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2036年4月小惑星・アポフィスが地球に衝突する可能性があるとのこと
アポフィス (小惑星)=直径は270~410m、質量は7.2×1010kg(7200万トン)
地球に衝突した場合のインパクト=NASAの試算によると、TNT換算510メガトン相当
墜落場所=カリフォルニアとハワイの間の海のどこか

もし衝突した場合、どれくらいの被害が予想されますか?
巻き上げられた塵が太陽を隠して冬になるといったレベルのことが起こりますか。
アメリカと日本に津波が押し寄せると思われますが、
どれくらいの高さになるでしょうか?
その計算方法はどのようなものですか?
又小惑星の軌道を変える方法としてどのような方法がありますか?

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 もともとのNASAの試算では、アポフィスの衝突確率は2036年の接近で4万5千分の1でした。



 2008年にドイツの13歳の少年が、科学コンテストの研究発表で、2029年の最接近のときに人工衛星に衝突したとすると、それで軌道が逸れる可能性を考慮すると、衝突確率は450分の1になり得るという試算を出しました。

 これを、欧州宇宙機関(ESA)が評価したことから、ちょっとした騒ぎになりました。「450分の1という確率にお墨付きが出た!」となり、衝突による規模も過剰に喧伝されたりもしました。

 その後、2009年にNASAは再計算した二人の所員の名前と共に「いやいや、実は25万分の1でした。アポフィスは人工衛星の多い地帯を通りませんし。すみません」と発表しています。

 この経過から、ドイツ人少年のNASA試算の検算による再試算について、ESAとNASAの遊び心が窺えます。ESAも本気でNASA試算を間違いとする気はなかったようです。13歳の少年が専門機関の試算に果敢にも挑戦したことを評価したんですね。結果を評価したのではありません。

 それは、少年の試算をよく見ると分かります。少年は人工衛星で軌道が逸れて、それが衝突確率に影響するというところは求めました。しかし、それだけ軌道が逸れるのに、2036年の最接近という時期については、従来通りとして、再計算できていません。

 まあ、ESA「よく頑張ったね! 宇宙に興味を持ってくれてありがとう!」と少年を励まし、NASA「おお、そういう計算もできるね! でも、やっぱり衝突しそうにないから大丈夫だよ」と安心させたといったところでしょうね。

 これとは別に、年々性能が向上するコンピュータのハードウェア、それを利用するソフトウェアの技術の向上が相まって、計算精度はどんどん上がっています。
 アポフィスのような小さな天体の軌道は、太陽以外の惑星の影響も受け、摂動法などの大量計算が必要なため、昔は計算が困難でした。それが可能になり、どんどん計算精度も上がって来ています。

 公式見解としては、アポフィスの地球衝突が最も心配とされていた2036年について、13万5千分の1となっています。こうした、地球近傍に飛来する小天体(アポフィスは2036年以降も何度も最も接近する)は数千個あることが確認されており、全て軌道計算がなされています。

 現時点での公式見解としては、「向こう百年は、地球に被害を及ぼしそうな規模の小天体の地球衝突は無い」ということです。もちろん、今後も流れ星は多く見られますし、一部は地表に落下して、多くの知見をもたらす隕石や隕鉄は、これからも得られるでしょう。

 それでも仮に、アポフィスがドイツ人少年が仮定するような2029年の人工衛星との衝突があり、2036年に地表に衝突する事態になった場合、おおむね半径50kmくらいに大きな被害が出るでしょう。半径100kmまで大きな被害ということは、ちょっと考えられません。大地に落下した場合、「大量の塵が巻き上がって氷河期」なんて威力には程遠いし、「大洋に落下した場合、大津波で面する沿岸全てにに壊滅的な打撃」という威力でもないです。

 しかし、大地震と比べると、エネルギーは非常に低いのですが、たいていは地下深くで発生する地震と違い、それがほぼ地表(または海面)でエネルギーを与えるため、エネルギーの割には、大き目の影響とはなります。

 ただ、それは心配要らないです。アポフィスと比べて、比較にならないほど軽い人工衛星程度との2029年の衝突で2036年に地球に衝突しそうになるなら、逆に言えば、その程度でいくらでも軌道を逸らしてしまえるということです。
 2029年頃に精密に再観測して「やはり2036年には衝突の可能性が無視できない」となれば、ロケットを打ち上げて、ある程度の質量のものをぶつけておけば、それで済みます。
 民間ロケットも増える一方ですし、「地球を救った一番乗り」の競争と言う、一大イベントになるでしょうね。

 衝突を避けるだめだけでなく、小天体、特に小惑星地帯のものを動かす研究が進められています。資源利用などを考慮してのことです。核パルス推進が最も効率的なようですが、現在は宇宙空間での核爆発は国際条約で禁止されています。そこで、はやぶさにも使用されたイオンエンジンが注目されたりしています。小惑星をすっぽり覆う巨大貨物ロケットなんて野心的な研究もあります(現状では化学ロケット利用を前提としているようです)。

 小天体の衝突が心配されていない向こう100年以内には実用化されると見て間違いありません。そうなれば、それ以降に地球に衝突しそうな小天体が出て来ても、雑作も無く軌道を逸らしてしまえるでしょう。
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1メガトンの原爆500個くらいのエネルギーを持つようですね。



現在 2029年に衝突する確率は ほぼ 0(10万分の1以下), 地球からわずか3万キロの地点を
通過して大きく軌道が変わると予想されているため それ以降の軌道はまだ
決定できていません。
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大規模な異常気象になるでしょう。

(ノアの大洪水の時と同様に)
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以下に衝突シミュレーターがあるのでやってみては、色々パラメーターを変えてみると興味深いです。


http://impact.ese.ic.ac.uk/ImpactEffects/

Distance from Impact(被害計測地点)は1000Kmくらいが適当かと
Project Diameter(直径)は400m
Project Density(密度)はDense Rock
Impact Velocity(衝突速度)は第一宇宙速度として7.9Km/s
Impact Angle(衝突角)は90度でよいのでは

で、Target Type(衝突箇所)は以下から選んで下さい。
・水域(深さを設定)
・堆積岩
・硬い岩
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中生代を終了させた隕石は直径10kmといわれています。


アポフィスの直径を333mmとすると1/30ですから、質量は約1/27000、エネルギーもこれに比例すると考えられます。大津波は生じるでしょうが、地球環境に対して生物相を変えるほどのインパクトはないでしょう。
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 TNT換算510メガトン相当を地震規模に換算するとマグニチュード8.4程度です



 3.11の地震より小さい規模となります。約1/10程度です

 ちなみにMw9.5:チリ地震(1960年)では大きな津波が日本やって来てます。3.11の地震でハワイ 高さ3メートルを超える津波が 観測されてます。


 ただし隕石のスピードが仮に100Km/Sならば飛んでもない量の海水が押し出さえる事と成ります。したがって。隕石が落ちた周辺は完全に破壊されます。また音速を超える空気(音)が大気を伝わります。海水は音速を超えて押し寄せて来ますので太平洋の魚などはほぼ壊滅すうと言われています。
 日本には、3.11の地震を超える津波が押し寄せてくると思われます。


 小惑星にロケットを打ち上げて原爆を撃ちこめば木っ端みじんの規模です。又はロケットが体当たりすれば方向は代えれます。

 
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えーと6550万年前 メキシコユカタン半島に落下した隕石は直径500メートル 例の恐竜を滅ぼしたやつです


あの隕石で地球規模の気候変動が起こり恐竜を含むほとんどの爬虫類が絶滅しました
多分 それと同じくらいの被害です 太陽を隠して冬になります 確実に

小惑星の軌道を変える方法はない 木星あたりの引力に捕らえられ シューメーカーレビー第9彗星のように地球衝突を免れる事を神様に祈りましょう

もっとも2035年には 人類はすでにめつぼうしていますから あなたが心配する事案ではありません
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