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死亡時に一時金はいらない(保険会社にあげる)ので
その分利率がよくなってるような終身年金保険てないものなんでしょうか?

もしくは死亡時はすべての財産を好きにしていいので
生きてる間は月○万支給しますよみたいな保険?

A 回答 (4件)

>なぜ自殺が増えて前提が崩れるのかそこが理解できませんでした



んじゃま、書きますが・・・相当ややこしいですよ。それに文章だけじゃ
真意が伝わらないかもしれませんので、その辺はご容赦を。


まず、保険会社の扱う年金は、数学的な「期待値」を各年齢で同一に
すると言う大前提で商品設計をしているという点を理解して下さい。

元々、保険金額(年金額も、それ以降の受取額期待値の現価という
意味では等価)を計算するための基礎となる、各年齢の死亡率は、
国勢調査などから発表した厚労省のデータです。

即ち、「この年齢で死んだら得」みたいな金銭的な優劣が無い状態で
採集されたデータですから、このデータは「どの年齢で死亡すると得」
なんて発想はどこにも無いデータ、ってことになります。

一方、仮に死亡した場合に金銭が得られると仮定した場合、各年齢
での死亡確率×得られる金額は、生存する確率×翌年以降に得られ
る金額の現価と等価でないと、「その年齢で死亡すると損、または得」
という判断が出てきてしまい、その契約をした人間の母集団の死亡率
は、国勢調査などの死亡率と変わってくる危険性があります。

要は、保険商品には、「各年齢で得られる金銭的期待値が、各年齢
ごとに全く同じ」前提で母集団を集めないと、計算基礎となる数字が
使えなくなり、集めた資産が余る、または不足するという事態になり
かねない・・・という危険が存在するんです。


で、ですね。ご質問に従って、ここで、

>平均年齢以下で死亡した場合は、保証金がいらない
>その分、年金額が若干上がるという保険があった

こういう商品を仮定します。

これを専門用語で言い直すと、確定部分がゼロの終身年金に、有期
の年金を加算した保険商品ってことになります。

まず、確定部分がゼロの終身年金を考えます。

この商品は、数学的には確かに「各年齢での受取額期待値は同じ」
ですが、契約直後に死亡した場合、払込総額に対して受取額が余り
に少なすぎるという問題があり、契約者から見ると心情的に「損した」
気分になりかねません。

実際、この手の商品は国家などが強制的に行う場合を除いて、大概
「売れない」ってのが保険会社の常識だったりします。

元々、前回答に書いたように、保険契約は「ある程度多数の契約者」
を集めないと、商品的に成り立たない金融商品なんです。ですので、
確定部分を設けるのは、契約者に「払込額から見て、そんなに損した
ように見えない」ようにして、契約者を一定数集めやすくするための策、
ってトコがあるんです。

一方、平均余命なりなんなり、とにかく「一定期間だけ年金額上乗せ」
の契約を行う場合、「一定期間以前に死亡した場合」の払込部分を
どうするかという問題が出てきます。

だったら有期の年金なんかにせず、一定期間前に死亡した場合の
払込額は、翌年以降の生存者の給付に回す・・・という発想をする
ならば、これは即ち、終身年金、ただし最大支払期間は有期で打ち
切りという年金になります。

この場合問題になるのは「有期以上生存した場合の損得勘定」って
奴です。有期以上生存した場合、年金額はそこでドカンと減少します。
ということは、受け取り側から見ると「その年齢以上生存しても、年金
額が減ってしまう」事を意味しますので、有期中に死亡した方が「得」
という感情が出てきてもおかしくないです。

この場合、「全員がそう思うか」という問題では無いのです。そう思う
人が少しでも居ると、計算の基礎になる数値が使えなくる、という問題
の方がずっと大きいんです。

保険契約は非常に長期にわたる契約ですから、契約者が想定外のこと
を少しでもやってくれると、経営的に成り立たなくなる可能性があります。
保険商品を設計するときは、その問題を常時考える必要があるんです。


とはいえ単身者が増えると、そういう「保障期間は不要」と言うニーズが
出てくることは判ります。ですので、例えば「保障期間該当部分は、特定
の募金に充当する」とか、責任準備金(年金支払に充てるための原資)
を数年毎に見直して年金額を可変にするとか言う商品も、今後は出て
きておかしくないかもしれません。

少なくとも、そういう商品は今は無い(筈)ですが、あくまで、希望的観測
としてはあり得そうな気がします。希望的観測ですけど・・・ね。
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なんか誤解されてるみたいですけど・・・。



年金と言うのは、厚労省が発表した平均余命の表に基づいて、
支給開始年齢から1年後まで生存する確率×その間に支払わ
れる年金額の現価を、全員が死亡するまで(確か上記の表は
106歳まであった筈)計算して必要な資金を求め、その額を確保
することで支払いに充てるという、「純粋に確率学的な計算」で
評価する商品なんです。

保険会社のさじ加減一つで年金額を云々する、「国民年金」の
ようなあやふやなものじゃないです。全く発想が違う商品なん
ですよ。

ですので、「平均年齢より前に死んだら保険会社は大もうけ」
なんてことは無いですよ。「終身年金契約を結んだ全ての
契約者は、確率学的には結構正確に死亡してくれる」ので、
ちゃんと当初の「数学的計算」通りに資産は残ってくれるんです。

(大昔、保険会社でそういうセクションに居たので、その辺は
確認済み、契約者が数十万人とか居ると、あの手の数値は
結構正確なんです)

商品として、質問者さんの求めるような商品を「設計」することは
可能かもしれませんが、それをやると「特定の年齢で死亡する
のが他の年齢で死亡するより得」って商品になり、その年齢での
自殺とかが増えちゃって商品設計の前提そのものが崩れるので、
そういう商品は作らないと思うんですけどね。

保障期間がある(保険数理的には確定部分と言います)というのも、
そういう「特定の年齢で死亡すると損した気分になる」ために、
それを回避するために付加していると言う面があったりします。
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この回答へのお礼

説明ありがとうございます

以下の部分がよくわかりませんでした
>商品として、質問者さんの求めるような商品を「設計」することは
>可能かもしれませんが、それをやると「特定の年齢で死亡する
>のが他の年齢で死亡するより得」って商品になり、その年齢での
>自殺とかが増えちゃって商品設計の前提そのものが崩れるので、
>そういう商品は作らないと思うんですけどね。

平均年齢以下で死亡した場合は、保証金がいらない
その分、年金額が若干上がるという保険があったとして
狙って平均年齢以上で死亡するなんて事はできませんよね
平均年齢以下で死亡する事は絶対得はしないと思いますが
なぜ自殺が増えて前提が崩れるのかそこが理解できませんでした

お礼日時:2012/06/26 07:32

保険や年金ではないですが、お求めの趣旨の制度としてパッと思いつくのは、「リバースモーゲージ」でしょうかね。



もう、調べられたでしょうか?ネットで検索するといろいろと出てくると思います。
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この回答へのお礼

はい制度としてはリバースモーゲージが相当するのですが
持ち家で5000万以上の資産価値がないとダメとか見かけたので・・・
持ち家以外の資産でも、5000万はさすがに多すぎるのでもっと
手の届く資産でそういう制度があったらいいなと思ったのですが
難しそうですね

お礼日時:2012/06/26 07:27

そういう商品を「終身年金」って言います。



でも、終身年金って、原則として死亡時の一時金は無いです。
保証期間での死亡時に、遺族に補償期間の残りの期間だけ
年金が継続して支払われるってだけです。
http://www.zenrosai.coop/kyousai/nenkin/teigaku1 …

利率は、死亡保険と基本的には同じです。保険数理的には、
死亡保険も終身年金も「払込期間満了時の責任準備金」を
そのまま支払うか、保留して年金にするかの差だけですから。

月払いで貯めないで、現金原資を一括で支払い、死亡時まで
年金を受け取る「一時払い終身年金」って商品もありますしね。
http://www.meijiyasuda.co.jp/personal/product/li …
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この回答へのお礼

レスどもです

終身保険だと保険会社も利益を求めてるでしょうから
平均的な死亡年齢より高い年齢で払った保険金より
受け取る年金のが少なくなるようにしてると思います
なので遺族に対する保障期間だけという部分を
その分おおめに本人に支給してくれる保険がないかなあと
独身者には遺族補償なんて無駄なので・・・

平均年齢より前に死んだら保険会社は大もうけだろうし
平均年齢より後に死んだとしても、遺産(家・土地・貯金・金融資産等)を保険会社が
好きにしていいというなら
保険会社にとってもかなりいい条件だと思うし
遺族・家族のいない一人老人にとって老後は大変でしょうから
遺産あげるからその分、面倒見てねという制度があったらいいなと思う
人は多いと思ったのですが
そんなのないのかなあ

お礼日時:2012/06/22 21:57

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