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「日銀の物価見通し下方修正を受け、追加の金融緩和を打ち出すことを検討」と新聞で載っていたのですが、具体的に金融緩和とは何をするのですか?

また、「資産買い入れ基金」を徐々に拡大してきた。とあるのですが、どういう意味なのでしょうか?


すみません、背景の知識がものすごく欠けているので是非分かりやすく教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

今は、景気が悪くなるるとともに、デフレといって物の値段も下がっていて、また円高で円の価値も上がっています。


こういう環境でお金を円で持っている人は、景気が悪いので投資したり貸し出したりすると損をするかもしれず、またデフレで物の値段も下がってきているのであんまり急いで物を買わないほうが得です。
そうすると、世間にお金が出回らないので、いまお金が借りられればすごい利益が出せるのに!とか、お金が回ってこないから自分もお金を手放せない…となってしまいます。

そこで、日銀が持っている円を、市中に多く流通させることで、こういう悪循環を断ち切って、景気をよくしようというのが「金融緩和」です。

日銀による金融緩和では、主に国債などの債権の購入、株や土地のファンドの購入などが行われています。
これらを行うことで、銀行や証券会社を通じて、円貨を多く流通させることで、結果的に今までより円が多く出ることになります。

円が日銀から一般の銀行や証券会社にそれまでより多く渡ると、銀行や証券会社はこれを利用して、より有利な貸し出しや投資に活用することができます。そうすると、そのお金を借りたり投資された企業は、それまでできなかった新たな企業活動ができるようになります。
このようにして、お金が多く出回ると、企業や人の経済活動が活発になる一方で、砂をわざわざ拾おうとする人はいないけど、これがダイヤモンドならみんな競って取りに行くように、量が豊富になると物の価値はだんだん下がっていきます。
多く出回った分、お金の価値は下がっていくので、デフレからインフレになります。
インフレになると、お金を手元に貯め込んでいた人も、早く物に替えたほうが得だと思って使うので、より経済活動が活発になり、景気が向上していきます。

また、円が多く流通しているので、相対的にドルなどの他の通貨より価値が下がるので、円安にもなり、これも輸出産業中心の日本経済には浮揚効果があります。

このような効果を目指して、日銀の資産買い入れ規模拡大による、金融緩和が実施されつつあるわけです。

うまく説明できているかどうか自信がないのですが、おわかりいただければうれしいです。

この回答への補足

気になるのが、日銀が買った土地や債権とかはその後どう扱われるのでしょうか?

補足日時:2012/10/18 23:34
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この回答へのお礼

土地や債券、株を銀行から日銀が買って、現金が銀行に入るということですね。今はデフレなのでモノより円で持っていたほうが得だから、その分銀行側にも余裕が生まれ、市場に流せるお金の量も増えるということがよくわかりました。

ありがとうございます!

お礼日時:2012/10/18 23:34

再度のご質問ありがとうございます。



回答が行き届いていなくて申し訳ないのですが、日銀の購入するものは、基本的には国債などの債権か、株や土地のファンド(株の場合は、指数連動型投資信託、土地の場合はREIT型投資信託)など、対価としての物が発生しないもの、お金のやり取りだけのものになります。

国債などの債権は、最終的には償還されることで日銀に戻ってくることになりますし、ファンドも金融商品ですので、簿価資産として日銀の資産となり、最終的にはこれもどこかの時点でまた円貨に戻されて、償還されることとなります。
ですから、金融緩和で流通した円は、徐々に償還されて日銀に戻っていくということになり、この償還の時点で金融緩和の役割が終了していれば償還して終わりですし、まだ必要であれば、戻ってきたお金でまた何か買うことになります。
現実には、短期の国債の買い入れは、いつも行われており、また短期証券による外貨取引など他の用途もあって、日銀の国債保有残高は逓増していっています。

日銀の円の流通量の調節としては、銀行への貸し出し額や、銀行からの預金額の調整が、いちばん一般的なのですが、現状ではお金を使いたがる人がいないので、これがあまり機能しておらず、債権やファンドを買いいれる必要が生じています。
しかし、こういった買い入れを行う必要がなくなるくらいのインフレになっていれば、市中に出回るお金を調節する手段は別にあるので、金融緩和で出したお金は、日銀の中へ戻しておこうということになるでしょう。

通貨供給量は、国の信用の下に調整されているもので、現実に何かの対価として存在するわけではないので、金融緩和で出ていったお金がきちんと戻るのか、あるいは戻らなくていいのかが、そんなに厳密に問われないあたり、なんとなく不思議な気もするのですが、日銀もそのあたりのさじ加減に厳密な基準を持っていないので、「過度な金融緩和はインフレを招く」として、あまり無定見に金融緩和を行うことは避けようとしているという事情もあります。

ご参考になれば。
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この回答へのお礼

たびたび回答いただいて本当にありがとうございます!

モノは償還されて出した金額も戻ってくるんですね。そうすればインフレになったときにタイミングを見計らって銀行側がモノを再購入できるわけですね。

お礼日時:2012/10/19 00:33

金融緩和


 詳しく説明するとすんごく長くなるので

ひとまずWIKIを御覧ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E7%9A%84% …

 ですんごーーくおおざっぱで雑にいうと
『日本銀行これまでよりお札をいっぱい印刷すること』です
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この回答へのお礼

ありがとうございます!とにかく市場に今までよりお金を流入させるということですね!

お礼日時:2012/10/18 23:34

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