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教えてください。
太陽光パネルの仕様として、公称最大出力動作電流(アンペア)がありますが、
これは試験条件下での計測値だから、実際に設置してみて、
たとえば、最大9Aまでしか発電しないパネルが9.1A発電したということは、ありますか?
よろしくご教示願います。

試験条件調べると
ソーラーパネルの性能(ワットピーク)の測定は「標準試験条件」(STC) で行われる。
すなわち、放射照度1000W/m2、AM=1.5のソーラーシミュレーターを光源とし、
モジュール温度25℃で試験する。
とありますが、この条件は、自然界の条件ではありえないのかどうかがよくわからないです。

A 回答 (3件)

太陽の日射量は、1000W/m2を超えることはまれにあります。


太陽光パネルの定格は、セル変換効率の90%にしている(実力より低めに設定)、と言うのが一般的といわれているので、これも定格を超える発電があることを伺わせています。
なお、仰るとおりにセル変換効率はセル温度25℃が条件下であって、セル温度が上がると4-5%/10degで変換効率が低下すると言われており、屋根上PV面は70℃にも達すると言われているので、この場合は相当低下します。
ご質問の件でいえば、日射量ピークが1000W/m2となる天候は快晴時であって、快晴時は気温と共にパネル面温度も相当に上がるため変換効率が落ちる、これを考えたら、ほとんど無いでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ほとんど無理ということですね。

お礼日時:2012/11/01 20:44

定格(公称値)と言うのはあくまで基準値ですから、9A定格のセルで9.1A程度の出力が出る事はあるでしょうね。



試験条件の方ですが日本ではかなり無理があるでしょう。1000W/m2の放射照度のある時期は日本では夏季に限られるでしょうから25℃という温度設定に無理があるでしょう。まぁ、セル自体を冷却すれば可能かもしれませんけどそのためのエネルギーが必要ですからね。またソーラーセルも半導体ですから温度が上がると内部インピーダンスの増加などにより効率が落ちますし、電気抵抗を持っていますから、大きな電流を発生することで自分自身が発熱(ジュール熱)して外部からの熱量+せせる事態の発熱量で加熱されることになります。


まぁ、専門家では有りませんが、日本の環境ででは規格どおりの出力を得る事は、毎日が快晴でも無理でしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
定格は、そういうことですね。
ただやはり、1000は無理そうです。参考になりました。

お礼日時:2012/11/01 20:42

電気の単位の常識としてA(アンペア)は電流であり、電流はどれだけの電圧V(ボルト)での電力W(ワット)を消費したかで計算して流れるものであり、公称最大出力はそれを消費する負荷がなければ0A(アンペア)です。


全量を消費できるような負荷さえ回路上に接続されていれば公称最大出力電流を越える電流を引き出す事もあるでしょうが、そのソーラーパネルがそれだけの出力電力が出せればの話です。

それがソーラーパネルの最大発電容量から割り出すものであれば、条件さえ揃えば最大発電容量を上回る容量の発電量は可能であり、それに伴うだけの負荷さえあれば電流量も比例して上限を超えて流れる可能性は無いとは言えません。
しかしそんじょそこらの安価なソーラーパネルの発電量では実質として損失を考慮するとまず不可能です。
しかも売電がらみで考えるならばパワコンの損失や電力会社の設備上の損失も踏まえるとフルパワーさえまず出力できない状況だと思います。

標準試験条件はソーラーパネルの限界の出力電力を発生させる試験をするためのものであり、常にそのような電力を発生できるものでもありませんし、そのような気象条件は一年のうちに何日あるかどうかなので、そのような数字は参考にもなりません。
むしろ雲天時にどれだけ発電できるかの方が実際にはとても重要な要素を持つデータだという事です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
状況はよくわかりました。

お礼日時:2012/11/01 20:41

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