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友達が「時間的に余裕が無い」って言ったら、
ちょっと違和感がしました。

普通、「時間に余裕が無い」って言うんじゃないですか。

しかし学校文法により、文の成分を分析したら、
「余裕が」は主語、「時間に」と「時間的に」は連用修飾語、「ない」は被修飾語と考えられて、
間違い、不自然のところもないんですよね。

一体、この違和感がどこから来たのですか。

それで、
「時間に」の「に」を格助詞と考えたら決して間違いではないと思いますけれども、
「時間的に」の「に」は格助詞ではなく、ただの形容動詞の連用形ではないでしょうか。

この違和感、両方の「に」とは関係がありますか。

「時間的余裕が無い」と言ったらいかがですか。
「時間的」の品詞は形容動詞ですか。それとも副詞ですか。


すごく悩んでいて寝られないくらいなので、詳しく教えていただけたら幸せです。

A 回答 (8件)

文法の話は、TANUHACHIさんの回答で十分だと思います。


 
「時間的に余裕がない」:「時間に余裕がない」:「時間がない」
「時間的な余裕がない」:「時間の余裕がない」:「時間がない」
上記では、右が自然で、中が穏やかな配慮が感じられ、左には引っかかりを感じます。
 
「スペース的に余裕がない」:「スペースに余裕がない」:「スペースがない」
「スペース的な余裕がない」:「スペースの余裕がない」:「スペースがない」
上記では、右が自然で、中はしつこく、左には引っかかりを感じます。
 
「懐的に余裕がない」:「懐に余裕がない」:「懐がない」
上記では、中が自然で、左には引っかかりを感じ、右は意味不明です。
「懐的な余裕がない」:「懐の余裕がない」:「懐がない」
上記では、中がやや不自然で、左ははなはだ不自然で、右は意味不明です。
 
「心理的に余裕がない」:「心理に余裕がない」:「心理がない」
「心理的な余裕がない」:「心理の余裕がない」:「心理がない」
上記では、左が自然で、中は引っかかりを感じ、右は何のことか意味が通りません。
 
「財政的に余裕がない」:「財政に余裕がない」:「財政がない」
「財政的な余裕がない」:「財政の余裕がない」:「財政がない」
上記では、左が自然で理性的な感じがし、中は断定的拒絶的な感じがし、右は意味不明です。
 
単に文法上のことだけでなく、語彙と文章でメッセージの内容が把握しやすいか、主観的意味が変わる感じがします。
 
《的》には色々な用法があるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%84
学術的あるいは、分析的な視点で述べた場合には、《的》をつけても良いのでしょうが、日本語では、特殊な用例(自動的、機械的など)を除いて、通常の会話や文章で、《的》をつけると、なにやら引っかかりを感じたり、発言者の文化を疑りたくなる気分がします。
私が年寄りじみていて、「私的には、」「気持ち的には、」「社会的には、」は“おかしい”日本語だと感じてしまうからということもあると思います。若者や中国語になれている人は、きっと平気なのだと思います。
「時間的には」「時間的に」「金銭的には」「金銭的に」も、おそらく分析や理論を述べている文脈ではないと思うので、《的》を入れられると、私には聞いていて違和感が生じます。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:39

 こんにちは。

まず「時間的」「時間的な」「時間的に」の違いですが
(1)「時間的」これは名詞です。
(2)「時間的な」はその後に続く「余裕」を修飾する形容詞と考えても不自然ではありません(連体修飾語)。
(3)「時間的に」は文法上は名詞+格助詞“に”の形です。しかしながら機能としてはその後に“省略して続いている動詞”を修飾する副詞と考えても差し支えはありません。

 この(3)に見られる「格助詞“に”」は用法がかなり広い性質を持ち、「場所への移動」「対象」「目的」などを示す時に使われていることも既に学ばれていることでしょう。
 一般的に「時間的に余裕がない」は「スケジュールとして間に合わない」「作業をする余裕がない」との意味で使われる場合が殆どです。
 つまり「時間的に」はその後に「続いているはずの動詞が省略されている」とお考えになれば、自然です。学校文法のみが形容動詞の存在を認めていますが、形容動詞を独立した品詞とは認めない考え方もあり、むしろ形容動詞を認める立場は少数派に属しているのが現状です。
 質問者様が混乱している背景には、形容動詞が「名詞+に」の形をとる、と公式的な理解に依拠していることもありますが形容動詞は「名詞+だ」が原型であるとされています。そしてこの「だ」を助動詞として理解することも可能であることから、形容動詞を一つの独立した品詞と確定するにはいささかの無理もあります。
 形容動詞の「だ」と助動詞の「だ」は活用形がほぼ同一ですが、助動詞の「だ」には連体形がありません。とはいえ「形容動詞」支持派が主張する「取って付けた様な根拠(“それがモノの形容を示しつつ”その一方で“動詞的な意味を有する”との曖昧な説明)」には積極的かつ合理的な論拠は薄いとされてもいます。
 質問者様の文章を読んでいて感じたことですが、「成文を分析したら」との部分は文節分解をしたとの意味であり、それと品詞分解は別問題でありながら実際には両者がごちゃ混ぜ状態になっている感がありました。
 形容動詞にかんしては「そんな考え方もある」程度の認識でかまいません。
 
 
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この回答へのお礼

詳しくお答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:39

>「時間的に余裕が無い



主語が省かれた文章ですね。

私は(今)時間的に余裕がない。

私は  :主語

ない  :述語

時間的に (余裕がない)
余裕が  (ない)

それぞれ()内にかかる連用修飾語 と考えられます。

主語が省かれることは日本語には良くある文例です。

>「時間的余裕が無い」と言ったらいかがですか。

基本的にはオリジナルを大事にしたいです。

時間的 : 時間 と 的 とに分けられる名詞です。 的 をつけると なになにのような、なになにの性質を帯びた というような意味をもたせることができます。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:38

私も質問者様と同じように、「時間的に余裕がない」という表現には違和感を感じます。


何か気持ちが悪いです。

私なりに考えたところ
「時間的に、本を買いに行く余裕はない。」となれば違和感はありません。
「時間的な余裕がない」も大丈夫です。
また
「時間の余裕がない」もOKです。


形容動詞は、状態を表す言葉で、述語になりうる言葉ですので
「時間的に」は形容動詞ではないと思います。
(例:おだやかだ、静かだ)
広辞苑によると、「一般的」など、名詞につける「的」は名詞だそうです。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。
やっぱり違和感を感じるのは私だけではありませんよね:)
ありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:23

「時間に余裕が無い」も「金銭に余裕が無い」も普通の表現です。


「金銭には余裕がある」が「時間に余裕が無い」場合は、「時間的に余裕が無い」には違和感ないでしょ?
そのとき金欠病だった「友達」は、そのことを伏せておきたいので「時間的に余裕が無い」と言ったのだとしたら、納得できるでしょ?(^_^)
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:19

辞書によると的は接尾語で、名詞に着けて連体修飾語とし、または形容動詞の語幹を作る


言葉によっては形容動詞にもなりうるという事でしょう。
時間的だとは言わないので形容動詞とは言えません。
時間的に余裕がない。別に違和感はありません。
他のことは何とかなるが特に時間については、時間において、余裕がない。
時間的(に)余裕がない。の格助詞には余裕がないの原因を示す(に)の用法でしょう。

余裕という名詞を修飾しているのですから。連体修飾語です。

公的支援が必要だ。 一般的にはそのようにかんがえられている。
心理的な効果がある。 民間療法は一部医学的には問題がある。
その文章は文学的表現だ。 短期間臨時的支援を施す。

日常的に使われる便利な言葉ですから悩まないでどんどん使いこなしてください。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:17

>一体、この違和感がどこから来たのですか。



文法の正誤の問題ではなく、質問者様が簡潔な表現を好む(と私は推測します)からではないでしょうか。

「時間に余裕が無い」または「時間的余裕が無い」で文としては十分意味をなします。
「時間的余裕が無い」で十分なのに、そこに更に「に」を付け加えて「時間的に余裕が無い」という表現をするのはくどい、とお感じなのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:15

言葉を文法で理解しようと、余計に混乱されているようですね。



「時間的に余裕が無い」という言葉の違和感は、どうも言葉の重複のような感じがするからではないでしょうか。例えば、典型的には「上を見上げた」のように。(重複を避けるには「上を見た」とします)

余裕が無い、場合は大抵、時間的なことが多いです。「金銭的に」とか「空間的に」とかの場合もあり得ますが、特に、会話の中で使われる場合は話しの流れから「時間的」以外には考えられない場合もあるでしょう。あなたと友人の会話でも「時間的」以外には考えられないような場面だったのではないでしょうか。
つまり、単に「余裕が無い」で充分通じるかも知れませんね。

違和感は理論を越えたところにある場合があります。いかがでしょうか。
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この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございました。
多分本当に文法で考えすぎでしたよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/10/27 00:14

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