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わたしの大学院では中央に共同機器を希望者が使える部門があります。

そのうちMSとNMRに興味があります。少し先の自分の実験で使う可能性の高い機器です。できれば自分で慣れておきたいのですが、このような高価な機器は専属の協力教員やオペレーターが実際の機器オペーレーションを担当し、実験するこちら側は彼らに分析をまかせるしかないというような噂をききました。あなたの大学ではどのようになっていますか?

たとえば自分の実験で使いたければ、機器の立ち上げは無理としても、ソフトの扱いや資料注入などの実際の操作を講習などで習った後に、教わりながら学ぶことができますか?私の場合、データーは最低限ほしいですが、器機の構造と使い方を最小限学ぶことも目標です。


また、2つめの質問ですが、このような場合、自分が所属している研究室はどの程度の金銭的負担を求められるのでしょうか?

A 回答 (2件)

 当方はMSについてはあまりよく知りませんが、NMRに関しては専属のオペレータが測定する施設と利用者が実際にオペレートする施設の両方があります。

溶液NMRの場合、誤って装置を破損させる可能性は他の分析装置に比べると低いと思います。クエンチやプローブの破損は測定時というよりもむしろ保守作業時(ヘリウム充填やプローブ交換)時に起こります。また今日のシステムはユーザー支援の機能が結構充実していますので、そういう装置だとあまりNMRのことを知らなくても測定できたりします(測定の難易度にもよりますが)。一方固体NMRはそれよりかなりハードルが高いです。測定時のプローブやサンプル管(溶液と違って高価なものだと数十万円)、パワーアンプなどが下手すると簡単に壊れます。
 一方MSについては推測ですが専属のオペレータが行うケースがNMRに比べて多いと思いますが、NMRと同様に両方あります。NMRだと測定しても試料がなくなるわけではないので失敗しても再測定すればすみますが、MSだとそうは行きません。
 
 金銭的負担ですが、NMRについてのみ解答させていただきますと、電気料金については良くわかりません(仕様書には消費電力が書かれていますから調べることは可能かと思いますが)。明らかに必要なのは磁石の冷媒(液体窒素と液体ヘリウム)で、これは磁石の規模や構造によってかなり差がありますが、最低でも年間50万くらいはかかるのではないでしょうか。あとは数年に一度磁場のドリフト補正で数十万、1回の故障があれば十万程度は軽く飛びます。
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NMRの場合は電気代と液体窒素代(最近は電気で自家製造する装置も多いけど)でしょうか。



でも最大の問題は「壊したときの負担」です。MSは安価なので大したことは無いですが、NMRのプローブを壊したりクエンチさせちゃったりすると千万単位のお金と「ランタイム」の弁済が重荷です。それが嫌なのでオペレーターに任せきりの大学・研究所が多いのです。
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