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ある自動車雑誌の表紙に、


「過渡は定常の連続である。」

「直進は旋回の連続である。」


と書いてありました。

自動車が曲がる(旋回する)原理について詳しく解説した雑誌なのですが、頑張って一通り読みましたが、その表紙に書かれた二つの文の意味が良くわかりません。


「過渡は定常の連続である」というのは、ある安定した旋回状態から、別の安定した旋回状態に移行する過程が、安定した旋回状態の連続である。というように解釈したのですが、この理解で正しいでしょうか?


「直進は旋回の連続である」という表現は、具体的に何を表しているのか、なかなかわかりません。


二つの文について、どのように解釈したら良いでしょうか?本の内容も知らずに回答してくれというのも、的外れかもしれませんが、思い当たるものはありますでしょうか?


よろしくお願いしますm(_ _)m

A 回答 (6件)

まず。


大前提として「タイヤというのは常に滑って回っている」と思うことが始まりです。
解釈の順番が逆の方が解りよいでしょう。

「直進は旋回の連続である。」
つまり。自動車の直進状態というのは、実に微細に前後左右に滑るタイヤに対して
キャンバー・キャスター・トレールの動きで
微細にハンドルは動いて直進性が保たれています。
しかし、感じませんよね?当たり前ですが。
ハンドルが遊びの部分、およびサスペンションブッシュの変形の部分で
この直進時における「セルフハンドリング」は行われています。
バランスの問題なのですが、
このセルフハンドリングバランスが低い状態の車両、
あえて低くしている車両、
幅を狭くしているスポーティな車体といろいろとレベル差はあるものの
セルフハンドリングが無い車は、まっすぐ進むことすらままならない。
そう言う意味です。


「過渡は定常の連続である。」
旋回における定常というのは、常にこのバランスを崩した状態、
旋回力を生む状態というのを指している訳です。
定常旋回する力をいろいろとコントロールしてやることで、
過渡的なハンドル探り、アクセルやブレーキングによる
旋回力のコントロールを行うという意味でしょう。
そして、自分の狙った旋回力を探り当ててやることで
ハンドル・アクセル固定の定常旋回へ達する。
そういう「デジタルなもののとらえ方」で述べただけでは無いかな?
たぶん
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この回答へのお礼

確かに、荒れた路面を走っている時などはハンドルが勝手に動いたりしますね。


つまり、車は常に曲がろうとするものであって、だから直進は不安定=旋回の連続なんですね。


そして、「過渡」とは定常旋回に至るための操作(探り)が連続した結果、定常旋回状態が連続しているということですね。


なるほどです。すごくわかりやすお話で、大変参考になりました。また色々と考えてみたいです。ありがとうございますm(_ _)m

お礼日時:2012/08/26 14:36

舗装走っていると解らないんだよね。


タイヤが常に滑るものだと言うこと。
そして其れによってどうやって車が前に進んでいるのかと言うこと。
これを端的に言い表した表現であって、

ちっとも逆説的ではない
常識的な言葉だと思いますよ。
特に「直進は旋回の連続である」は
当たり前に近いと思います。
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この回答へのお礼

確かに、実感するのは難しいですよね。意識して運転したって難しいと思います。


物理の観点で車の動きを考えると難しいです。


ちなみに、この本ではタイヤのグリップが限界を越えた非線形領域(?)は考慮していないので、過渡とは線形領域のみを指すもの(だと)思います。

お礼日時:2012/08/27 03:25

なんかこう、逆説的なことをいえばセンセーショナルな感じ?


本に書かれているからといって、それらが正しいというわけではありません。逆に、正しい保障も根拠もないことが多々書かれています。
本は、普通は売れませんから、そういうせんせーしょなるな言葉をわざと使ったりして興味を引くわけです。

正直にいうと、非科学的な書物です。書かれている内容も作者も。

参考にしないほうが為だと思いますよ。
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この回答へのお礼

確かに、間違いが記載されていることもありますし、書いてあることが正しいという保証もありませんね。


でも、少なくともこの雑誌は、客観的に事実を伝えようとする努力は随分されていると思います。あくまで僕の感想ですが。


なので、助言は有り難いですが、僕はこの雑誌を信じて読み続けていこうと思います。表紙の言葉も、単なる演出ではない意味のある言葉だと思います。


御回答いただきまして、ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2012/08/27 03:10

車に限定した言葉とは思えません。


>過渡は定常の連続である
逆だったら、なんとなくわかる気もします。
「過渡」=短時間(数学で、デルタtなんて使います)「定常」=一定時間での状況?。
でも、「定常」も微分すれば「過渡」とまったく同じ、つまりデルタt=非常に短時間で観測すればどちらも同じ、ゆえにどちらの言葉が先に来ても差し支えなし。
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この回答へのお礼

確かに、車に限定した表現ぽくないですよね。


逆にしてみると、「定常は過渡の連続である」になりますが、数学的に考えるとそのほうがしっくりくるんでしょうか。数学については正直苦手なものでして・・・


ただ、No.2の回答にもありましたが、この場合の「定常」とは車が一定方向に進もうとする状態のことを指すようで、「過渡」とは車の動きの流れを指すようです。


車の動き(=過渡)は、一見曲線を描くように見えても、実は一定方向に進む運動(=定常)が連続していてカクカクしているようです。それを捉えて、「過渡は定常の連続である」と表現しているようですね。


「定常は過渡の連続」とするのも、意味は通りそうですね。そもそも言葉の定義が不明なので、厳密に考えるとむずかしそうです。なので、これは自動車の運動に限定して考える問題かなあと思いますね。


御回答いただきまして、ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2012/08/27 02:57

まあ言い方なんで


とらえ方としては伝わったようでうれしいです。

>常に直進しようとする車の性質により、
>ハンドルバランスを保つ際のタイヤの滑り作用を捉えて、
>「直進は旋回の連続」と言っているのですね?

滑るのは、直進でも何でも。
ハンドルが滑り作用を起こすのではなく。

大前提で言ったように「常にタイヤは滑っている」のです。
滑り度合いはそれぞれのタイヤにおいてばらばらです。
今の瞬間、左前タイヤだけ20%スリップしたけど
次の瞬間右前が30パーセントスリップしたり。
そうやって刻々とスリップ率が変わるのに、
デフで吸収などしきれないのに、
とっさの動きでも、車体がまっすぐ進もうとしているバランスのおかげで
まっすぐ進むのです。

だから。
端的に直進安定性に最も寄与するのは
フロントアライメントではなく、リアのアライメントであると言われますし
旋回性の味付けの多くは「リア荷重およびリアの直進安定性の味付け次第」なのです。

まとめると
「常に滑っているタイヤでもまっすぐ進む特性を持っている。
それはセルフハンドリング作用により実現している」
それが「直線は旋回の連続である」の主旨です。
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この回答へのお礼

捉え方はなんとかあっているようで、ほっとしました。


常にタイヤは滑っている、というのは、確か本に同じような記述がありました。なかなか普段の運転では実感が難しいところでもありますが、物理的に考えるとそうなっているんでしょうね。


リアのアライメントが旋回性に大きく影響するというのは、よく車評論家等が「リアがグリップしないと曲がらない」と言っているのを聞きますが、それと関係しそうですね。


タイヤの滑りについて意識しながら、もう一度読み直してみようと思います。理解が進むと良いのですが。


イメージ掴めたような気がします。ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/27 02:18

>確かに、荒れた路面を走っている時などはハンドルが勝手に動いたりしますね。


>つまり、車は常に曲がろうとするものであって、だから直進は不安定=旋回の連続なんですね。
いえ。全く逆です。
車は常にまっすぐ走ろうとする作用を持っています。
かならず。
端的にはキングピン傾斜により直進しようとする力
復元力が働きます。
直進が不安定?びみょうですが、
まあ解釈としては「まっすぐ走るように傾斜を付けたトレール・キングピンが
グニャグニャとつねに車体をまっすぐ走らす方向に動かしている」でいいです。

>そして、「過渡」とは定常旋回に至るための操作(探り)が連続した結果、
>定常旋回状態が連続しているということですね
これもまた伝わっていません。
デジタル=フラクタル曲線という考え方です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9% …
常に車はある一定角度で走ろうとする性質があるのです!!!
不安定ではなく、安定しているのです。
その微細な安定を固定のギザギザとして捉えたとき、
それをなめらかな曲線に感じるのだ!という理論です。

実はカクカクしているのだ。
タイヤが瞬間的にスリップ率や旋回力を換えたときに、
きゅっと鋭角に、非常に微細にハンドルが動いている。
直進ね。
それが、旋回時にも起きているっていう理論だ。

ぎゅーっと常に同じスリップ率で
タイヤが押しつけられているのではない!という考え方。

解らなければ、
これらの動きが非常に端的に体感できる
「オフロード走行」さらにいえば
「オートバイや自転車によるオフロード走行」をすると
非常によくわかる理論だ。

よくスポーツ走行の基礎にあげられる
オフロードでのバイク走行が最初であり究極の
車体運動を学べる・体感して理解できるところだ。

アスファルトでも常に
タイヤのスリップ率が変わり、
その微細な変化に車体が反応しているっていう話を
この人なりに書いた話なの。

オフロードを走らないでこれらの話を聞いても
全く理解・同意出来ないですねたぶん。
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この回答へのお礼

なるほどです。考えをまとめますね。


常に直進しようとする車の性質により、ハンドルバランスを保つ際のタイヤの滑り作用を捉えて、「直進は旋回の連続」と言っているのですね?


また、定常というのは、一定角度で走ろうとする車の性質のことを指すのですね。曲線に見える旋回も、細かく見れば直線の集まりだと、そういうことでしょうか。


誤りがありましたら、またご指摘ください。

お礼日時:2012/08/26 15:50

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