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英語の小論文(APAstyle)を書いてます。日本語でかかれた文章を直接引用(意味内容そのまま引用)したいんですが、
本文には日本語(原文)と英語訳を共に載せればいいのでしょうか?
その場合、英語で「筆者訳」などとつける必要はありますか?
誰か教えてください!

A 回答 (2件)

APA Style は日本でも論文の書き方の一つの基準として使われることがよくあります.もちろん,もともとが英文の論文のお作法としてサイエンス分野向けに基準として提供されています.


そこで,英語の論文に日本語の資料を引用しようとする場合に,そのための規則は定められていないわけです.

以下のように考えてはいかがでしょうか.書き方を場合によって使い分けるというものです.これは,APA Style でなくとも,英文の論文を書く場合には共通に出て来る方法です.大きくは2つの観点です.

1.Subject (論文の内容,テーマ,英語/日本語の2言語に関わるか否か):
本文を英語で書くとしても,内容が日本語という言語そのものをテーマに論じる場合は,日本語での記述が避けられないでしょう.その場合,論文の読み手は両言語を理解することを想定することになります.
たとえば,言語学の分野ではこのような状況になるでしょう.しかし,言語そのものを主題にするのでないなら,英文のみで記述すべきでしょう.

2.Scope (Global/Local, 社会,企業,大学,授業/ゼミ,その他):
(1)その論文を国際会議や,国際的な学会誌,科学雑誌,などに発表するのであれば,引用を含めて<<すべて英語>>で記述すべきでしょう.一部だけ日本語とか,日本語のみの参照論文などを指定すると,日本語を理解しない読み手にはアンフェアとなります.どうしても日本語の資料を使いたければ正確な翻訳を提供すべきです.

日本の学会や大学では,英語で論文を書くという考えが不足しており,せっかく高度な内容の発表であっても,日本語だけで発表することが多く,その結果で損をしたり,海外から認められなかったりしています.妥協案として,abstract のみを英語にして検索対象にしてもらうことはよくあります.しかし,詳細な内容は日本語を読まないとわからないのですから,あまり意味がありません.

実は,最近の文科省の大学改革でも,グローバル化が重要課題になっていて,大学でも英語での授業だけで単位が取得できることが求められています.そのためには全教員が英語力の向上を求められている状況です.
(2)その論文を提出し読んでもらう対象が,日本国内や,特定企業内,特定大学内,さらには,特定の授業やゼミの中の読み手だけだという場合は,英語論文でも日本語が部分的にあったり,参照文献で日本語資料を指定しても許されている現状があります.極端には,日本語混じりの英語でもよいかも知れません.
しかし,英語論文として本来のあるべき姿ではありません.日本語の論文で国際的な価値があるものは英語にすべきなのです.そうでないなら,参照の価値が無いと見なされるかも知れないのです.
結局,その論文を誰に対して,何のために提供/発表するのかに依存します.

以上のように,ご質問者の論文が何を目的にしているかを出発点に考えてみてはいかがですか?

ちなみに,著作権法では「引用」の定義や,そのやり方について規定しています.各分野の学会で,論文執筆規定が定められていますが,これらの基は著作権法です.
引用では,少なくとも出所明示義務というのがあります.文章を複製する場合に,無許可で改変すると著作者人格権を侵害します.日本語の文章を英語に翻訳することは法43条で認められていますから,できるだけ正確な英語に翻訳することもよいでしょう.しかし,要約は必ずしも認められていません.勝手な要約や改変をすると,やはり著作者人格権の中の同一性保持権の侵害の可能性があるからです.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いただいた回答を参考に、私の場合英語の授業で書くので
引用も英語だけにしました。

お礼日時:2012/07/17 06:05

文学などで<微妙な文章表現>を論じたいなら,日本語原文を引用すべきでしょう。

そんな論文の読者なら,日本語が読めて当然です。無学な読者にも親切にしたいなら,「著者が訳した」と断ったうえで,英訳を注としてつければいいでしょう。

そうでないなら,何の断りもなくいきなり英訳を書いてもかまわないと思います。ぼくはそういうふうに扱ったことがありますが,「英語で論文を書くプロなら正しく訳出されているはず」という暗黙の了解があります。あなたはプロじゃなさそうなので,どうですかね。
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