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うちの年老いた両親は、左利きを「ぎっちょ」、農家を「百姓」と言っています。
私としては、「ぎっちょ」は身体障害者(かたわ)、「百姓」は水呑百姓やどん百姓のようなイメージがあり、感じがよくありません。
両親は人前でそのような呼び方を平然と口にしているので、私はちょっと恥ずかしい気がします。
これらは差別用語なのでしょうか?
また、それを言われた人はどのように感じるのでしょうか?

A 回答 (5件)

 百姓も当の本人には「お百姓さん」といえばセーフですし、「おまわり」も「おまわりさん」といえばいいんです。

職業に敬称である「さん」をつければほぼOKですね。
日本語ってそんなもんですよ。

 ただ、やはりその当事者がいないときは「百姓」「ポリ公」などと呼んでしまいます。

 20数年前までは、百姓ではない人でも、その人のことをばかにするために「百姓!」なんてよぶシーンも映画の中では見られましたね。「田舎者がァ!」などと同じニュアンスです。

 難しいのは、放送禁止用語(あくまでも自主規制ですが)と我々が日常会話する言葉とは違うってことです。例を上げれば、放送では「外人」はNGで「外国人」と言わなければいけません。我々の日常会話ではどうでしょうか?外人に何か差別的な意識はないと思います。

 ご存知でしょうが、10数年20年前まで放送でも使われていたことばが、現在「ピー」となって伏せられる場合もありますが、例えば最近はNHKBSでもWOWOWなどでも昔の映画を放送する場合「オリジナルを尊重し・・・」などと放送開始前にテロップが出て、いわゆる放送禁止用語が普通に出るようになりました。

 要するに使う側に差別的な意識があるかないかですね。
私個人では我々が日常に会話をする場合、そこに差別的意識がなければ「百姓」などはOKだと思います。

 お酒が大好きな人のことを「左利き」もしくは「左党」などといいます。
これは・・・これも右利き世界だからこそなのですが、右ききの人が大工道具のノミで木を削る場合、左手にノミ、右手に金槌ですよね?なので、ノミが呑みを連想させ、酒飲みのことを左利きとか左党などといいます。

 ぎっちょの語源はいろいろあります。
まずはお正月があけてからしめ縄や門松を燃やす儀式・・・多くの地方で「とんど」「どんと」などといいますが、これは「左義長(さぎちょう)」といいます。毬杖(ぎちょう)を三つ立てたところからという説があります。まさに「ひだりぎちょう」ですね。これはいわばシャレのようなものです。

 また毬杖自体は、今で言うところのホッケーのようなゲームで、棒で毬を転がして相手陣地に打ち込む遊びですが、左利きの人はもちろん左手に持つわけで左毬杖(ひだりぎちょう)となった説もあります。

 現在でも右利きのことはあえて言及しませんよね?左利きの場合のみ、「ぎっちょ」「サウスポー」などといいます。多くの人から見たら奇異に見えたという意味であえてそういう呼び方をしたとするならば差別用語でしょう。

 長々と書きましたが、差別用語とはその使う場所、使う目的、使った人の意識、使われた側の気持ちを考える必要があるということですね。

 農業従事者に「お百姓さん」はOKでしょうし、日本語ではダメで英語ならOKっていうのも変ですが、左利きの人に「サウスポー」はOKです。また、「めくら」はだめでも「ブラインド」はOKです。

 私が言いたいのは差別用語もすべてれっきとした日本の文化のもとに伝わっている日本語です。
なにもかもダメじゃ、日本語文化が伝わらないってことです。
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この回答へのお礼

たしかに「お百姓さん」なら丁寧な感じがします。
しかし、「ぎっちょさん」ではバカにしているみたいですね。
語源を辿ってみると深い意味があるみたいですが、万人にご理解いただくのも難しいですね。
たいへん勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/06/03 15:18

私は差別用語とは思いません(軽度ですが障害をもっています)。


その年代、その時代ならそういう言葉づかいが普通だったんだと自然に受け止めます。

まずその言葉の対象となる人がどう思うか、そして、どういう話の流れでその言葉を使っているか、その言葉を口にするときどんな思いを持っているかが大事だと思います。
要するに、悪意の有無です。

その言葉を使ってる時、ご両親はどんな口調だったでしょうか? どんな表情だったでしょうか?
百姓ではなく農家、ぎっちょではなく左利きと呼んだとしても、その人を見下す考えを持っていたなら、その言葉を口にする時はとても卑しい顔になっていると思います。


人権人権とうるさい人とむやみに矛を構えないようにするため、公の場、特に職場ではそういう言葉の使用は避けたほうが無難ですが。


私は耳が不自由で、その原因は耳介の奇形によるものです。
ある場所で、その奇形という言葉も差別用語だと騒ぐ人がいました。
実際、私は『奇形』というあだ名でからかわれとても嫌な思いをしたことがあります。
だからといってこの奇形まで差別用語、悪い言葉と認定されてしまったら、就職などで自分の症状を説明する際にとても困ることになります。


まずは、その言葉の対象となる人の意志、そして使用した人の意図を尊重し、第3者が過剰反応するのはやめてほしいです。
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この回答へのお礼

たしかに見下していたら、どんな言い方をしても悪意があると受け止められてしまいますね。
両親は見下しているわけではないですが、そのような呼び方をしないほうが無難かもしれませんね。
貴重なご意見、どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/06/03 15:31

「百姓」は『差別用語』としてはかなり微妙な位置の言葉です。



「鋼の錬金術師」の作者、荒川弘先生が自らの農業経験を元に
描いた漫画「百姓貴族(新書館・刊)」も出版コードとしては
ギリギリなのだそうです。

荒川先生は「第三者が用いるのと当事者が用いるのとでは違う」
「私ら農家生まれは自分達のこと平気で『百姓』と言ってます」と、
作中でおっしゃています。

どんな言葉でも(例えば「バカ」や「ちび」とか)差別対象として
使うか否かで意味が全く変わってしまうのではないでしょうか。

「かたわ」は現在では完全に差別用語・放送禁止用語です。
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この回答へのお礼

たしかに第三者に言われると意味が違ってきますよね。
私は髪が薄いので、それを自称ネタにしていますが、他人に指摘されると腹が立ちますから。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/06/02 16:39

百姓 は差別用語です。


現在では、農業・農家を言っています。

ぎっちょ は差別用語ではありませんが、放送禁止用語に含まれています。

ちなみに私は左利きですが、年配の方からは良く「ぎっちょなんだ!」と言われますが、もう慣れました。
逆に、「この人は左利きの事を何て言うのかな?」と楽しみにするようにしています。
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この回答へのお礼

初めのうちは「ぎっちょ」に抵抗があったんですね。
やはり「ぎっちょ」は使わないほうが無難ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/02 16:32

百姓は差別用語です。


他は知りません。
母親の知人が美容師で左利きなのですが、
『ぎっちょ』と言っています。
家族の中でそれは差別用語だから言うなって事はないので
『ぎっちょ』はセーフだと思います。
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この回答へのお礼

微妙なところなんですね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2012/06/02 16:29

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