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 2000年代半ばあたりまでは「キャベツ」「ヤシガニ」「ムサシ」に代表されるいわゆる作画崩壊と言われる現象が頻繁に話題になっていました。2010年以降はそういう話がぱったりと無くなりました。自分が見る限り、低予算の深夜アニメであっても全体的に作画の質が向上しているように思えます。
 アニメーターの悲惨な雇用状況が改善されたとは思えませんが、なぜ作画の質が上がったのでしょうか?
 

A 回答 (14件中1~10件)

まぁヤシガニとかムサシとかも製作委員会が絡んでいますが、はっきり言えば金の調達の為のお飾り。



多分止めを刺したのは「キスダム」辺りでしょうけど・・・

キスダム
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%82%AD%E3%82 …

サテライトは翌年には「マクロスF」が大ヒットをさせているから、この失敗がとても苦い経験になった。
金を出す方もそれなりに詳しい人間が担当するなどしたかもしれない。
アニメで利益を得ようとする以上は、下らん事で作品が傷ついて売れないなんて許されないから契約の条件もきつくなったかな。

また、現場でも製作遅延がデジタル化で把握が容易になった事も非常に大きい。
(マクロスやナディアの頃は最悪だった。)
特に後で直せばが信条と言う某辛抱さんが「ノーモア富士山」を合言葉に2期を製作するという様に様変わりしたのも業界への影響は大きいかな。


とはいえ全盛期よりも製作本数が減っているとはいえ、なんで企画が通った?という作品は非常に多い。
きっと敏腕の営業が「ボクと契約してよ」と暗躍しているからとおもう。

最近だとやたら知名を連呼するロボットアニメ・・・
NHKの番組でボロボロにされたけど、どう足掻いても受けない内容。
元エロゲが原作のロボットものも凄いね。先行の1話2話に時間を掛けたらしいが下らん開発秘話をグダグダやって適当な戦闘シーンやるなら、原作ゲームの恋愛攻略戦を主体にした方が受けただろう。
そうすりゃ原作ゲームも売れるだろうけど・・・

出版業界でもラノベの躍進が凄いということなのでメディアミックスでアニメが製作されるんでしょう。
最近のアニメは説明不足というかストーリーの省略が激しいのが多いけど。
それも織り込み済みかもね。

シャナたん曰く
(釘宮ボイスで)
アニメが分からん奴は原作の読み込みが足りん!
原作を理解してからもう一度アニメを見るんだぞ!!
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この回答へのお礼

詳細な御回答有難うございます

「アニメが分からん奴は原作の読み込みが足りん!」
シャナはこんな言葉遣いじゃないと思います

お礼日時:2012/10/28 17:22

長過ぎ、読み辛くて済みませんでした。


「短くても作画崩壊起こしている例」は「外注か担当者の体調」等、でしょうか。
あと他の方の「パソコンによるデジタル作業化」が「作画崩壊の頻度を抑えている」、という事で賛成。
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こんばんは



もう30年以上アニメを見てきています。

作画崩壊の記念碑的な作品、
超時空要塞マクロスの宙に浮いたコーヒーカップやロストユニバースのヤシガニ、
劇場公開日に未完成品を上映し、後日完成版を配布したガンドレスなど、
みんな見てきました。

基本的に、作画崩壊の原因には
中国や韓国へのアニメスタジオへの発注があると思います。
外注スタジオの技術水準が低く、原画や動画そのもののレベルが低いことです。

それ以上に問題を大きくしたのは、発注した原画や動画が
締切ギリギリや締切を過ぎてから日本に届いていたことも大きかったと思います。
当時は今のようにデジタル化していなく、紙の原画や動画を郵便や宅配便で届けていました。
そして日本に届いてから撮影に入るわけですが、届いた動画のレベルが低いと
そこから日本人スタッフが総動員で直しに入ります。
作画監督やキャラデザインのアニメーターまで含めて総動員です。
それでも納品までの時間的制約のため全てを直し切れずに、
そのまま放送されてしまうのが作画崩壊の原因です。

最近作画崩壊が減ってきた原因には、アニメのデジタル化が大きいと思います。
かつては紙に原画や動画を書き、それをセルに転写して色を塗り、撮影していました。
そのため、物理的にモノを運ぶのにどうしても時間がかかっていました。

しかしデジタル化が当たり前の今では、原画を直接コンピュータに取り込み、
その後は全てコンピュータ上で処理します。
データもサーバー管理でネットで繋がっていますので、海外スタジオとのやり取りもリアルタイムです。

また動画部分の作画には作画ソフトを使うことで
個人の技術に依存する部分が減りましたし、何より直しも容易になりました。

その分、アニメーター個人の個性が無くなって
かつての安彦良和氏や金田伊功氏、荒木伸吾氏のような天才が出にくくなりましたが
全体的に平均点は上がったと思います。
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アニメの放映本数そのものが減ったことが大きいと思います。


2005年~2006年ごろ、というのは、深夜アニメが爆発的に放映されていた時期で、2006年に開始されたテレビ放映アニメは(つまり、映画、OVAなどは除く)150本にも上りました。
それが現在は100本くらいに減っています。
この当事、放送枠そのものが取れないため、何らかの事情(例えば、大きな事件や、スポーツ中継など)によって放映できない週があると、最終話まで放映できない、なんていうことすら起こっていました。そのような状況ですので、製作側にも余裕がなく、崩壊ということが多く起こっていました。

アニメ製作会社というのは、基本的に、それぞれの会社が協力しあって作っている、という部分があります。
アニメ作品の「制作会社」には、A社とあっても、A社だけで作っている、ということは希です。
A社が製作を担当しても、実際には、第3話はB社が、第4話はC社が実際に製作し、A社から制作費をもらい、代わりに関連商品などによる総収入はA社が、という方式をとっています。この場合、A社が「元請け」、B社が「グロス受け」と言います。
で、このような仕組みがあるため、本数が増えると、業界全体での製作体制が苦しくなるわけです。逆に、本数が減れば、製作に余裕が生まれます。



委員会方式になったから、作画が良くなった、ということではないでしょう。
というのは、委員会方式は2000年ごろから当たり前のようになっており、質問文にも出ている「MUSASHI-GUN道」や「夜明け前より瑠璃色な」なども委員会方式を取っています(ついでに言えば、「MUSASHI-GUN道」は2クール、「夜明け前より瑠璃色な」は1クールですから、放映期間の長さも関係ありません)

ただ、そういう中で、作画の良し悪しが売上に影響する、という当たり前のことが知られたのかな? とは思います。
委員会方式は、先行投資でアニメ作品を制作し、その後、映像ソフトを始めとする関連商品を売ってその投資を回収する、というものです。そもそもギャンブルみたいなものですが、その肝心の商品であるアニメ作品の質が低ければ、売れる可能性は低くなります。
京都アニメーションとか、その作画だけでも十分に話題になるクオリティで、それだけでも十分に宣伝になるわけですから……
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「無くなった」と言うのは「早計」だと思うけれど、「目立たなくなった」のは「単純に話数が短い作品が多くなった」所為もあるでしょう。


「一部の長く続いている作品」は除きますが、「テレビ番組の放送回数の単位」に「クール」という物があります。
「1クール=13回」と数え、「1クールはおよそ3ヶ月」になります。
「週1回の放送として、大体1ヶ月は約4週間なので(5週間近くある月もあるけど)4×3=12ですが、月によっては同じ曜日が4回ではなく5回ある月もあるので+1とされる」のです。
「ドラマ」もそうですが、「アニメ」も「放送期間が約1年間」という物がかつては「当然の様に沢山あった」のですが、「バブル」が弾けて「好景気」から一転して「不況」つまり景気が悪くなってくると「経済的理由」から「スポンサーからの継続的な予算の確保の困難さ」等から、「1つの作品を長く続ける事は敬遠されやすく、短い放送期間が好まれやすくなった」ので、「4クール(1年間)52話」の物から「3クール(9ヶ月)39話」や「2クール(半年)26話」や「1クール(3ヶ月)13話」で終わる「作品」が多くなりました。
「例外に当たる一部の作品」はあるものの、「新人」の「俳優」や「声優」が育ち難い「環境」が少なくなった訳ですね。
「イケメンヒーローブーム」なんかも「そんな状況」から、ですが、「長く続く作品」ではなく「短く早く終わる作品」ならば「作品の1話毎の質を落とし難い」つまり「高い質で保ち続ける事が出来て当然」になる訳ですよ。
「仕事量が少なくなった」から、「疲れたり面倒に感じたりもせず」、「外注に頼るか」ともなって・・・。
「ある程度の長さがある作品」だと「途中で休みたくなったり、楽したくなって外注に頼った結果が作画崩壊という事態」に繋がっていたのですね。
つまり、「声優にとっては、成長出来る機会が減った」けれど「製作サイドにとってはある意味楽になったので作画の質を落とす方が逆に難しいくらい(出来たとしてもメリットは無いし)」になったのではないでしょうか。
もちろん他の方の述べた様に、「外国(台湾・韓国等)のアニメーターのレベルの向上」も「理由の1つ」ですが。

この回答への補足

 

補足日時:2012/10/12 22:21
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この回答へのお礼

 

お礼日時:2012/10/12 22:25

誰だって目標は向上側にあるからじゃないでしょうか。


(疑問の余地あることでしょうか?)
とはいえ近年でも「夏色キセキ」の第8話なんかは本放送ではかなりひどいものでした。
すぐに東京MXでリピートが始まりまして、その第8話は大幅に描き直されてました。
なので作画崩壊がなくなったわけではないと思いますが
(輪廻のラグランジェとかは他のアニメに比べてかなり見劣る)
ビテオソフトがそんな理由で売れなくなるとすると元も子もないので
普通に考えて当然の帰結じゃないかなぁと思います。
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一時期よりも、毎週放映するアニメ枠の数が減っているのも大きいんじゃないかな。

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アニメのデジタル化がスタンダードになったのも大きいのは事実でしょう。



参考
https://www.nttcom.co.jp/comzine/no075/newdragne …

しかし最大の原因は製作委員会方式が多くなった事ではないかと思います。

製作委員会方式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E4%BD%9C% …

ちょっと昔はTV局主体で納期に間に合わせる事が一番大事でした。
ですから「富士山」なんて事が起こった訳です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%A0% …

しかしネットが普及した為に関東のキー局だけでごまかせたものが全国レベルで知れ渡る時代に・・・

TV局主体の頃は作画崩壊だろうが何だろうが放送できれば放送コードなどに差し障りなければ中身なんか関係なかった。

但し納期に間に合わない場合は完全に干されるのでDVDなどの円盤で修正版に差し替えればOKだった。

実際に売れる前の某辛抱監督は身に沁みていた・・・
お陰で普通のアニメ業界で仕事が出来なくなって某エロゲ会社で意に染まぬお仕事の日々

しかし転機は意外なところから、発売したエロゲの人気になりOVAになったり、その主人公の下の妹が人気となって深夜枠でアニメ化が決定。

なんとこの妹さんは魔法少女だけあって、とってもアゲマンでした。
ライバルとして登場した中の人の歌手も注目を浴びて一躍有名になり今じゃ紅白でも唯一アニメ部門で連続出場。

そして作品自体も今年リニューアルで劇場版公開しコミケの企業ベースでは出展すれば毎回完売という記録を・・・


売れっ子になった某監督は思い入れ深い作品だったけど他にお仕事が入っていた為に続編以降は関与できませんでした。
しかし売れっ子監督になったので「魔法少女もの」やりたいなーの一言であれよあれよという間にお膳立てが整った。

じゃ前のは「魔砲少女」だったから裏をかいてお供の淫獣を悪徳セールスマンのやり口にすれば・・・
というのが見事に当たってこちらも劇場版前後編で公開。

TV局主体でなら企画自体が通ったか怪しいけど、製作委員会方式なら深夜枠自体を買い取って出資スポンサー内で全て完結できる。


とはいえ出資する以上は作品のクオリティもそうだけど、受ける要素も多く盛り込まないとって事で萌えや腐の付く方に受ける要素が重要ですね。
お風呂回や水着回は当然としてTV放送では光や湯気に仕事してもらって円盤じゃ邪魔ものはいませんがデフォでしょう。

ラノベではアニメ化すると原作は売り上げ10倍増らしいから、作画崩壊なんぞ御法度は当然でしょう。

この回答への補足

「キャベツ」も「ムサシ」も製作委員会方式なのに作画崩壊したのはなぜですか?

補足日時:2012/10/12 22:27
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個人的な考えでしかりませんが、ほとんど外国人が書いてるアニメとかありますし



1-外人の書く絵のレベルー責任感が高くなった

2-PCでいろいろと早く楽になったので、修正などもしやすい

なんかの理由ではないでしょうか。
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素人考えですが、作画崩壊があった頃と比べて



単純に技術が進歩している
間に準備期間を入れることで製作に時間をかけられるようになった
クオリティの高いものを作ればDVDの売上げが見込める

ことが原因かと思います。
質の高いものにはアニメファンはきちんと応じる(DVDを買って貢献してくれる)ので
製作側もそれに応えてさらにいいものをというふうに良い循環ができあがっているのだと思います。
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