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ウイニングポストを始めてから競馬の配合について興味持ちました。
私が配合をするわけではないのですが、リアルの世界についての質問なんですが、インブリードやニックスは重視されているのでしょうか?
インブリードは科学的にもある程度説明つきそうな気がするんですが、ニックスというのはなんか迷信のような気がするんですが、現場ではどのように捕らえてるんでしょうか。ニックスが認められたり衰退したりしているようですが。ま、ニックスが仮にあったとしても種牡馬がだいぶ前の世代になると影響力が落ちてきそうですが。
インブリードやニックス以外はどのような理論を用いてますか。
種牡馬のリーディングでサンデーサイレンスが全盛期は1/5の出走で勝利していた時期がありますが、年取ったら引退したのかさんくも少なくなったのはともかく、勝率は1/10まで下がってます。年取るとさんくがあまり活躍しなくなるんでしょうか?年々競走馬の能力が上がっている仮定すると同じ遺伝子でも古い種牡馬の能力では勝てなくなる?それとも種が同じ遺伝子でなくなっている?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

まず、配合ですが血統理論を


用いる事は少ないです。
それよりもいかに売れるか、
が一番大事にされています。

生産した馬を自分が所有して
走らせる事が少なくなった
現状はさらに拍車をかけて
います。

ニックスだインブリードだと
お手軽値段の種牡馬を付ける
より、ディープインパクトを
付けた方が売れるからです。

人気種牡馬を付けられない時
にようやく血統理論が用い
られたりするのですが、
現実には個体の長所短所を
補う考え方が優先されている
ようです(体質の弱い牝馬に
体質の強い種牡馬とか)。

種牡馬の競走成績は諸説ある
と思いますが、一番は若い
(売り出したい)種牡馬に
良質の牝馬が集まり、その他
は質が下がるからです。

どれだけ優秀な種牡馬でも
いつかは引退し、稼げなく
なります。その時に稼げる
種牡馬を用意できなければ、
経営が立ち行かなくなる事も
あります。故に次代を担う
種牡馬の成績をできるだけ
上げるため、そちらに優先的
に良質の牝馬を回し、ベテラン
は残った分から、となります。
特に社台一強の現状は明確に
結果と繋がっていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。どこの世界も利益上げるのは難しそうですね。

お礼日時:2012/09/19 20:01

インブリードについては、それほど重視はされていません。



競馬の配合の世界では有名な事件として「セントサイモンの悲劇」と呼ばれるものがあります。
これはどういうものかというと、19世紀の末~20世紀初頭に活躍したセントサイモンという種牡馬の血脈の隆盛と没落についての事件です。
20世紀初頭の頃、このセントサモンを血統内にもつ馬が多く溢れ、そのインブリードをもちることで、数多くの一流馬が生まれました。ところが、そうやって一時代を築いたものの、すぐに血統に行き詰まりがおき、そのまま次の代から活躍馬が出ることが無く、セントサイモンの血統はいっきに衰退してしまったのです。
この一連の流れを受け、インブリードを重視する、というは少なくなりました。
また、インブリードのある馬というのは、当然、体質が弱くなるなどの悪影響が出ます。サラブレッドは、出走してナンボです。そのリスクを考えて、インブリードは避ける、という生産者も多いです。
特に、日本では、生産者の殆どが、自分では馬主にならず、誰かに生産した馬を売って生計を立てるマーケットブリーダーです。体質が弱い馬、というのは「商品」にならず売れない。売れたとしても買い叩かれて儲からない、ということです。ですので、余計に、しなくなります。


次にニックスですが、これはおっしゃるように科学的根拠があるわけではありません。
基本的に、相性の良い父系と母父の組み合わせ、となるのですが、これは後付の部分も多いからです。つまり、Aという種牡馬を父に、Bという種牡馬を母父にもつXという馬が活躍をしたとき、それがニックスだ、といわれると、皆がそのような配合をするようになる、ということです。
それをするとどうなるのか、というと、必然的に、父A、母父Bという血統の馬が増えます。そうすると、その中から再び活躍する馬が登場する可能性が高くなる、というわけです。
例えば、一昔前に、トニービンという種牡馬がいました。多くのG1ホースを出した種牡馬なのですが、その母父にはノーザンダンサーの系統が多く、特に母父ノーザンテーストが多くいました。しかし、これは、相性が良いから、ではない、という見方も出来ます。
というのは、初年度にベガ、ウイニングチケット、サクラチトセオーという母父にノーザンダンサー系種牡馬をもつ活躍馬が出たことで、積極的にノーザンダンサー系種牡馬を父にもつ牝馬に種付けがされた。特に、トニービンを持っていた社台グループは、11年連続リーディングを取ったノーザンテーストを父に持つ牝馬が多くいましたから、絶対数が多く、母父ノーザンテーストという活躍馬が増えた、という可能性です。

まぁ、ある程度、体質的な部分での相性はあるのでしょうが、ニックスは厳密に効果が確認された理論とはいえません。




それから、種牡馬が年を取った後、ですが、これは、遺伝子の問題ではなくて、やはり生産する側の問題、というのもあります。
人間でもそうなのですが、年を取ると精虫などの動きが悪くなり、妊娠しにくくなるなどのリスクがあります。人気種牡馬になると、1回の種付けだけで数百万円、場合によっては数千万円単位の種付け料が発生します。
そういうとき、同じ値段なら、種付けに成功する可能性の高い種牡馬を生産者は選びます。ですので、そもそもの種牡馬人気が落ちていきます。また、種牡馬を持っている側もそれを理解していますから、高齢になると種付け料も安くします。安くすると、当然、繁殖牝馬の質が落ちます。そうすると勝率も下がります。
その結果が、高齢になると、というわけです。

ただ、高齢になったから活躍馬が出ない、ということではなく、全体的には下がったとしても超一流の馬を高齢になってから出した種牡馬というのは沢山います。



ちなみに、サンデーサイレンスの場合、16歳であった2003年に死亡しており、そのため、2005年に2歳になった世代が最後の世代です。ですので、06年、07年、08年となれば、産駒の平均年齢そのものが高くなり、勝率も下がってしまった、ということになります。
15歳のときに種付けした世代にディープインパクト、16歳のときに種付けした世代にマツリダゴッホなど、晩年までG1ホースがおり、少なくとも、死亡したときはまだまだ超一流種牡馬という位置づけになっていました。
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この回答へのお礼

すばらしい回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/09/17 16:35

こんにちは。


ウイニングポスト6のご質問に回答した者です。

ニックスは重要です。
でも濃いニックスはダメですよ。
せめて3×4位のニックスでないと、体の弱い馬になる可能性があります。
インブリードは体が弱い馬になる可能性がある両刃の剣です。
オルフェーヴルやゴールドシップみたいにヘイルトゥーリーズン系
×パーソロン系といったマイナー配合でも強い馬が誕生しています。
配合は難しいですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/09/16 17:13

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