経となって……
ということになります。
その段階で、曖昧なことがおきると……
「あれ? これは心臓だっけ? 右肩? 左肩? 腕????」
なんて事が起きてしまうのですよ。
人は、肩や腕、背中の痛みはときどき経験します(打撲や筋肉痛)が、
心臓の痛みは滅多に経験しないので、曖昧な痛みは、脳で
経験した痛みにすりかわってしまうのですよ。
狭心症で初期の段階で、心臓以外の部位が痛むのは、
このためです。

この回答への補足

レスありがとうございます。

その仕組みのうち、特に左側に症状がでやすい理由が知りたいのですが、ご存知でしたら教えてください。

補足日時:2012/05/12 19:06
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