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AMDは今更なぜ過去にIntelが失敗した高クロックを上げるアーキテクチャーを採用したのですか?
過去の起こった高クロック化に伴う発熱増のことは分かっているでしょう。
技術的にクロックを上げても、発熱は増加しないように
なったのでしょうか。

A 回答 (5件)

Q/AMDは今更なぜ過去にIntelが失敗した高クロックを上げるアーキテクチャーを採用したのですか?



A/そもそもBulldozerはそれを目指した設計で開発されたとは言い難い設計です。当初から、高クロックを売りにしたというよりは、新しいコンセプトで新しいアーキテクチャを狙ったと言えます。まあ、分かりやすく言えば、当時のIA64に対するx64(AMD64)のような成功の再来を願ったというところでしょう。実際には、成功とは言い難い結果となっていますけどね。

パイプラインもPrescottに比べれば大人しいですし、まあ強いて言えば、微細化技術とクラスター技術のお蔭でTDPの範囲に高クロックでの動作が収まったからこそ、高クロック版が販売できたにすぎません。

そもそも、K7から拡張されてきたレジスターを削減し、その分を内蔵のGPU(APU)に分配することを売りにすることが目的でしたから、いわゆるヘテロジニアスコアとしての利点を結果的に利用しただけであり、失敗の産物というべき部分です。


ちなみに、当初のAMDの予定では、APU全般が伸びてくれることで、CPUの性能が弱いという問題は、ある程度隠蔽できるはずでした。実際、APUの性能全般で見ればグラフィックスもそこそこの性能がありましたから。(尚Intelもすさまじい勢いで追いつきつつあります。たぶんのHaswellでは追い抜かれる恐れもあるでしょう)
ただ、CPUは所詮CPUですから、既存アプリケーションでのパフォーマンス低下は、一般の市場から見ると、評価にはつながらないという結果になりました。
なんせ、Phenomよりも性能が低いのですから。

その結果、苦肉の策として当初の予定より早くに、高クロック版を投入することになったというのが、現実の話です。現在でも、あまり評価が良いとは言えないため、次期更新において、既存ソフトウェアでの性能もPhenom並には維持できるように、見直すという話も出ています。

それが、現実の話です。
意識してそうしたわけではなく、意図せずにそうなったというのが正しい解です。
もし、意識してそうするつもりがあったならば、もっとダイナミックにパイプラインも見直したでしょうし、APUの構造全般に高クロック化を目指した手法を取り入れたことでしょう。

しかし、意図せずそうなったのです。
だから、結果的にクロックもインテルに対抗できるほど、性能にインパクトのある高クロック化はできていません。それは、すなわち、性能面では失敗したことを意味します。まあ、商業的には、ダイが小型化したことで、それほど大きな痛手にはなりませんでしたけど。
AMDはIntelのように資金が豊富で、いくつもの研究開発ラインを並行的に動かすことはできません。
そうなると、できる手段は限られるのです。

だから、今はこれで耐えるしかないということになるのです。
まあ、ある意味運が良いのは、性能だけでパフォーマンスの指標が語られず、低価格でも新興国ではそれなりにシェアが取れるようになったこと。さらに、市場で普及するCPUがx86よりARMシフトに傾きつつあることにあるでしょう。これによって、AMDにとってはx86で劣勢でも、他の市場をこれから開拓できれば、そこそこ評価されることになります。

また、次のゲーム用グラフィックスプロセッサとして、ソニーやマイクロソフト、任天堂がAMDを採用する見込みであることも大きいかもしれません。AMDの強みは今や、インテル互換のCPUよりも買収したATIのグラフィックス事業が支えているとみても過言ではないでしょう。
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よくは分かりませんが完全な失敗作ですよね。


32nm化のアドバンテージをPhenomIIIにでもして出せば良かったのにと思います。

Phenom III X10 2.8GHz TDP125W 3.0万円
Phenom III X8 3.4GHz TDP95W 2.0万円
Phenom III X6 4.0GHz TDP95W 1.6万円

基本設計は大幅に弄らずこういうのを出せば
INTELのSandy‐E以外とは価格面を含め良い勝負が出来たかと…。
32nm化で消費電力は下がるので近いものは可能だったはずですけどね。
X8の噂も海外サイトではありましたが消えてしまいましたね。

INTELが殿様商売をしないようにAMDには本当に頑張って欲しいものです。
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まったく新しいアーキテクチャーで作る際にトランジスタ数を削ったので


その分ある程度の処理速度の低下が予測されていたので、その穴埋めの高クロック化でしょう。
もちろん、クロックによる発熱も以前よりは抑えられるようになった事もあるでしょう。
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苦肉の策であったように見えますけどね。


元々はクロックで稼ぐなんて話も無かったですし、何度も設計からやり直して時間切れになったために、不完全のまま世に出されたジオングのようなCPUかと。
とにかく当初の思惑通り効率良く働かないならクロックを上げて稼ぐしかない、好きでやってるわけじゃない、そんな声が聞こえそうですが。
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サーバー用途には同一ダイ面積でより多くの整数演算ユニットを集積できるアーキテクチャにメリットがあるという判断でしょう。


コンシューマ用途?タブレットとかに食われて縮んでるし力入れても見返りが…、と。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
AMDが狙っているのは結局サーバー向け用途ですね。
とにかく、サーバーに特化した設計のようですし。
自作市場は一応出すけど、あまり数は出さない方針なのですかね。

お礼日時:2012/07/15 14:17

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