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GDPなどの指標について質問があります。

国内総生産(GDP)が世界第3位で、一人当たりの国内総生産
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE% …
が日本が低いのは、老人国家なため分かるのですが、

一人当り購買力平価
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE% …
が日本がかなり低いのはどういう理由なのでしょうか?
この指標の意味が自分には良く分からないのですが、
購買力という事は簡単に考えて、国民がどの位消費をするかの指標だと思うのですが、
平均月収が日本よりも低いシンガポール(http://www.777money.com/torivia/torivia4_4.htm)が世界3位というのがあまり良く分かりません。

日本は「物に溢れて買うものが無い」、「金を持っているのは老人が殆どで、使う事が無いので消費力が無い」、
「シンガポールなどの発展中の国はそもそも今まで持っていなかったものを購入するので購買意欲が大きい」
などが考えられますが、このような理由なのでしょうか?

NHKでは2020年までには日本は韓国などにも追い越され、20年間停滞とか言われていました。
良く分からなかったので質問させていただきました。
アドバイス頂ければ幸いです。

A 回答 (4件)

> 購買力という事は簡単に考えて、国民がどの位消費をするかの指標だと思うのですが、



少し違います。
購買力というのは、簡単に言えば物価(の逆数)です。
他の方の回答でも触れられていますが、例えばリンゴ1個100円のA国と50円のB国があったとき、同じ1000円の所得でも、A国では10個買えますが、B国では20個買えます。なので、同じ1000円の所得でもB国はA国の2倍買える=2倍使える、という考えが根底にあります。

日本は、世界的に有数の物価が高い地域です。
例えば2011年の世界の高物価都市に、東京と大阪がtop10入りし、名古屋が11位と、調査対象となった日本の全ての都市が上位層にいます。


> シンガポールが世界3位というのがあまり良く分かりません。

シンガポールは都市国家なので、丁度東京だけを取り出してきたようなものです。

また、GDPは「その土地で生産されたもの」なので、例えばシンガポールのように日帰りの出稼ぎが多くいるような場合には分母が過少になる(生産している労働者の一部は国外の人なのでカウントされない)ため、一人当たりGDPは高くなることが知られています。

この辺りも統計上のマジックですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変良く分かりました。
勘違いも含めてようやく謎が解決したように思います。

お礼日時:2012/05/30 21:05

#1です。



 気がかりなので、付け加えます。

 実質化することは、経済統計を見るうえで基本的に重要です。

 たとえば、悪性インフレで昨年に比べて物価が2倍になったとしましょう。そのとき、昨年100万円だった所得が200万円になったとしたら、暮らしは楽になったといえるでしょうか。貨幣価値が半分になったのですから、実質は変わりません。所得の増加率を物価の増加率で割ると、実質増加率が計算できます。

 同様に、世界各国の物価水準は異なります。だから為替レートで米ドルに換算しただけでは実質購買力は分からないので、物価水準で調整するのが経済学の考え方です。

 一番分かりやすいのは、マックの代表的製品であるビッグマックの米ドル換算の値段が、世界各都市でどうなのか調べたビッグマック指数です。これはイギリスの経済誌エコノミストが、毎年2回、調査しています。ビッグマック指数で検索すると、すぐに出てきます。

 なお、消費というとつい物を買うことと思い込んでしまいますが、実はサービス(無形の商品)への支出の方がずっと多いのが現実です。一般的に言えばサービスは輸出も輸入もできないので、実質購買力に大きく影響します。床屋指数では、日本は最高かな。
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はっきりいえば、購買力平価などは気にする必要がありません。

何故なら、製品の質を全く考慮していない、例えば米なら米が何処の国でも全く同じ品質と看做して計算するからです。

例えば、ある先進国A国では1キロ当たりA級米が300円、B級米が100円だとします。勿論A級米のほうが上等で、グルメで知られたA国では売れる米は殆どA級米だとします。
一方、ある新興国B国でも簡単のために米の等級と値段はA国と同じとします。しかし、所得水準が低いため売れるのは殆どB級米だとします。
このとき、同じ金額で買えるのはB国のほうが多いから、購買力平価はB国のほうが高いとされます。こんな指標をまともに扱う気になりますか。

なお、質について無視してるのは物価の比較についても同じで、日本が世界で物価が高いという人も居ますが、所得水準や品質を加味すれば決して高くありません。今は円高ですから外国人にとっては高く感じるかもしれませんが、円安の時代にはヨーロッパでまともな食事をするには日本の2倍程度の値段の場合もざらでした。


>一人当たりの国内総生産が日本が低いのは、老人国家なため分かるのですが、

全く理由が違います。例えば、一人当たりの国内総生産が高いルクセンブルグの例を考えます。
大雑把に言えばルクセンブルグ国民は50万人、ルクセンブルグにいる外国人(即ち国民でない)労働者も50万人です。生産額は外国人労働者の生産を含みますが、1人あたりの生産額を計算するときの分母は50万人で外国人労働者の数は無視されます。国民1人あたりの額ですからね。
日本は、外国人労働者は殆ど居ませんから、実質的にはルクセンブルグの国民1人あたりの額は日本の2倍程度に計算されることになります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変良く分かりました。
勘違いも含めてようやく謎が解決したように思います。

お礼日時:2012/05/30 21:06

 算式を素直に読めば、答えは簡単だと思うのですが。



1) 中国と比較すれば明らかです。分母の人口の違いですね。

2)為替レートで換算して同額であったとしても、物価水準が異なると豊かさは違います。たとえばビッグマック指数で比較すると、東京の100ドルは、アジアの大都市のほぼ半分の値打ちしかありません。
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