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フランスワインでGRAND CRUと書いてあれば特級の畑でとれたワインであるである、というふうに聞いたのですが、これも法律で決められた特級認定とかなんでしょうか?

あと、いまたまたま手元に、スイスワインが一本あって、GRAND CRUと書いてあります(瓶の表にGRAND CRU、裏にはGRAND CRU BARONNIEとなってます)。
スイスではフランスとは独自に特級認定があるんでしょうか?
これが書いてあるのは、かなり偉いということになりますか?

なにぶんワインに関してはドシロウトなものですから、詳しい方から見ると意味不明な質問かもしれません。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

フランスのワイン法では細かく格付けがされます。

ご質問のGrand Cru(グランクリュ:特級畑)というのは原産地呼称制度(AOC制度)の中の地区ごとの更に細かい格付けのひとつです。
下記をご参照ください。見ていただくとわかりますが、ソーテルヌではトップはGrand CruでなくPremier Grand Cru(プルミエ・グラン・クリュ)になります。つまりその地区によって特級もそれにつづく格付けも変わるということです。
http://www.netwave.or.jp/~sake-ml/wine-kaku-fra. …

スイスはフランスと違い、EUに加盟していないので、EUのワイン法に縛られない独自の格付けが可能な国です。しかし自国のワインを輸出する為、フランスのワイン法を参考に連邦政府がAOC制度を作成し、各州がそれに基づいて、AOCもしくはAOC表示をしています。またEUの同意も取り付け、2010年正式にスイスのAOC制度となりました。その上でのGrand Cruという表示ですから、スイスのワイン法にてらして、最高水準とその地域が決めたということは確かです。

誤解のないようにしていただきたのは、格付けはあくまでそのクラスを名乗る為の必要条件をどのくらいクリアしているのかによって決まるのであり、ワインそのものが偉いなどという理由ではありません。フランスの格付けの条件をよく見ていただくとわかりますが、基本は醸造ではなく栽培、つまり土壌やブドウの樹齢およびぶどうの品質などが多くの比率を占めています。またスイスのワイン法がフランスワイン法を参考にしてはいても、土壌も歴史も栽培品種も異なる為、格付けの条件細部にわたって同一ではありません。Grand Cruとかかれてあるワインは、書かれていないものと比較して、手間と時間をかけていることは確かです。
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この回答へのお礼

とても丁寧に回答してくださって、どうもありがとうございます。
教えていただいたリンクも、読んでみてとても面白いです!

お礼日時:2012/10/24 07:14

グラン・クリュと書いてあるフランスワインはかなり良い格付けワインだと思っていただいて間違いないでしょう。

有名な産地ではボルドーとブルゴーニュがありますが、ボルドーはグラン・クリュの中でも5カテゴリーに細分化されているので、さらに良さの度合いが分けられています。一方、村の名前まで細分化されているボルドーと違って、ブルゴーニュは畑の場所まで細分化されています。隣同士の畑だとしても格はまったく違うのは、そこまでフランスワインがかなり厳しく法律で格付けされているということです。スイスワインはそういった厳密な法律は無いに等しいので、グランクリュと書かれていても私はそこまでスゴいワインだとは思いませんが、飲んでみないとわかりません。大したワインじゃないのにグラン・クリュと書かれているワインも、フランス以外ではたくさんあるでしょうから。ブドウ畑での栽培からワインの瓶詰まですべて行うワイナリーもあれば、ブドウだけ買い付けてワインのみ作るワイナリーもあるし、ワインを語り出したらキリが有りませんが、長くなってしまいました。
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この回答へのお礼

回答、どうもありがとうございます。
勉強になります。
格付けなどは、国ごとにもちがうのですね。

お礼日時:2012/10/24 07:16

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