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種子バンクについて書かれた英語教材を勉強しています。


対訳を読んでも、具体的な内容がよくわからないので
教えていただけないでしょうか。(【  】部分がわかりません)

参考になるサイトをご存知であればご教示いただけると助かります。


絶滅危惧種を救うための種子バンクの重要性を述べたあとの記述です。(英文も併記)


I would like to emphasize that conserving diversity within a given species is just as important as it is to conserve different species.
【任意の種の範囲内で多様性を保存すること】は、ちょうどさまざまな種を保存することと同じくらいに重要であるということを私は強調したいと思います。


Every individual plant has its own characteristics, giving it an advantage in a particular environment.
ひとつひとつの植物はどれもみな、それ自身の特徴を備えており、【ある特定の環境下で自らに有利な点を与えて】います。


The more varieties there are for a given species, the greater the chances are for the species to survive.
【任意の種に対する多様性が大きくなれ】ばなるほど、種が生き残る機会が大きくなります。


生物学に関して全くの素人ですので
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

● > 種子バンクについて書かれた英語教材を勉強しています。



実に渋い (誉めています) テーマの英語教材ですね。^ ^ 個人的な興味ですが、語学の勉強用として、この教材が取り扱われているのでしょうか? 


● > I would like to emphasize that conserving diversity within a given species is just as important as it is to conserve different species.
> 【任意の種の範囲内で多様性を保存すること】は、ちょうどさまざまな種を保存することと同じくらいに重要であるということを私は強調したいと思います。

> Every individual plant has its own characteristics, giving it an advantage in a particular environment.
> ひとつひとつの植物はどれもみな、それ自身の特徴を備えており、【ある特定の環境下で自らに有利な点を与えて】います。

> The more varieties there are for a given species, the greater the chances are for the species to survive.
> 【任意の種に対する多様性が大きくなれ】ばなるほど、種が生き残る機会が大きくなります。

以下は、上記の質問者さまご指摘の 【 】 3箇所について、まとめて書かせて頂きます。

生物学 (の 特に 生態学) で扱う 「多様性」 は、「ある系において、多種多様な生物が存在していること」 だと思いますが、どのレベルに注目するかで、生物多様性・種多様性・遺伝的多様性 (下記引用1 における語。下記引用2 では、「生態的多様性・種多様性・遺伝子多様性」 〔原文から、順序を変更〕 となります) の3つに大別できます。それぞれ、生態系内での多様性・種間での多様性・種内での多様性の意味です (マクロ → ミクロ な視点順に書いています)。この英語教材でいう、【1】 の 「任意の種の範囲内で多様性を保存すること」 は種内での多様性について、すなわち遺伝的多様性 (遺伝子多様性) の話をしています。

ある (任意の) 種の植物に注目した場合、通常は、(よほど特殊な自然環境にのみ育つ種や、人間による改良が進んだ種 などを除いて) 生育環境は、光・温度・水・栄養・他生物との関係性 などにおいて、それぞれ異なります。そして、ある同一種内でも、それぞれの個体には個体差 (生理的特性 〔前述の環境要因への耐性 など〕 の差異。例えば、低温への耐性 とか) があります。個体差は、ヒトでは、個性と言ったりしますね。

元々、ある土地に ある同一種の種子がまかれて発芽したとしても、大多数の植物種には 自ら移動して環境を選ぶ能力が無いので、各個体の個体差により、その土地の環境に適応できない個体は枯死し・適応できた個体は生き延びて、次世代を残すことができます。この意味で、【2】 の 「ある特定の環境下で自らに有利な点を与えて」 は、ある環境に適応できた個体についての話となります。

ここで、仮に 上記の任意の種の個体差が極めて小さい (生理的特性が互いに近似である) 場合、その種は、ある環境に適応さえできれば、大繁殖も可能でしょうが、一方で、一旦、何らかの原因で環境が変化してしまうと 、その環境変化に全ての個体が対応できず (種の個体差が小さい → 生理的特性の振れ幅が小さい ため)、その種自体が全滅する危険性も出てくるわけです (前段では、個体差が大きい場合には、環境変化に際しても、全滅には至りにくい となります)。この意味から、ある任意の種の存続・保存を考えると、種内に個体差 → 多様性が必要である という議論となります。ここが 【3】 の 「任意の種に対する多様性が大きくなれ」 ですね。

1) 多様性 (Wikipedia)  
↑ 「生態学における多様性」 の項目をご覧下さい。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%A7%98% … 

2) 98年度「市民のための環境公開講座」(特別講座=生物の多様性=) (公益財団法人 損保ジャパン環境財団)
http://www.sjef.org/kouza/envslect/envs_03.html 

今回引用のサイトは、全てよそさまのサイトです。ありがとうございます。m(_ _)m 

長文失礼致しました。
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この回答へのお礼

とてもよくわかりました!
詳しくご説明くださいまして
ありがとうございました。


ご紹介いただきました公開講座のサイト、
とても楽しく読むことができました。

これは教科書の内容です。
内容が理解できず困っていました(汗)

pseudosさまのご親切に心から感謝いたします。
本当にありがとうございました^^

お礼日時:2012/11/15 20:26

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