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東京電力が7月からの家庭向け電気料金の値上げを申請する中、割安な電力を利用できるサービスを導入した新築マンションの販売が相次いで、販売されている状況との事ですが、
これから新築のマンションを買う人は、マンション業者が法人利用の電力を裏技的に契約して、各戸に割安にするというような、普通のマンションと同じ使われ方になっているにも関わらず、電気代が安くなるという抜け道が発覚しております。

これは、通常のマンションや集合アパートで一般の電気料を払っている人と、格差が生じていると考えられます。

こういう事が生じる原因として、法人利用と家庭利用での、電気料金の格差がかなりあり、東京電力のやり方は、どうかと思いますが、いかがですか?

A 回答 (11件中1~10件)

うちのマンションの一角は電力会社の変電室になっており,配電設備がおかれています。


マンションの建物には高圧配電線が引き込まれているので,
ハードウェアそのものは「法人料金が適用される高圧受電の需要家」と同じです。
ただし,配電設備はマンションでなく電力会社が管理しており,
電気料金は各戸から電力会社に払っています。

このように通常は,配電用の設備は電力会社が管理し,各戸の電気代の徴収などを電力会社が行います。
ご質問のシステムは,マンションで一括して電力会社から法人価格で電力を購入し,
別会社が配電設備や電気代の徴収を行う,というシステムです。

法人用電力料金を安く,一般家庭用の電力料金を高く設定している現状では,
消費者としては当然の工夫です。
制度上認められる方式ですから,「ウラ契約」という言い方は適切ではないと思います。

逆に言えば
「配電設備の管理や各戸からの電気代の徴収」という仕事を,
別会社がやる方が安いのか,東京電力営業所がやる方が安いのか。
別会社でやると安くできるなら,東京電力はもうけすぎてませんか,
ということです。

マンションだけでなく,町内会でもやることにして,
「**町**丁目は電力会社から一括契約しています。
町内会から委託された**配電会社が各戸から安い目の電気代をいただき,
まとめて東京電力に支払います」
とかにすればよいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2012/07/25 20:45

この手法はかなり以前からある方法です。


企業向けと家庭向けの料金制度の違いを利用した手法です。

企業向けは家庭向けに比べ基本料金が5倍くらいあり使用料料金が約半分という制度です。
例えば30Aで月300kWh使う場合

家庭用だと 250円×3+25円×300=8400円
企業向け  1500円×3+12円×300=8100円

という感じであまり不公平はありません。使い方によっては企業向けのほうが高くなります。

これを例えば100戸のマンションで
30A×100件=3000A=300kWのところを
100件が同時に30A使うことが無いということを利用して200kWの契約となるようにして
300円×300+25円×300,000=8,400,000円
     ↓
1,500×200+12円×300,000=6,600,000円
2割強電気料金を下げることができます。

ただしリスクもあります。
1.各家庭の電気料金は管理組合で集めますので検針業務、集金業務が発生します。
 (電気料金を払わない人への対応が必要となります)
2.6000V→100Vの変電設備が必要となり初期投資が発生します。(千万円単位の投資)
3.事業用の設備となりますので点検費用が自己持ち(管理組合)となり主任技術者の委託が必要となります。
4.各家庭の電気の使用が重なって300kWとなった場合は変電設備のコスト回収ができなくなります。
5.都合が悪くなって元の各戸ごとの契約に戻そうとしても電力会社への工事費の負担が発生します。
6.今話題の全面自由化となっても各戸ごとには電力会社が選べません。

上記の1~3をまとめて引き受けてくれる業者でてきたおかげで、このような方法がやりやすくなって最近増えてきているわけです。

ただ、東電の企業向けは料金は家庭用に先だって、家庭用以上の値上げ率で既に値上げ済みです。
自由化料金ですから、行政のコントロールが利きません。
新電力と交渉できない場合は東電のいいなりです。
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すでに回答が出ていますが、裏ワザというより、費用負担を見えにくくしてるだけですね。

毎月の電気代は安くなります、しかし電気設備の管理費を毎月負担する必要があります。また20年、30年後に電気設備の改修費用を工面する必要があります(大きな設備なら数千万レベル)。毎年停電して点検する必要があります。

一見電気代が安くなってるようにみえるだけで、実際には共益費などに費用を組み込んでいますので負担が安くなってると限りません。
電気代が月に1000円安くなった、しかし共益費は5000円アップ…いかにもありそうな話です。
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No.8です。

補足です。
書きもれがありました。雑居ビルとかでよく見るのですが、戸別の電力量計を交換していないところもあります。
計量法で必ず10年に一度交換することとなっています。先日立ち寄った雑居ビルで25年くらい交換していなかったのを見かけました。保守管理が悪いとこういうケースもあると感じました。

高圧受電でマンション側で高圧設備を持つ場合は、マンション側で電力量計を10年に一回交換する義務が生じてきます。マンション側での負担は大きいものと思います。
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低圧受電にするために、送電や電圧を変える設備(変圧器など)を電力会社が負担をしています。

このような形態の電気工作物を一般用電気工作物といいます。マンションの個別宅への電力供給をするための電力会社のコストがかかっているためです。このため電気代だけでみると割高に映ってしまうのでしょう。通常のマンションなどは、マンションの一画を電力会社に場所提供し、電力会社所有の変電設備を設け高圧で受電し低圧にします。電気屋の世界では、借室などと呼ばれています。
電力会社受電ならば、各戸の点検は、電力会社から委託された保安協会での4年に一度の点検で済みます。必ず10年以内に電力量計を計量法に基づいて交換し、電力会社で検針をして戸別で電力会社に料金を支払いをします。

高圧受電で電力会社の借室にせずにそのマンションで変電設備を持つ場合は、必ず電気主任技術者を選任し保安規定と言うものを作成して、経産省の産業局に届け出をして運用することとなります。このような電気工作物を自家用電気工作物といいます。電力会社から買う電力は高圧受電契約となるため、上記の電力会社から買う電力よりも割安となります。まとめ買いと同じことになります。ではどういう支払になるのか、戸別に電力量計を設けます。
マンションの管理会社で検針をしますが、高圧受電で検針した電力会社の支払との誤差が生じることも出てきます。単純に割り切れないケースがでてきます。その差をどう埋めたり改善するかについては、そのマンションの規定などによってまちまちかと思います。それらを区分所有者が納得していればなんでもないかと思いますが、そう簡単にはいかないかと思います。
そのマンションの電気設備の保安規定にもよりますが、大概一年に一回は保安点検のため停電することがあるかと思います。そのためこのような電気設備にした場合、どうしても電気設備の保守料金や電気主任技術者の費用も管理費に含まれてくることとなります。下手をすると管理費が高くなるケースになります。
トータルでみると、電力会社から買う電気と変わらなくなってしまうことも考えられます。もちろん高圧設備の取り替え費用もマンション側の負担となります。20年から30年で交換する機器が出てきます。

書いていて思ったことは、管理会社サイドの新手の管理費ちょうだい作戦なのかとも思いました。管理費や修繕積立金とか割高にできるチャンスと管理会社が考えていることなのかと思いました。
リフォームする際に戸別の電気配線をいじる場合、電気設備を管理している会社を通さないとリフォームできないとか、管理している会社のお抱えの電気屋でないとだめとか言ってくる場合も考えられます。

どっちにしても料金的に変わらないんじゃないかと思います。
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法人契約と言うより、高い電圧(6600v)で一括で受け各家庭に一般の100v200vで配る方法だと思います。


この方法も一長一短があります。
質問様は、どこから情報を入れたか分りませんが全部理解していますか? 

長所は、電気代が安くなります。

欠点は、
受電設備(一括受電から変圧して各家庭に送る設備)が必要です。(投資が必要)
電気料金の徴収業務(まとめて電力会社に支払う)、受電設備の管理費(法律が有り)設備の更新、修理費等が発生します。
また、1軒でも電気料金を沈滞した場合、誰かが支払う事になります。

上記の件、面倒な業務が出てきます。

この様な事が、今までは無いのです(全部電力会社がしているのです)当然単価は高くなります。
天秤ですね。


想像ですが、マスコミの報道を受けての事なら、良いことだけを放送している様に思います。
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ひとつ言い忘れていました。



都心の人口密集地の家で,
家の前に既にある電柱から電線を引くだけのお客さんでも,

山中の一軒家で,
その一軒のために延々と電柱を立ててその家専用の変圧器を置いたお客さんでも,

電力会社は同じ料金を請求します。

電力会社とすれば,後者の損を前者で埋めてバランスを取らねばなりません。
どうすれば「公平」なのか,悩ましいですね。
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貴方が世間知らずなだけでは?



電気に限らず、世の中の大半の物は一般小売りの数千倍の単位で買えば驚くほど安く買えますよ。
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抜け道ではなくて、昔から選択制であるやり方です。


安い電気を使うには、変電設備そのものと、その保守・管理を自分で賄う必要があります。ですから今からでも手間暇をかければ普通のマンションでも可能なことです。
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 公平には、2つの原理があります。

機会の公平を重視するか、結果の公平を重視するかです。

 たとえば、入学試験を考えてみます。東大入学者には富裕な家庭の出身者が多い。これは事実です。収入が少ない家庭に育った子どもにとって不公平だという指摘には一理あります。その対策として、一定収入以下の世帯向け特別入学枠を設ける案が考えられます。(アメリカの大学には、黒人枠がありました)。

 他方、受験機会は誰にも開かれているので、不公平とは言えないという考えもあります。ご指摘の電気料金は、こちらに属します。別にマンションに限らず、末端コストとリスクを負担するのであれば、割安の電気を利用できる制度にすればよいということになります。

 どちらの原理がいいか、一概には言えないと思います。しかし、努力や創意工夫の有無に関係なく結果の公平を主張してもあまり賛成は得られないのでは。
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