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 朝日新聞の天声人語など新聞1面下にあるコラムには、しばしば、筆者の意図と合致する内容の本が出てきます。筆者の意見を後押ししたり、お墨付きをつけたり、の役割で。
 筆者は、こういう本を、どうやって探しているのでしょうか? 世の中の動きにあわせて書く文章を決めるているはずなのに、タイムリーに都合良くぴったりの本を読んでいるとは信じがたいのですが。書くことが決まってから読んでも、間に合わないし。不思議に思っています。

A 回答 (2件)

ライターです。

新聞社に知人はいないので以下は推測ですが、ライターでも似たようなことはやっているので、それほどはずれていないと思います。

まず、過去に大量の本を読んだり取材をしたりしていますから、「これはどうだろう」「あれは使えるんじゃないか」という見当を付けられます。見当をつけたら、その本を蔵書や図書館の中から探し出して、内容を確認します。「こういう話の本ってあったよね。誰の作品だっけ?」と、同様に大量の本を読んでいる知人や同僚に相談することもあるでしょう。新聞社には資料室というのがあるし、いまはコンピュータデータベースも使えますから、そういうものも利用するでしょうね。

この段階で、見つけ出した資料が思い違いであれば、ほかの資料を探し出すか、別のネタを考え出して、それにあたります。つまり、それだけの知識と努力と組織力をかけて原稿を書いているわけです。

ちなみに、新聞のコラムを書くというのは、歌手なら紅白歌合戦に出場、野球なら大リーグでも通用するスタープレーヤー並の実力者と言えるでしょう。

ただ、書く側からすればテーマはいくつかの選択肢があって、その中からドンピシャで書けるものを選べばいいわけですから、すべてのテーマにピッタリの資料を選び出せなくてもかまいません。百発百中ではないのだけれど、読む側からすれば舞台裏は見えないので、驚くほど精密に見えることはあると思います。
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この回答へのお礼

コラム欄の文章量は少なくても、舞台裏はたいへんそうですね。そうまでして、ドンピシャリの本を紹介する必要があるのか、という気もしないではありませんが(^_^;)
回答ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2004/01/17 23:15

 過去の蓄積の中から(読んだ本の中から)探してくる場合がほとんどです。

コラムニストの読書量は一般人をはるかに超えます。また、交流のある知識人、専門家も多いですから、その人々にヒントをもらう場合もあります。同僚の知識を借りる場合もあります。要するに引き出しの数が多いわけですね。それが、仕事ですからね。
 いずれにしろ、現在の世相に合わせて、日夜、コラムをひねり出しているいるのですよ。大変なんですよ、結構ね。
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この回答へのお礼

だとしたら、ものすごい読書量になるんでしょうね。たいへんなお仕事ですね。回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/01/17 23:13

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