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セメントは水和反応で固まり、水の分子には、セメントの分子と結合して、セメントを固める役割があるそうですが、冬は気温が零度以下になり水が凍ってしまうので、セメントを固める作業は無理なのでしょうか? 左官屋さんがよく冬は、仕事をお休みしているのはそのためですか?

A 回答 (2件)

日平均気温が4度以下になると「寒中コンクリ-ト」として扱います。



打設時の注意事項は
1セメントが急結を起こさないように、加熱した材料をミキサーに投入する準備を行う。

2打ち込み時のコンクリート温度を、気象条件等を考慮して、5~20C°の範囲に保つようにする。

3コンクリート打込み前に、鉄筋・型枠等に氷雪が付着している場合は取り除く。

4コンクリートポンプ車のスクリーン内部が暖まるように、あらかじめスクリーンを回転させる。

5練り混ぜたコンクリートは、打込むまでの時間をできるだけ短く施工し、運搬及び打ち込み中のコンクリート温度の低下を防ぎます。

また養生時の注意事項は
1日平均気温が4C°以下になることが予想されるときは、湿度制御養生等を行うものとする。

2コンクリートの打込みを完了したら、すみやかに養生を開始し、コンクリート表面の温度の急冷を防ぎます。

3打設後硬化が始まるまで、風等による水分の逸散を防ぎ、ひび割れの発生が生じないように、コンクリート上面をシート等で覆い風よけを行います。表面が硬化し作業ができる状態となりしだい養生マット等により養生します。

4急激な温度変化が予想される時は、表面保温等によりコンクリートの温度や温度差を制御するよう努力します。 制御方法としては、練炭養生・ジェットヒーター等、場合により使用します。

5養生中のコンクリート温度を5C°以上に保つようにします。

と色々注意しなければなりません。もちろん暖かい方がいいので工程に余裕があればお休みの方がいいですね。
このほかにも、耐寒剤を使用する場合もあります。

この回答への補足

専門的におしえていただきありがとうございます。
レンガの壁の修理などで、あまり大掛かりではなくて
よく手作業でまぜて作業している場合などは
温度管理などはやはりむずかしいのでしょうか?
(ミキサー車などで大量にまぜるのでなくて)

補足日時:2004/01/27 05:28
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手作業の場合かえって難しいでしょう。


少量ですと温度管理はできませんし。
氷点下になるような日の作業は、やはりお休みですね。
水分が凍ってしまうと、強度のないぼろぼろのコンクリートになってしまいます。
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この回答へのお礼

大変よくわかりました。
ありがとうございました

お礼日時:2004/01/28 02:57

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