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エンジンに搭載されているキャブレターですが、あれをなぜ気化器と呼ぶのでしょうか?

キャブレターでは、ベンチュリ効果を利用してジェットからガソリンを"ミスト状"にして吹き出すのであって、"気体"にまではしないですよね。

でもなぜ"気化器"なのでしょうか?

A 回答 (4件)

No.2です。

当初のご質問から反れ、またこの場が議論や回答間で質疑応答を
するものでは無いことは認識してますが、一部誤解がある様ですので。

改めて言うと「気化器」は気化を行っていません。本当の燃料の気化はシリンダー
内に混合気として吸気されて起こります。従って燃焼時も霧状のままという訳では
ありません。シリンダーに入ればその内部の熱と断熱圧縮によって沸点を超え、
燃焼前に気化します。エンジンが冷えていればこの熱は無いので、通常運転からすれ
ば多量の燃料を供給して燃焼範囲内の混合比に持っていく必要があります。

山海堂発刊「ガソリンエンジンの構造」6章「エンジンの要求する混合比」にも
「キャブレータ(←原文のまま)で形成される混合気は、霧状のガソリンの粒が
高速の気流中に浮かんでいる状態である。」とあります。
微細な粒にすることで、例えば水でもガソリンでも地面に撒けばいずれ蒸発
してなくなるような「気化」は確かに起こりますが、それは一部でありこれを指して
「気化」がすべて行われたとみなせるものではありません。スプレーすること
だけで燃料の気化が十分得られている筈ならば冷間始動時に燃料を多くする
「チョーク」とか「プライミング」は必要無いことになります。

蛇足ですが、模型エンジン等で実際可能なのですが、一度始動したエンジンは
キャブレタースプレーバーを介さず、直接液体の燃料をインテークに注ぎ込んで
も連続運転出来ます。霧状にする必要は無く、シリンダーで気化するからです。

黒煙を上げる自動車は大半ディーゼル車であり、この場合キャブレター/気化器
自体装備していません。吸気系統や燃料噴射系統の不調で混合比が不適切になって
いるのが原因と思います。ガソリン車でもオイル上がりによる青黒い煙も出ます
し、混合比が過剰に濃い等の不適ならば黒煙は出るでしょうが、もともとシリンダー
に到達する燃料の大部分は霧状、または吸気配管内壁に付着し伝った液状のまま
流入しています。霧状で入るから黒煙が上がり、気化器で完全に気化出来ていれば
出ない、という事ではありません。

「起こる結果」で命名した、そういった実例がある、と言えばそうなのかも
しれません。しかし、事実としては大部分の燃料は霧状の粒でシリンダーまで
到達していて「気化器」では「液体から気体への気化」は行われていると言えない
のもまた確かなので、ここだけを取り上げればこの名称は本来疑問が出て当然
なのです。
この「気化器は実は気化を行っておらず、大部分の燃料はシリンダーに入って始めて
気化する」ということは誰でも内燃機関を学ぶと初期段階で見聞きする通過点です。
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この回答へのお礼

丁寧で詳しいご回答ありがとうございます!!
やはり、
「気化器は実は気化を行っておらず、大部分の燃料はシリンダーに入って始めて気化する」
なのですね!
ありがとうございました!!

お礼日時:2012/05/18 21:56

ミストのまま燃焼させるなんて、非効率ですよね。


確かにノズルから出た瞬間は、微細なミストと思われますが、ミストということは非常に大きな表面積を持った液滴の集まりであり、急激に気化して空気との混合気体となり、エンジン内で圧縮、点火、爆発すると考えると、やっぱり気化器でよいと思います。
(話は飛びますが、黒煙を出している車って、多分、気化器にもひとつの原因があって、ミストのままエンジンで入っているかも知れないです。←専門の方、どうでしょう?)

同様なことは、例えば超音波加湿器を考えてみてください。超音波発振子で水がミストとして空中にばら撒かれます。ミストなので白い霧状ですよね。その霧状となっている水の微小液滴が完全に気化して(見えなくなります、当然)雰囲気中の水蒸気圧を上昇させることで、湿度が上がるのですよね。これをミスト発生器とは呼ばず、加湿器って あなたを含め世の中の人は言っていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!!

お礼日時:2012/05/18 21:58

気付いてしまいましたか。

その通りです。「気化」器といいつつ実際には
燃料を霧状にして空気に混ぜているだけで、本当に物質三態で言う気体に
変化させる気化を行ってはいません。

ここを見ると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3% …
「キャブレターの語源は、「炭化水素を混合する」という意味の動詞"carburet"に
 動作主名詞を形成する接尾辞"-or"または"-er"を加えたものである」とある
ので、原語はちゃんと「混合」の意味であり、「気化器」だけが誤訳と言えば誤訳で
そのまま採用されてしまったものと思います。
気化器の語源は解りませんが、上記wiki中「戦前や戦後間もなくの頃は原語の発音に
より近いカーブレーターと表記されることもあった。」ともありますが、1932年創業
の「日本気化器(現NIKKI)」という会社があるのでそのころからのものか、あるいは
この会社名そのものが起源になったものかと思います。
http://www.nikkinet.co.jp/corporate/overview.html

同様例は探せばあると思います。「電子レンジ」も別にブラウン管の電子銃の
ように電子線ビームを食品に当てている訳でもなく、どっちかというと原語の
「microwave oven」からの「電波オーブン」の方が原理に近いかもしれませんが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90% …
「安全でスピーディーなこの装置を(略)国鉄の担当者のひらめきによって命名」
されてから一般使用されるまでになって、今さらどうでもいい状態です。

自動車の「REVERSE GEAR」も国産車であろうが100%「R」と堂々表示されている
のに、まず大抵の日本人は「バックギア」と呼び「バックに入れる」と言います。
これを自動車教習か何かで「ではギアを『リバース』に入れて」と言ったところで
聞き返されてしまうのではないでしょうか。元の意味・原語訳と一般名称が違って
いることは間々あります。
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この回答へのお礼

>「日本気化器(現NIKKI)」という会社があるので
>そのころからのものか、あるいはこの会社名そのものが
>起源になったものかと思います。

なるほど、そういうことなのですね!!ありがとうございました!!!

お礼日時:2012/05/18 21:57

 なぜキャブレターが"気化器"なのか?



 キャブレター
 気化させた燃料に空気を 混ぜて可燃性の混合気体をつくる装置。


 日本語名称が何故、気化器呼ばれることがあるか? 


 気化混合器 と言うのが正しいと思いますね

 
 同様な事例で行けば・・・
 http://takedanet.com/2011/09/post_2764.html


 まあ、そんな事例はごまんとあります 


 正しくない用語一般に広まって、それが定着したとしか言えません
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この回答へのお礼

ありがとうございました!!

お礼日時:2012/05/18 22:00

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