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絵具を混ぜ合わせることによって、白が作れない理由とはなんでしょうか?
加法混色など、なるべく詳しく原理などに基づいて解説してくださると非常に助かります。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

カメラではニュートラルグレイの物を露出オーバーに撮れば白と見分けがつかないのですが、人間の眼は白いものは白と認識します。


他の物との対比もあるのでしょうがそのメカニズムはいまいちはっきりしていないのです。

撮影用のカラーチェッカーでは反射率83%を白としている場合が多いようです。
http://www.dnp.co.jp/semi/j/test/ite169/03.html
マンセルの白は90%以上で、下の↓このグラフによると分光反射率はどの波長もまんべんなく90%以上になっています。
一般にニュートラルグレイとして使われる18%グレーがはるか下の方にあります。カメラなどの露出ではこれを中心と考えているわけです。
http://www.inx-eng.co.jp/product/mn/ccr.html
前のチェッカーでは黒から数えて5番目が18%グレーです。

↓マンセルの等色相面の表を観ると例えば5Yの明度はN(グレー)8(マンセルの等級で)相当、その補色である5PBはグレー4相当になっています。5Yは有彩色の中で最も明度の高い原色です。
(マンセルは無彩色を9.5段階にわけて白を9.5黒を1.0としています)
http://www.dic-color.com/knowledge/080926.html
http://www.sikiken.co.jp/colors/colors08.html
http://www.inx-eng.co.jp/product/mn/bm_page.html
理屈から言っても補色同士を混ぜてグレーを作れたとしてもグレー8とグレー4の中間の6ぐらいにしかならないのは自明だと思われます。(また実際にはどんな絵の具でも補色を混ぜても全くのニュートラルのグレーとは違う変なグレーっぽい色しか作ることができません。減色混合の三原色というのはあくまでも概念上のことと理解しておいたほうが良いと思います。)

(今の研究では人間の眼と脳は物の吸収する光の波長の違いを色として見分けているとのことです。まだわからないことが多いのです。
→エドウィン・ランドの実験http://msoe.us/taylor/eisl/land.htm

なお白い絵の具を作るための顔料は、鉛白2PbCo3・Pb(OH)2、酸化亜鉛、リトポン(硫化亜鉛+硫酸バリュウム)、硫酸バリュウ、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、炭酸カルシウム(胡粉、白亜、大理石、ムードン、など)、クレー、アルミナ白、タルク(滑石)、二酸化ケイ素(シリカ)、炭酸マグネシウム、雲母チタン、 などです。元々白か透明の物質が用いられています。
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<絵具を混ぜ合わせることによって、白が作れない理由とはなんでしょうか?>


白は、他の色の粒子より小さい粒子が必要で有る。
暗闇では色は解りません。
物に光が当たり赤・青・緑の色の反射が目に飛び込み色が見えます。
粒子の大きさで反射する光の色(波長)が違います。
赤・青・緑の反射の多い少ないで、色が判別されます。
赤・青・緑の粒子より小さい粒子が、赤・青・緑を等分に乱反射するので白く見えます。
反射しにくい物は黒っぽく見えます。
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