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先日、料理のカロリーを調べていたところ、マイナスカロリー食材なるものを紹介しているページがありました。
簡単に言うと、食べたものをエネルギーとして使用するにもカロリーが必要で、物によっては摂取したカロリーよりも消費するカロリーの方が高い食材の事なんだとか。例えばセロリなんかは5kcal摂取するとそれをエネルギーに変えるためにはその何倍ものカロリーを消費する、すなわち食べれば食べるほど痩せる、とありました。スイカなどは摂取と消費がニアイコールで、いくら食べても差し引きゼロらしいです。
果物なんかにはこういった食材が多いらしく、いろいろ書いてましたが・・・。
さて、これらの話がどこまで信用できるのか、というのが質問です。確かに直接エネルギーを補給しているわけではなく、加工にカロリーを消費するという説にも一理はありそうです。しかし、これがマイナスになるというのも信じがたい話です。例えばスイカばっかりお腹一杯食べたとしたら、基礎代謝を賄うカロリーがなく、あっという間に痩せ細るということになるのだろうと思うのですが、この手の話に詳しい方、おられましたらご意見伺いたく。うまく活用できればかなり楽にダイエットもできるようになりそうですが・・・。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

No.1です。



No.2回答にDITが触れられているので補足すると、DITの向上がはっきりと認められるのはタンパク質摂取時とアルコール摂取時で、炭水化物摂取時や脂肪摂取時のDIT効果はまだ不明です。文献によっては、炭水化物や脂肪では、DITの向上が認められなかったというものもあります。なおDITはタンパク質の場合で、摂取カロリーのせいぜい10%程度とされていて、とても食品の持つカロリー全体を覆すというわけにはいきません。つまりDITの効果が最も期待できるタンパク質の場合であっても、マイナスカロリーにはならないということです。

なお、No.1回答に書いたように、この手のカロリー(代謝量)を正確に測定する技術は現在存在しません。DITの測定は被験者を密閉空間の中で何時間あるいは数日間生活させて、組成とカロリーが既に判っている食事を摂らせ、換気システムを通じて被験者が吐き出す二酸化炭素の量を計測するという涙ぐましいことを行います。被験者によって測定結果にさまざまな誤差(例えば排泄など)が含まれますから測定はなかなか難しいようですよ。内臓や筋肉単位の消費カロリーなど正確に測定できるはずもありません。

如何にも確立された数値らしいことを語っている情報は大抵ガセですから気をつけてください。

野菜のDITはあまり期待できません。野菜が太らないのは単にそれ自体ローカロリーだからということと、食物繊維が含まれているので食事全体のGI値を下げる効果があり、食欲を抑えられるということだと思いますね。

ということで、繰り返しますが「マイナスカロリー食材」なるものの存在はまだ確認されていません。理屈から言って、野菜は全然ダメで現状維持がやっと、果物は糖分が高いのでもっとだめで、却って太ることになると思います。

参考までですが、人間は森で果実を採取して生活していた動物から進化したので、人間の身体は果実を消化するのに最適化されており、ほとんどエネルギーロスなしで果物からカロリーを摂取できる、という人もいるようです。

こちらは本当かどうか判りません。
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この回答へのお礼

ですよね~。凡そ予想通りでした。
これまで1日700kcalのマイナスでダイエットの計画を組み立て1kg=7,000kcalという指標の元、進めてきましたが、1ヶ月約3kg減という結果で、どこにも摂取して痩せる要素なんかなかったのですが、これですっきりしました。
回答有難うございます。

お礼日時:2012/08/18 14:37

 食事誘発性代謝とか食事誘発性熱生産というのがありまして、これは何かと言うと、食べる行為そのものがエネルギー(カロリー)を消費する、ということです。

食事をすると、胃や腸が働いて食物が分解・吸収され、肝臓で処理されて血液に混じって全身に送られたり一部は体内に蓄積されます。その活動に消費されるエネルギーでして、1日の消費エネルギーの1割以上がこれに費やされます。
 実は私は冬でも何かの食事をすると(それが冷たいものであっても)上半身に熱が発生して大汗をかいて(自宅では)上半身裸になっていました。周りの人は不思議がります。

 筋肉を動かすとエネルギーを消費するのですが、胃・腸や肝臓などが働くと、たくさんのエネルギーを消費します。たとえば筋肉(骨格筋)1kgが1日に消費するカロリー(基礎代謝分)は13kcalですが、肝臓1kgでは200kcalにもなるんです。

 栄養価(とくにカロリー)が低く消化の悪い食べ物を食べると、摂取したカロリーよりも消化吸収で消費するカロリーのほうが多くなり、カロリー収支はマイナスになる場合があります。どのような食材がそれに該当するのか、正確な線引きはできませんが、1gあたり1kcalにも遠く及ばないような食材はその可能性があります。

> 果物なんかにはこういった食材が多いらしく

 いいえ、果物は微妙です。ぶどうのように糖質が豊富な果物は、食べると太ります。むしろ野菜、とくに葉物野菜はたぶん大丈夫です。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
これまでの計算でも皆様の意見でも、少なくとも考慮に値しないということで問題なさそうです。というよりこれを見込んでダイエットを考えると非常に危険ですね。

お礼日時:2012/08/18 14:39

その手の話って、きちんと実証されているモノは一つもなかったはずですよ。


だからこれ以上のまともな議論はできないのです。したがってその手の記事や文章、回答はほぼ100%ガセネタ、フィクションだとみなしていいと思います。

考えてもみてください。セロリを食べて発生するカロリー、つまりセロリの摂取カロリーの測定方法は、実際にセロリーに含まれている炭水化物、タンパク質、脂肪の量をさまざまな分析方法や分析装置を用いて測定し、熱量換算して求めます。実験室で燃やして発生した熱量=体内での潜在的な熱量(摂取カロリー)と擬制しているのです。

ここまでは食品成分分析技術として確立されています。

ところがセロリを体内に取り込むために発生する熱量、つまりカロリーをマイナスにするための代謝量…これをきちんと正確に測定する方法がまだ確立されてません。

一般に人体における代謝量を測定するには、例えば口にガスマスクのような装置をつけて呼気中の二酸化炭素の量を測定して行うことが多いです。二酸化炭素の測定量から、その源となる炭水化物やタンパク質、脂肪の燃焼量を推測し、カロリーに換算するのです。

しかし呼気中の二酸化炭素の量は人体内で起こるいろんな反応の最終結果でしかありません。人間のカラダには60兆個もの細胞があるとされており、そのそれぞれで代謝がなされています。これらが最後に二酸化炭素として呼気中に現れてくるのです。
この中から、どうやってセロリを体内に吸収するために発生した熱とその他の熱を分けるのか…。。ちょっと考えれば不可能だってすぐに分かりますよね。。。。呼気中の二酸化炭素の分子にマークでもついていれば分かるんでしょうけど、それはありません。

そのうち代謝の根源を同定する画期的な技術や方法が、ノーベル賞を受賞した田中耕一さんみたいな人たちに発見されるかもしれませんけど、現在はまだそういうものがないのです。

なので、その手の話は信用しない方がいいですね。やっぱり楽して痩せるってのはできないと思っておくしかないです。
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