プロが教えるわが家の防犯対策術!

CDのリッピングやファイル変換も、使用するソフトによって音質に差が出る云々の記事を音楽誌やネットでチラホラ目にします。これは事実でしょうか。

試みに、foobar2000, Audacity, Music Converter (Mac) の3種を使って同一のFLACファイルを.wavに変換してみましたが、私の耳では取り立てて違いを認識できませんでした。

どなたか、差を確認された方はおられますか。差があるとすれば、どのソフトがもっとも優秀でしょうか。

違いを認識できないんならナンだっていいだろ、なんていう減らず口はなしで願います。

A 回答 (3件)

>> これは事実でしょうか。

//

基本的には「うそ」と考えて良いでしょう。

リッピングに関しては、CDから正しくデータを読み取り、正しく保存できていれば、データ自体に差はありません。すなわち、「正しく読み取れるかどうか」だけが音質を左右します。WindowsでいえばEAC、MacでいえばXLDなどは、複数回読み取りを行ってデータの整合性を検証し、この「正しい読み取り」を確保します。もっとも、iTunesやWindows Media Playerであっても、よほど傷ついたディスクでない限り、EACやXLDでリッピングしたものとデータは一致します。

ただし、EACやXLDには、いわゆるオフセットを補正する機能があります。この点ではiTunesやWMPでリッピングしたデータには「ずれ」がありますが、それ以外の部分では差はありません。

仮にデータが一致しているのに音質が違うとすれば、「鰯の頭も信心から」です。

>> 同一のFLACファイルを.wavに変換してみましたが //

これも、できあがったWAVEファイルのデータは完全に一致するはずなので、当然、音質も同じです。

ただし、「データが同じだから音質が同じ」であることと、「再生時にも同じように聞こえる」ことは、次元の異なる問題です。前者は、たとえて言うなら「本の内容を一字一句間違えずにノートに書き写した」のと同じです。しかし、そのノートを声に出して読み上げるときは、どもったりたどたどしい人もいれば、スラスラと聞きやすく明瞭に読む人もいます。

従って、データが同じでも、再生時に使われるソフトやハードが異なれば、音質に違いが生じる可能性はあります(いわゆるジッタの問題)。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

快刀乱麻の論理明快な回答をありがとうございました。再生プログラムによって音質が変わるのは私も実感しているのですが、変換プログラムで差が出るというのは、どう考えてもバカげてますよね(もっとも、iTunesだけはどうにもいただけません)。レコード芸術その他クラシック系の音楽誌には、どうもこの手の知ったかぶり評論が多くて閉口します。真に受ける方も受ける方ですが。また、EACとXLDのご紹介もありがとうございました。さっそくDLして使ってみようと思います。

お礼日時:2012/07/09 09:16

File 変換の前後で楽音 Data が異なるようであれば音質が変化しますが、楽音 Data が等しいのであれば音質は変わりません。



単に Container 型式を変えただけで、中身の音楽 Data はそのままなのであれば、当然のことながら音質が変化することはない筈です。

ただし、File 変換には楽音 Data を改変するものがありますので、その場合には変化が生じます。

また、File 変換とは呼びませんが、実質的な Data 変換であるような Digital to Digital の変換も音質を変化させます。

例えば 48kHz 16bit Sampling を 192kHz 24bit Sampling に Up-Sampling したら、48kHz 16bit Sampling を 6MHz 1bit に変換したら・・・楽音 Data は Original の 48kHz 16bit とは異なるものになりますので、音質も変化します。

Data 変換を行う回路によっても音質が変わることがあります。

私は 80 年代末頃から Audio Source を Analog から Digital に変更してきましたが、光接続にはどうしても馴染めませんでした。

90 年代初頭の銘器であった MARANTZ PM99SE と同等品である PHILIPS DFA10000 でも光 Cable 接続の音はキンキンした音になってしまい、Cable を何万円もする Quartz Cable に変えてみたりもしたのですが、さっぱり改善せず、結局 Audio Alchemie Digital Transmission Interface で Coaxial 接続させることで何とか不満のない音にすることができました。・・・後で判ったことですが、原因は PM99SE の光 Receiver に用いられていた Motorola 製 Receiver Chip が盛大な色付けを行なっていたのです。

その後も光接続に対する Trauma が抜けていないのですが、現在愛用している STYLE AUDIO CARAT TOPAZ SIGNATURE でも USB 入力よりも光入力の方が硬く刺激的な音になることから、曲によって USB と光とを使い分けています。・・・まぁ USB 入力の音が最高と言うわけでもなく、曲によっては大気の透明度や密度感みたいなものに違和感を覚えることがあるので、別の選択肢も利用しているというわけです。

また、現在は Audio Source に Mac の iTunes を愛用しているのですが、Floating Point 演算を用いる iTunes の Program よりも Integer 演算で処理する Audirvana の方が Headphone Monitor では鮮度の高い音質になるので、曲によっては Audirvana も併用しています。

私は Maccer なので Windows 系の Software は判らないのですが、Windows では foobar2000 が Audirvaba のような Software になるのではないかと思います。

Digital to Digital で楽音 Data そのものに変化はないと思われる Digital 処理の中にも実は楽音 Data を改変して処理しているものがあるという好例ですね。・・・光変換 Process や浮動小数点演算と整数演算との違いなど・・・。

ただし、Near Field Monitor 状態に設置している机上の 5inch Full Range + Super Woofer Speaker System を Vacuum/Class-T Hybrid Amplifier (SW は Class-T のみ) で駆動する Speaker Monitor 音では違いが殆んど判りません・・・はっきりと判るのは Headphone Monitor の時だけです。

私の場合、Line Cable や電源 Cable の違いによる音の違いまでは判らないのですが、Phono Cable と Speaker Cable の違いによる音の違いは昔から感じ取っていましたので、Dgital Data 処理の違いによる音の違いも感覚的に (聴感上) は同じような相違と受け止めています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な回答を、ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/09 09:16

FLACからwavでは差が出ないでしょうね。

どちらもロスレスですから変換時にも音質の劣化はないですからどれを使っても変らないでしょう。mp3などの非可逆なファイルではそれぞれに差が出るかもしれませんが、Audacityでは外部のプラグインによってmp3にコーディングするので、CODECの性能に左右されるでしょう。

私自身はロスレスタイプ以外殆ど使わないので、詳しくはありませんがmp3などではCODECによって音質の違いがあるようです。編集ソフトそのものという言うよりもCODECの差によるところが大きいでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/09 09:17

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!