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大学進学を考えるとき、化学を学ぼうとすると工学部と理学部が該当するようですが、それぞれカリキュラムや研究にどのような特徴があるのでしょうか?また卒業後の進路(就職など)についてはいかがでしょうか?

A 回答 (8件)

確かに重なっている部分はあるだろうと思います。

でも学部が違っているのですから違っている部分の方が多いのです。理学部と同じようなことができると思って工学部に行ったがそういうことのできるのは限られたごく一部の研究室だけだったということが普通に起こるのではないでしょうか。
理学部に比べて工学部は規模が大きいです。それだけ応用分野での研究対象の幅は広いということです。反応装置の設計をやっているような研究室は理学部にある研究室とは重なるところがほとんどないということになるでしょう。そういうことで言えば薬学部の化学系、農学部の化学系も同じようなものです。重なっているところは当然ありますが学部の大きな枠としては異なっています。

ノーベル賞を受賞した福井謙一の所属は工学部でした。学科名は燃料化学科(後に石油化学科に名称変更)です。wikiで見ると学位論文のテーマは「化学工業装置の温度分布に関する理論的研究」だったと書かれています。教授になった時の講座名は「高温化学」です。ノーベル賞の受賞理由になっているのは「フロンティア電子理論の研究」ですから純理論化学だと言ってもいいでしょう。かなり違いが際立っているのではないでしょうか。
どこの大学の工学部でも量子化学の理論研究が出来ると思って行くと当てが外れます。
それは福井謙一が方向付けして作り上げたものです。
理学部の化学と工学部の化学の共通点を言うのであれば理学部の化学と理学部の物理の共通点も結構あるとしなければいけないでしょう。無機系の研究室のスタッフの多くは化学会と物理学会の両方の会員になっています。私は理学部の化学科でしたが所属した研究室は教授も助教授も物理学科出身でした。

事情は大学ごとに異なるでしょう。
多分入学の段階では学科として一括だろうと思います。どの研究室に行くかについては後に選抜があるでしょう。希望すれば入れるということではないはずです。候補を2つか3つに絞ることはやっても1つしかないというような決め方で行けば希望がかなわなかった時は悲惨なことになります。
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#6です。


#3のお礼に書かれている内容についてです。
>一般的に理学部の方が定員が少なく、同じ大学でも若干難易度が高いような気がします。工学部に入学した後理学部に編入するというのは難しいことでしょうか?

この文章からすると

工学部の方が入りやすいように思うので
そちらからう回コースで理学部に行くことを考えている

ということのようですね。

そうだとすると今まで書かれている回答は私のも含めてポイントがずれていることになります。
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>理学部に編入するというのは難しいことでしょうか?



可能ですが、これは工学部卒業後、理学部編入ということになりますので
理学部の大学院進学のほうが早いです。

理学部で理論先行ということは確かにいえます。
化学を理論的に深く研究(この場合は、化学というよりも
物理学や数学を研究している感じになりますが)を
希望の場合、理学部のほうがいいと思います。

私の出身大学だけの話かもしれませんが
理学部は実験室が小さいような感じがします。
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他の方の回答にもありますが、理学部はやや理論が先行し、工学部が実験が先行する感じはします。



何より貴殿が、化学の中で何を学びたいかで選択しても良いと思いますよ。
特に修士課程や博士課程までも視野に入れているのであれば、学部以上に学科や研究室が行なっている研究内容も調べておいても良いと思います。

また、大学で研究した内容が、就職した会社で直接役立つ率は、実は、低いです。
研究的見地や考え方、課題認識と解決法といったことを大学、大学院で 身につけれれると良いと思います。
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>化学を学問として純粋に研究したいという場合は、理学部の方が適していると言うことでしょうか?


そういうことです。

>一般的に理学部の方が定員が少なく、同じ大学でも若干難易度が高いような気がします。
理学部の方が定員は少ないですが、難易度に関しては、大学によって違うと思いますが、大差ないと思いますよ。

>工学部に入学した後理学部に編入するというのは難しいことでしょうか?
意図がわかりませんが、同じ大学であれば編入ではなく転学部になります。難易度は大学によって違います。欠員がなければ認められない場合もあります。他大学への編入ということであれば大学によります。一般的には1年から入るよりも簡単といわれていますがお勧めしません。なぜなら、大学は1年生から入るようにカリキュラムが組まれていますので、途中から入るのには無理があるからです。また、編入学生は3、4年生の2年間で、卒業に必要な単位の半分以上を履修する必要があります。他の学生はその時点で3分の2程度の単位を履修していることが多いので、かなりの遅れがあることは明らかです。そのために、卒業研究などを行う上で支障が生じることもあります。
よほどのことがない限り、編入学などするべきではないと個人的には思います。
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基本的に理学部は基礎研究で工学部は応用研究ということになります。


化学の分野ではそういった違いは比較的小さいですが、それでもそういう傾向は残っています。

就職に関して、民間企業であれば工学部の方が幾分実績は上でしょうけど、大差ありません。それよりも大学間の格差の方が大きいです。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。化学を学問として純粋に研究したいという場合は、理学部の方が適していると言うことでしょうか?一般的に理学部の方が定員が少なく、同じ大学でも若干難易度が高いような気がします。工学部に入学した後理学部に編入するというのは難しいことでしょうか?

お礼日時:2012/06/14 13:38

> 教員を目指していないのなら、大差はないと理解していということいでしょうか?



事実上そうです.
興味のもてる研究室があるかどうかとか,そういう基準で選んだ方が建設的です.
今の段階でそこまで難しければ,理工にとくに拘る意味もありません.
理学部出身の工学部教授もいくらでもいますし,その逆も同様です.
ちなみに私は理学士,理学修士,工学博士です.
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教職科目(中高の理科)に対応していない工学部が多いという以外は,大差ありません.


その結果,理化を出て中高の教員になる人は珍しくありませんが,工化出身だとかなり珍しいということになります.
そのくらいだと思っていいです.
あとは,どういう研究室があるかで,大学ごとの特色は決まってきます.それは理学部だからとか工学部だからというのとはあまり相関しません.
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。教員を目指していないのなら、大差はないと理解していということいでしょうか?

お礼日時:2012/06/14 10:40

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