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CP対称性の破れが立証されそうですが、そもそもC変換も
P変換も対称性が無いことからCPに目が向けられたのでしょうか?
だとすると、C対称性の破れとは具体的にどのような事実ですか?

また、もしCPT対称性がなりたつならば、全てを逆にすると
成り立つということでしょうか? 単純な考えですみませんが、
3つを逆にすると逆X逆X逆で逆になってしまう気がして・・・

また、その場合、やはりTのみだと対称性は破れるのでしょうか?
時間の方向によって結果が変化する現象があるということですか?

色々と質問してしまいましたが、宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

#1です。

「補足」に回答します。
>Tについてですが、反転とはどのようなことを意味するのですか?

時間反転について、物理学者の統一された見解はありません。
しかし、一番多数の物理学者が支持している考え方は、ビデオテープを逆方向へ再生したようなものです。
(質問者さんがおっしゃる「未来から過去方面への反応」と同じだと思います)

>検証はできるのでしょうか?

多分、ファインマン(米国の物理学者)が言うところの
『「反粒子」の進行方向は、時間の方向に逆行している』
が、それに当たるのでしょう。
つまり「反粒子は未来から過去の方向に進行している」ことを、直接的に証明すれば良いと言うことです。
(但し、証明できたかどうかは、わかりません。ご自分でそういう記述があるか、調査・検索して見て下さい)
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この回答へのお礼

遅くなりましたがありがとうございました。

お礼日時:2004/06/14 13:18

質問者さんが、どの程度の知識をもっておられるのか分らないので、探りながらの回答になりますが、


>CP対称性の破れが立証されそうですが
は「立証された」と言い切った方が、現時点でのより正確な表現だと思います。

弱い相互作用では、P変換、C変換、T変換とも不変ではない。(すなわち、破れている)
しかし、強い相互作用・電磁相互作用では、P変換、C変換、T変換とも不変である。
また、弱い相互作用では、CP変換、CT変換、PT変換とも不変ではないと予想されていて、今回「CP変換」の破れが、実験で証明された。(但し、破れは小さい)
CPT変換は、どんな相互作用においても、不変であるとされているので、「T変換」も上で述べたように弱い相互作用では破れているはずだと考えている。(実験では、まだ証明されていない)

>3つを逆にすると逆X逆X逆で逆になってしまう気がして・・・

変換の対称性であるから、「逆」ではなく「反転」と表現するほうが妥当だと思います。

この程度で少しは納得していただけたでしょうか?
疑問点があれば「補足」に書き込んでください。

なお、C対称性の破れとは「弱い相互作用では、荷電共役変換において不変ではない」
たとえば、素粒子の反応式(崩壊も含む、A・B・C・Dは各々ある素粒子とする)
A+B→C+D
が起こっても、反粒子のA~、C~に変えて移項した式 
C~+B→A~+D
が起こらない事もあるということです。

この回答への補足

CとPについてはよくわかりました。

Tについてですが、反転とはどのようなことを意味するのですか?
未来から過去方面への反応でしょうか?
だとすると、検証はできるのでしょうか?

補足日時:2004/02/10 04:09
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