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ウィル2012年10月号において、以下のような記事がありました。概略を記します。

 サンフランシスコ講和条約において竹島は日本の固有の領土であるとされたため、その発効(1952/4/28)の直前(1952/1/18)に韓国は李承晩ラインなるものを設定し、(竹島を含む)領土と領海宣言し、日本漁船及び邦人を拿捕・抑留した。それら人質を外交切り札として、国交正常化交渉において、当時韓国経済の8-9割程度を占めていた韓国内の日本財産を放棄させ、数万人に及ぶ違法入国(強制連行ではなく)していた韓国人に対して定住権と優位な人権条項を盛り込ませるなどした。この人質外交よって日韓講和条約を韓国に優位締結させることができた。

とのことでした、現代史ですので、さすがに事実誤認はないと思いますが、

Q1:日本がこのような情けない外交をしていたことの理由が人質だけでは理解しにくいため何か重要な争点が抜けているのではないかと思います。ご指摘いただければ幸いです。

Q2:韓国側ではこの事実をどのように認識教育されているのでしょうか。ご存知の方ご教授ください。

A 回答 (2件)

広い視野で捉える姿勢が必要です。

当時の日本がアメリカ、ソ連、北朝鮮、中華人民共和国、中華民国(台湾)とどんな関係だったか。それらの国々と日本との間にどのような問題があったか。なにより日本がどういう状況だったか。

小笠原諸島はアメリカ海軍に占領されたままで、まだ返還されていません。奄美群島、沖縄諸島、大東諸島、先島諸島(尖閣含む)も同様にアメリカの統治下にあります。

ソ連との間の日ソ共同宣言もまだです。シベリア抑留問題が解決していません。すなわち、まだシベリアで強制労働させられていた日本人が残っていたのです。当然、北方領土問題も未解決のままです。南樺太・千島列島の扱いも確定していない。

北朝鮮は、そもそも日本は承認していない。

中国代表権問題がこじれて、サンフランシスコ講和条約には中華人民共和国も中華民国(台湾)も参加していません。ソ連は中華人民共和国が中国の代表と認められなかったのが不服で参加していません。

要は先に挙げた5カ国の中でサ条約に参加したのはアメリカだけなのです。こういう中途半端な状況で、山ほど外交案件が残っているのに韓国と事を荒立てるわけにもいかなかったのです。なによりも東西冷戦真っ只中で同じ西側の韓国と対立することはアメリカが喜ばない。万一、韓国で共産革命が起きてしまえば、朝鮮戦争で血を流した人たちの立場がない。

日本だって共産革命が起きるかもしれなかったのです。日本共産党は中国共産党にならって武装闘争方針を持っていました。まだ55年体制にもなっていない。日本社会党は全面講和か単独講和かで内部対立し右派と左派に分裂していました。保守系は小党が乱立していました。

韓国と対立を深めてしまうと、日本の親北朝鮮派が勢いづいてしまいます。

その意味ではウィル2012年10月号も視野が狭すぎると思います。日本人が日本の歴史を知らないのに、韓国をとやかくいっても仕方が無い。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。共産勢力に対抗するため暴力的な韓国のやり方に同意したということですね。戦争に負けること、武力がないことの悔しさがよくわかりました。

お礼日時:2012/10/12 18:53

人質と戦力が無いこと、戦後の混乱を抜けていないこと、国内の空気、マスコミの世論誘導、アメリカの干渉



などでは
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
理由はともあれ、当時の韓国にさえ屈服してしまうなんて恥ずかしいですね。

お礼日時:2012/10/12 18:55

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