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Q1:IgMって分泌されるときから5量体なんですか?それとも分泌されるときは単量体なんでしょうか?

Q2:Mφって液性免疫にも関与していると考えられますか?広義の意味では関与している、狭義の意味で関与していないと思うのですが・・・・??

Q3:B細胞が分化することによってなる抗体産生細胞の抗体産生能って永久的なんですか?

Q4:IgEとIgGは構造が異なるかどうかの問題ですが、同じ単量体で存在するが、アミノ酸レベルでの配列が異なるから違うと言えるのでしょうか?

Q5:抗原情報の記憶に関与しているのは、IgG産生Bセルだけでなくて、IgAやIgE等も存在しますよね?

A 回答 (2件)

以前にも免疫グロブリンの構造にはこんな質問も出されていますよ。


http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=717088
さて、他の質問ですが
Q1 IgMは分泌されたときから5量体だと思います。この構造はJ chain と呼ばれるタンパクによって保たれており、J chain の発現は、分泌型のIgM の産生の指標としても用いられているからです。

Q2 一見 マクロファージは貪食細胞として働くために
液性免疫には無関係に思われますが、他の免疫細胞が活性化するのに必要な
サイトカイン産生をおこなったり、抗原提示細胞としてT細胞の活性化なども行うので
一概に無関係とは言えないでしょう。
Q3 抗体産生細胞に分化した細胞は細胞が死ぬまで抗体を産生し続けます。しかし、B細胞に寿命があるために永久ではありません。
Q5 メモリー化した細胞はほとんどの場合クラススイッチを行いますので、IgE クラスを発現するようになるものも中にはいるでしょう。
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました。大変参考になりました。またよろしくお願いします。

お礼日時:2004/02/02 14:43

掻い摘んで説明します。



抗体に色々な種類があるのはクラススイッチとよばれる現象があるからです。初め抗体はIgMができますが、抗体を構成している不変領域(c region)が置き換わってIgDやIgGができます。

マクロファージとB細胞の関係ですが、両者ともMHC class IIを発現していて、CD4+ヘルパーT細胞へ抗原提示します。また抗原にB細胞由来の抗体が結合すると、マクロファージにはそれらの抗体に対するレセプター(Fc receptor)があるのでそれを利用して抗原抗体複合体を貪食すると言われています。

B細胞やT細胞にはメモリーという概念があります。抗原刺激を受けたリンパ球の大部分はアポトーシスによって死滅しますが、ほんの少しのリンパ球はメモリー細胞として長期にわたって生存します。メモリー細胞の維持については色々な説があるようです。

何かありましたら補足してください
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この回答へのお礼

メモリーというのは、抗原情報を記憶しておくということでしょうか?それは、Bセルの担当だとばかり思っていたのですが、Tセルもその役割があるんですか?

お礼日時:2004/02/02 14:47

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