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私は学習塾の講師をしています。
今日生徒が学校で使っているノートを見ていたら
古文の枕草子のところで、
「山の端=山の裾」と書いてあって、山のイラストの下らへんに斜線がひいてありました。
山の麓の部分と教わった、と生徒は言っていました。

私は「山の端=山と空が接するあたりの山側の部分」というふうに教えていましたので、非常に驚きました。
その後、家に帰ってから古語辞典をひいてみたり、ネットで検索してみましたが、「山の、空と接する部分。稜線」と書いてあります。

この「山の端=山の裾」 というのは、本当にこういう解釈があるのでしょうか。
そうだとしたら、「夕日のさして山の端いと近うなりたるに」という部分が、かなりな日没になってしまって、いかがなものかと思います。
詳しい方、ご教授下さい。

A 回答 (2件)

>本当にこういう解釈があるのでしょうか。



そこの学校の先生の勘違い。というレベルなら
そういう解釈もあるわけで。

普通は、どこの解説本みても
質問者さんの解釈しか載ってないですよ。
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春には「山ぎは少しあかりて…」で、それと対照する形で、秋でのこの「夕日のさして山の端(は)いと近う…」であることからして、「山ぎは」は「山際の空」で京都の東山の上端に接する空部分であり、一方「山の端(は)」夕日が当たる東山の空と接する上端の稜線部分(スカイライン)を指しています。



ただし、これはあくまでも「枕草子」の文中での表現であって、ほかにも次のような意味合いがあります。
山際(やまぎわ)…山の側(そば)。山の端(はし)。山の辺(ほとり)。山辺(やまべ)、山本(やまもと)、山の根(ね)。

また「山の端(は)」も、「山の端(はた)」と読めば、「端(はた)」には、そのような「縁(へり・ふち)」のほかに、「脇(わき)・側(そば)・傍(かたわ)ら」の意味があります。

また方言でも、
「やまのはた 山麓。大阪府泉北郡」(「全国方言辞典」東京堂出版)とあります。
東京は上野の「池之端(いけのはた)」も、不忍池の畔(ほとり)を指しています。

以上から、授業での「枕草子」固有の説明に合わせて、そのほかでの言葉の意味の説明も行ったのに、たまたまその部分だけを生徒が書き取ったという可能性もあるかもしれません。
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