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ロンドン五輪を見てると、若い世代で特に、ここ最近レベルが高くなった印象があります。

シドニー世代は優れた選手がたくさんいましたが、アテネ、北京で失速、多分逸材を活かしきれなかった、でも数人は成功しました。

今回は五輪メンバーに選ばれていない逸材もたくさんいて、大迫、原口、金崎などはレギュラークラスでおかしくない。

これはサッカー競技人口が増加したからか、育成方法が確立されたのか…理由は何でしょう。

あとこの先さらに若い世代はもっと人材は増えるのか、これは一時的なもの、どちらでしょう?

A 回答 (2件)

おはようございます。



若い世代の飛躍が始まったのは93年U17ワールドユース(現U17W杯)からかなと思います。まだ若々しい中田ヒデ、宮本、故松田さんなどがいました。彼らは9年後2002年日韓W杯の主力となります。

93年のJリーグ創設がすべてです。若い世代のクラブでの育成、高校での育成それぞれが相反することなく続いていく。そして96年アトランタ五輪に28年ぶりの出場。98年にはついにW杯フランス大会出場。

夢物語だった「世界」の扉が開いた・・多くの少年少女や若い世代に「世界」という目標がはっきりと見えてきた。その勢いは21世紀に入ってますます加速して来ました。

挫折や敗戦は若者を成長を加速させます。アテネ世代は10年南アフリカW杯で花開きます。大久保・阿部・松井・駒野・今野・闘莉王・・。北京世代も大会後飛躍します。香川・本田・長友・内田・岡崎・吉田マヤ・・。しかし、どちらも五輪当時すでに海外クラブに所属しているような選手はいませんでした。

現在のU23世代には多くの選手がすでに海外でプレーしています。香川・宮市・宇佐美・大津・酒井高・酒井宏も大会後ドイツに渡ります。Jリーグが出来て20年、新しいステージに日本サッカーは歩みだしたようです。

このような流れは好循環を生みます。多くの少年少女たちがあこがれサッカーを始める。さらに、「サッカーになじんでいる」サッカー世代が20代になってきて結婚して子供を生めば一緒にボールを蹴るようになるでしょう。サッカーがしたくて仕方ないのに部活がないので仕方なくサッカーをあきらめている少女たちの受け皿も増えていくことでしょう。

決して一時的なものではありません。Jリーグ創設時は「ブーム」と呼ばれましたが、今そのようにサッカーを言う人はいません。普通に居酒屋とかで「サッカー談義」が始まります。「国民総サッカー評論家」みたいに、おばあちゃんが「あのパス回しがいいのよね~」とか言ったりします。

野球少年だったメキシコ五輪得点王の釜本さんがサッカーを始めたきっかけは、サッカーうまくなったら「世界中に行けるぞ」という言葉だったそうです。事実、おそらく現役時代に代表として50カ国以上で試合をしておられるのではないかと思います。

サッカーがグローバルになればなるほど、サッカーを知れば知るほど、ボールを蹴る少年少女は増えていくでしょう。受け皿は世界中です。W杯でもユーロでも、「日本が出ていなくても」ファンは熱狂します。他のスポーツと異なるところです。

そして、「組織力」「俊敏性」「あきらめない」「パスサッカー」・・・背は低いけれど才能あふれるプレイヤーが多い。そういう「日本サッカーのイメージ」も確立されたように思います。なでしこの功績も大きいですね。 

日本サッカーの未来はバラ色とまではいえませんが、ファンが思っている以上の「可能性」を秘めていると思いますよ。

「良い時も悪い時も」きっとあるでしょうけれど、この流れは止まらないと思います。いつの日か、日本が世界有数の「サッカー大国」と呼ばれるようになっていても驚きません。
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若い世代の選手も普通に海外のクラブで活動するようになり、昔のような海外コンプレックスが無くなったのだと思います。


長期的な育成方法・強化方針が身を結んだのだと思われます。

昨年のU-17ワールドカップでは日本チームは海外メディアからも称賛されました。
次期オリンピックでは、その世代が中心となることが予想されますし、日本サッカーの未来は明るいと思います。
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