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適応障害の抑うつ反応と双極性障害の軽躁状態の違いについて教えてください。

現在適応障害の診断をもらっています。

ただ、今回の診断ではある出来事によって一気に鬱転したため
そのように診断書をいただきましたが、
元々双極性2型の疑いもあり、処方としてはデパケンや
ラミクタールも出てきます。

私自身は自分自身の感覚やネットの情報と照らし合わせて、
双極性2型ではないかと思っていたのですが、
先生からは、私が軽躁状態ではないかと感じている行動は
適応障害の抑うつ反応ではないかと考えられる、
と伝えられました。

適応障害の抑うつ反応を調べてみると、
確かに納得できる部分もあります。

ですが、適応障害にデパケンやラミクタールは
処方されるものなのでしょうか?

病名など関係なく、症状に合わせて処方いただいているのだとは
推察しておりますが、少しでも
「自分はどういう病気(というか性質?)なのか」
を理解し、復帰を目指したいと考えております。

先生とのお話中にちょっと朦朧としてしまって
上記の話がいまいち理解できていないのかもしれません。

両病気の基本的な知識はございますが、
ネット等で調べてもいろいろと異なることも書かれており、
専門家の方や実際に疾患されている方のご意見をうかがいたく、
相談させていただきました。

どなたか、ご回答いただけますと幸いです。

A 回答 (3件)

気分障害とは、文字通り気分が沈んだり、「ハイ」になったりする病気です。

以前は感情障害と呼ばれていましたが、泣いたり笑ったりする「感情」の病気というよりも、もっと長く続く身体全体の調子の病気という意味で、気分障害と呼ぶようになりました。病気がひどい時に、一時的に妄想や幻聴などの精神病症状がでることもありますが、いわゆる精神病には含まれません。

気分障害には、大きく分けて2つの病気があります。1つはうつ病、もう1つが双極性障害(躁うつ病)です。

(注: その他に、気分変調症、気分循環症、抑うつ気分を伴う適応障害、器質性気分障害、内科疾患に伴う気分障害など色々ありますが、ここでは代表的な2つのみについて解説します。)

うつ病 

 うつ病は、ストレスにさらされれば誰でもなる可能性がある、という意味で、よく「心の風邪ひきのようなもの」と言われます。実際は、風邪ひきよりはもう少し重い病気と考えた方が良いでしょう。軽くてインフルエンザ、重ければ肺炎くらいのイメージです。放置すれば命にかかわることもありますが、きちんと治療すればほとんどの場合すっかり良くなります。

悲しいことがあったり、大きな失敗をしたときなどは、誰でも食欲がなくなったり眠れなくなったりしますが、うつ病はこれがひどくなって、そのまま治らなくなってしまった状態です。どの位ひどければ病気と呼ぶのか、一概には言えませんが、「1日中続き、どんなにいいことがあっても改善しないような嫌な気分(抑うつ気分)」または「それまで興味のもてたどんなことにも興味がなくなった状態(興味喪失)」のうちの少なくともどちらかがあって、5つ以上の症状が2週間以上続いた時に、うつ病と診断することになっています。

双極性障害 

 うつ状態と躁状態が出現する病気です。躁状態だけの人も、いずれうつ状態が出てくることが多いので、双極性障害とほぼ同じ病気と考えて構いません。双極性障害は、100人に1人位しかかからない病気で、誰でもなりうる「うつ病」とはだいぶ違います。いったん治っても、放っておくとほとんどの人が数年以内に再発するので、生涯にわたる予防療法が必要になります。
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20年ぐらい前のうつ病観では,本命「うつ病」のとき,診断書にズバリ書くのはどうかという理由で,学校や職場への診断書は「自律神経失調症」「適応障害」「抑うつ神経症」と書くことがあったと思います.今もそうだと思います.



ところが10年くらい前から,「軽症うつ病」がなかなかよく治らない場合に,「ちょっとハイテンションな気分の上がり」を感じたことが報告されるようになってこれが「双極2型障害」と診断され,治療薬も抗うつ剤から気分安定薬へ切り替わることが増えています.しかし,「双極2型障害」の軽躁状態は必ずしも爽快というものではなくて,イライラ・怒りっぽいなどの症状が何かのストレスの結果ざっととでるという場合があるのも多いのです.抗うつ剤中心のうつ病と,抗うつ剤は原則忌避の双極性障害との鑑別は非常に難しいと言われています.一方でまた,「双極2型障害」とは抗うつ剤を投与した結果ではないかという専門家もいます.最近は光トポグラフィのような診断法もでてきていますが,結局のところ,精神疾患にはっきりした診断法がなく,治療も疫学に基づく対症療法しかないように思います.医師によって診断もばらつくし,患者の実感と合わない診断も行われていると思います.

したがって,双極2型障害でも,10年後20年後にはどうなっているかわかりません.昔,心因性うつ病と内因性うつ病は違うのかという議論がありましたが,今は原因別分類ではなく症状別分類がされていて,うつ病は診断基準を満たせばうつ病になってしまいますよね.この混乱の最たるものが新型うつ病です.これは双極2型障害との鑑別が問題になることがあります.しかし,新型うつ病は先日のガイドラインでも治療対象外と宣言され,今のところ科学的治療法はないとされています.

当事者の実感としては,未確定要素に振り回されるのが一番つらいと思います.調べてみてもそれはその時点での知識と冷静に受け止めるだけにして,いちいち一喜一憂するのはきついと思います.具合の悪いところだけを担当医に相談して適切なアドバイスをもらうしかないと思います.

デパケンやラミクタールは気分安定薬なので,双極性障害を視野に治療されているのではないでしょうか.適応障害は冒頭に述べたようなケースに医師が診断書に書くことが多いもので,基本的にはストレス因子がなくなれば治るものです.しかし,うつ病や双極性障害は症状も多様ですが,長い歴史のある疾患ですから,きちんと治療すべきかどうか医師に相談しましょう.デパケンやラミクタールを飲んでいたが,結局薬が必要なくなったという人もいます.今の精神医学で確定的なことは言えません.前向きに楽観していきましょう.

参考URL:http://ameblo.jp/kyupin/entry-10282606757.html
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

先日、ラミクタールに薬疹が出て投薬中止となり、
リーマスに変更になりました。

その際、薬局にて通常患者には見せないであろう書類に
医師の名前と「不眠症、躁鬱病(躁時は買い物衝動)」と書かれているのを
見てしまいました(隠すように置いてあったのですが)。

先生からは告知されておりませんが、ラミクタールの効きの良さと、
1ヶ月ちょっと前のエピソードから見て確定したものと思います。

ラミクタールは3週使用して、大変気持ちが晴れ、
よく効いた薬だっただけに残念ですが、その際、
未確定要素に振り回されて辛いのは、自分自身の精神状態に
左右されているだけなんだと気づかされました。

双極性障害なのだとしても、今回のような衝撃的なストレッサーによって
引き起こされる発作(と勝手に呼んでいますが、リスパダールでないと
治まらないような過呼吸のような衝動)さえなければ、
「ただの気分屋」で済み、仕事ができるラインなのですから、
うつ転させないようにすれば良いだけですし。

ちなみに、禁忌とされるデプロメールも150mgで出っぱなしです。
一度他のお医者さまからデプロメールで躁転により中止とされたことが
あるにも関わらずです。

ただ、ラミクタール投与前からの処方であり、先生としても色々なご判断がある
ご様子なので、先生を信じることにしました。

リーマスは将来結婚し子どもを産みたい私にとっては非常にネックです。
一喜一憂せず、まずはラミクタール切れによるうつ症状を改善すべく、
治療を続けていきます。

ご回答に大変励まされました。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/09/02 21:50

こんにちは。



次のようにおっしゃっていますが、

>先生からは、私が軽躁状態ではないかと感じている行動は
>適応障害の抑うつ反応ではないかと考えられる、

「軽躁状態」が「抑うつ反応」ではないか、というのは不可解なところがあります。

本人としては気分がよく、周囲から見ると少し元気すぎるように感じられる「軽躁状態」と、適応障害で引き起こされている「抑うつ反応」の状態が同じものを指しているとは考えにくいのです。

医師の観察と患者本人の自覚が一致しないことはありえますし、双極2型を疑うことが普通になったのも近年のことです。反応性のうつ状態があらわれたからといって、すぐにそれが不調の原因とも断定できないと思います。
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この回答へのお礼

御礼が遅れまして申し訳ありません。ありがとうございました。

軽躁状態のエピソードが、私の場合は社会的に見て良い方向に出ているために
そのような判断だったのかもしれません(仕事に意欲的になるなど)。
困ったことは多少おしゃべりで買い物が少し激しくなる程度ですし。

たくさんの方を診ておられる先生ですし、先生なりのお考えがあってのことかもしれませんね。

お礼日時:2012/09/02 21:27

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