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以前に同様な質問で「こと老後資金については」の「こと」は形式名詞で「老後資金のことについては」を強調した表現であるとの回答がありました。
本質問の「こと老後問題に限らず」の場合には「老後問題のことに限らず」の他に「ことに老後問題に限らず」とも解釈できると思います。前者は形式名詞「事」+「に」で、後者は「殊に」となりますが、どう解釈すべきなのでしょうか。なお、この文章は「・・・と考える人は少なくないだろう。」と終わっています。
留学生から質問を受けて困っています。

A 回答 (6件)

>「こと老後問題に限らず」の場合には「老後問題のことに限らず」の他に「ことに老後問題に限らず」とも解釈できると思います。

前者は形式名詞「事」+「に」で、後者は「殊に」となりますが、どう解釈すべきなのでしょうか。

おっしゃりたいことはよくわかります。
しかし、はっきり申し上げて考えすぎです。
「こと老後問題に限らず」は「老後問題のことに限らず」という意味の強調形です。
それ以外の意味はありません。

さらに、「ことに老後問題に限らず」という日本語表現はありません。
たとえば、
「老後問題のことに限らず、社会的な課題を全ての人々が自分の問題として捉えていくべきだ、と考える人は少なくないだろう」
という表現はできても、
「ことに老後問題に限らず、社会的な課題を全ての人々が自分の問題として捉えていくべきだ、と考える人は少なくないだろう」
という表現はできない、ということです。
「ことに老後問題に限っては、社会的な課題を全ての人々が自分の問題として捉えていくべきだ、と考える人は少なくないだろう」
であれば可です。
「殊に」というのは「とりわけ」という、あくまで限定の意味ですから、「殊に」と言っておきながら「限らず」と続けるのは不自然になるわけです。
つまり、「こと老後問題に限らず」を『「ことに老後問題に限らず」とも解釈できると思います』
という発想は考えすぎです、ということです。
    
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この回答へのお礼

確かにおっしゃるとおりで、この「こと」は強調形であると説明したいと思います。

お礼日時:2012/10/31 17:30

 こんにちは。

休憩時間を利用しての回答であることをお許し下さい。またご質問の文章が断片的であるために質問者様と私の間で齟齬を生じている可能性もあることをご容赦下さい。

 >「こと老後問題に限らず」の「こと」をどの様に解釈するか
 この問題ですが、「こと=殊更」とした場合にそれは強調を示す、との説明には納得できますが、「殊更に~限らず」として二重限定であるあるから成り立たないとの結論には少しばかり疑問を感じます。
 確かに「殊に・殊更に」は語彙として「格別に・取り立てて・態々」がありますが、それには「幾つかの問題がある」との事象があって成り立つとの前提が働くことになります。
 つまり「こと老後問題に限らず」といった場合は「他にも数多くの問題が山積していて、それは何れも逼迫した問題であるが、今ここにとりあげている老後問題は格別の優先順位で議論すべきである」との文意であると考えます。
 あるいはもう一つの可能性として「殊更、老後問題に限らず他の重要案件に関しても何らの手だてを打てていない」として批判している、とも受け取ることができます。「一事が万事」との語感があります。
 問題文の全文をお知らせいただければ、今少し詳細な分析も可能であるかと存じます。
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この回答へのお礼

ご意見有難うございました。「こと」についてTanuhachi様を含めて多くのご意見を頂いたことに驚いております。著者の思いは一つでも、受け取る側は必ずしもそうでないことを思った次第です。

お礼日時:2012/10/31 17:41

『殊更』という副詞の短縮形ですが、機能的にも意味内容も殆んど一緒です。

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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

お礼日時:2012/10/31 17:18

こと老後問題に限らず・・・問題は老後のことだけではない、の意味ではないでしょうか?



そのことは老後の問題だけではない、の短縮形みたいな記述

こと老後資金については・・・特に老後の資金については、の意味ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

お礼日時:2012/10/31 17:18

その)こと→老後問題



老後問題と言う説明は、一言で語るには長い話である。

そう言う場合に、「こと」を先に置く事が説明語りで多いです。

追加で言えば、既に全文で老後問題の幾つか或いは殆どを語った後に
再度の繰り返しや、言葉に掛かりが含まれる際に省略の意味を込めて扱う。

事前に、お互いの共通認識が有るモノとして話す時に扱う形。

そんな感じでは無かろうか。

念押しor強調と言う意味合いが浮かぶのはその為です。

こと=事柄

こう述べると、理解が捗るのかもしれません。

正しい文法に沿って、書いてませんので私見としての考察です。
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この回答へのお礼

有難うございます。「こと」と出てくると何に係るのかなと考え、次に老後問題とあるとそうだったのかと受取ることになると思います。

お礼日時:2012/10/31 17:17

「こと老後資金については」の「こと」については、続く「名詞」を強く限定する場合によく用います。


したがって、「こと老後問題に限らず」の使い方は違和感があります。普通に「このような老後問題に限らず」とすればよいのではないでしょうか。
「ことに老後問題に限らず」の「ことに」は「限らず」にかかっている(「限らず」を強調したい)のではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早々にご返事を頂きまして有難うございました。

お礼日時:2012/10/31 16:38

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