先日ボルダリングジムに入会しました。
これからボチボチ始めていこうと思っています。
普段はトレーニングジムに通いそれなりに鍛えていますので、筋力的には特に問題はなく、よく言われる『初心者は前腕がすぐにパンパンになってしまう』と言うことも特にありませんでした。
が、ホールドを掴む際に徐々に手の平が痛くなってきます。
『関節が痛い』のではなく、手の平の皮膚(細かく言えば指の皮膚)がホールドに負けてマメができそうな痛みです。
期間を開けず定期的に通えば、皮膚が厚くなり慣れるものだとは思うのですが、私の場合、通えても月に一度か二度程度。
この程度で慣れて行くものでしょうか。
当面はジムでのクライミングのみですが、この先継続して行くなら、行く行くはアウトドアで実際の岩も登ってみたいのですが、室内クライミングのホールド程度で根を上げる用な手の平では恐らく傷だらけになって、すぐに使い物にならなくなりそうです。
また、実際に手の平の皮膚の痛みが出るのは、やはり体の使い方に問題があるのでしょうか。
手の平の皮膚の痛みを軽減する方法や、体の使い方など、経験者の方の体験談があれば教えていただきたいと思い質問いたしました。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No.3です。
ここはダイエットカテなので登山技術的なことはほどほどにしておきますが、お礼文で気になったので補足的に答えておきます。
>今の方が腕力に頼る事が多くなっていると言う事でしょうか?
今のようなボルダリングの登り方を見ていると昔と今とは登り方自体はかなり違うと思います。
しかしながら、基本的な考え方は同じと思います。
その基本的な考え方というのは、両足なら人間は何時間でも立っていることができますが、両手でぶら下がった状態では数分でも腕力は尽きてしまいます。人間の場合、腕力と脚力の差はそれほど大きい訳です。腕力に頼った登り方は体重を預けるときの一時的なものであって、それがクライミングの基本として「脚で登る」ことには今も昔も変わらないと思います。その基本を間違えるといつか事故がおこります。
難易度の高い場所をクリアする場合には腕力を使う「腕力登攀」は技術としては昔も必要でした。とくに人工登攀と言われるような登り方だと多くの腕力を使いますが、オーバーハングを超えるような場合でも常に脚で登り、空中に大きく身体が出ている状態でも3点支持を意識しなければならないと思います。
今のようにスポーツ化した登り方は墜落しても大丈夫なような登り方です。そのために大胆な身体の使い方をしても(墜落しても)よいので腕力を使っても大きな問題はおきません。しかしながら、足下数百メートルとか千数百メートルの本番の岩壁をトップで登る者は、途中にビレイをしたところより上に登ればその倍の落差を墜落してしまいます。そういうような本番の登り方では腕力でガンガン登るような登り方は出来ないと思います。
私たちの頃の練習は常に本番の岩壁を登っている状態を想定したものでしたので、必然的に今のような室内で楽しめるようなクライミングのスタイルとは違うような気がします。そういう意味では今の人達のほうがクライミングの技術的なことはレベルが高いですが、綜合的な安全についてはどうかなと思ったりします。
指先ですが、鍛えていると皮が厚くなってくることは確かです。
登山家として有名だった某氏は気が狂ったように毎日岩場で練習していてその手を見せてもらいましたが大きくて指先はカチカチでした。
再度の回答、感謝です。
なるほど…
クライミングの理論や技術自身が変わったわけでないんですね。
かたやゲーム性の高い室内クライミングと、かたや命の危険を伴う山岳クライミングとでは、
自ずと、『出来る事と出来ない事』、あるいは『やって良い事とやるべきでない事』に違いが出て当然ですね。
大変わかりやすい解説ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
出張のために出掛けるので最後の回答になると思います。
あしからず。>ただ、ここで疑問が…。
>身体を壁から離す…と言うことは、上腕が伸びた状態になるので、腕への負担が軽減されることはよくわかります。
>が、逆にホールドを握った指先には負担が増しませんでしょうか?
>『つまり指先の負担を減らすのは無理。皮膚を鍛える事でのみ痛みが軽減される』と言うことで間違いないでしょうか?
どのような指導をされているか分かりませんが、基本的なところが間違っています。
クライミングの基本は足で登る訳ですが、その基本スタイルは「はしご」を登るのが正しい姿勢ですし正しい登り方です。どの人も「はしご」を登る場合、ちゃんと足で登っていて手はバランスのために支えているだけです。「置いているだけ」という表現でもいいです。フリークライムの壁でも同じことです。正しい姿勢つまり両足で体重を支えている場合は手はバランスのために支えているだけです。手に力を入れることはありません。自分の目線よりもホールドが低いのが理想です。ホールドが下を向いている場合はアンダーホールドという技術もあります。これが実際の岩場にあると腕力にたよる登り方をしている人だと登れなくなるポイントです。
(恐怖心から)もしも足が滑ってしまった場合にそなえて、手をなるべく高い所に置いて(つまりホールドを高い位置にして)いるのが初心者にありがちな状態です。これだと手に力が入って腕力を消耗してしまいますし、壁に頭が接近しているために次のスタンスの場所も見つけにくくなります。実際のところ、手に力が入っている分、体重は足で十分に支えていないので摩擦(フリクション)が弱くスタンスが外れやすくなっています。つまり滑落しやすくなって二重の意味でダメなんです。
ホールドを目線より下にとってなるべくホールドを使わずに足で登る練習をしてみてください。傾斜の緩い練習壁だと私たちは「人差し指1本だけ使用可」というルールで仲間たちと練習したこともありました。これだと足で登る練習になります。
腕力登攀はその次にくる技術です。どうもそれが順番に指導されていない気がします。ついでに書いておくと、腕力登攀はホールドを高い位置に置き、腕力を利用してスタンスの位置を一気に上げるような場合に使います。その場合は十分なホールドがなければ出来ませんし、わずかなホールドだと指先を損傷しやすくなります。質問者さんの場合は、不必要にこうした腕力登攀の状態になっているんじゃないでしょうか?
以上で、質問者さんの指が傷つく理由が私には分かったような気がします。腕力の使い過ぎということです。
でも熱意は伝わってくるのですぐに上達していくと思います。
今では南の島のリゾートのプールサイドにもフリークライムの壁があるような時代ですし、それはそれでとても良いですが、自然の岩壁の緊張感をともなう楽しさは別格のものです。そういう所でも楽しめるように技術と体力を付けてみてください。
お忙しい中、素人の質問に度々お付き合いくださりありがとうございます。
>自分の目線よりもホールドが低いのが理想です。
これは、まさしく目から鱗です。
>もしも足が滑ってしまった場合にそなえて、手をなるべく高い所に置いて(つまりホールドを高い位置にして)いるのが初心者にありがちな状態です。
これもご指摘の通りです。
思い返してみると、少し壁に慣れてきた頃から、高いフォールドを狙っていた様な気がします。
インストラクターの指導と言っても簡単な物でしたので、『さあ、とりあえず後は自由にどうぞ』って感じでした。
で、私は幸か不幸か普段からボルダリングとは関係なくトレーニングを重ねており、体力にはそれなりに自信があったのですが、それがかえってマイナスになったのかもしれません。
具体的なわかりやすい回答、大変ためになりました。
重ね重ねありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
調子に乗って少し余分なことを回答してしまったようです。
初心者の場合は、足で立って体重を支えるのが不安なために余計にホールドに頼りがちです。そのために余計に指先に力が入ってしまって指先を痛める結果になると思います。壁からなるべく体を離して、リラックスして自信をもって体重を足で支えられるようになってくると段々と手の力が抜けてきて手の負担が減って来ると思います。
簡単に言えば、今は手でしがみついて登っている状態だと思います。
片足で全体重を支えられるようにレベルアップしていってください。指先の皮膚の問題は心配はいらないと思います。
度々の回答に感謝いたします。
質問ついでに一つお伺いしたいのですが…。
>壁からなるべく体を離して、リラックスして自信をもって体重を足で支えられるようになってくると段々と手の力が抜けてきて手の負担が減って来ると思います。
これは、クライミングにおいての基本中の基本である事は、頭ではよく理解しているつもりです。
実際に簡単なコースでやってみると確かに動きやすさ、安定性、視野の広さに大きな違いがある事は実感しました。
ただ、ここで疑問が…。
身体を壁から離す…と言うことは、上腕が伸びた状態になるので、腕への負担が軽減されることはよくわかります。
が、逆にホールドを握った指先には負担が増しませんでしょうか?
『つまり指先の負担を減らすのは無理。皮膚を鍛える事でのみ痛みが軽減される』と言うことで間違いないでしょうか?
No.3
- 回答日時:
私は古いクライマーでして、その昔は自然の岩場でよくボルダリングをしていました。
あとは日本の有名な岩壁に本番としてフリーや人工登攀で登っていました。その頃は、当然のようにクライミンググローブを着用していました。ザイルを使って確保する場合や懸垂下降をする場合に手袋がないと手の平を火傷をしてしまうこともあり、私の場合は無くてはならないものでした。もっとも夏山の場合ですけどね。冬山は毛糸の手袋やオバーミトンをしますので素手はありえない。
また、自然の岩場だとクラックに手をすっぽり入れてホールドにする登り方もあるので、そういう場合にはクライミンググローブがないと、手の甲の皮膚も痛めてしまいます。
最近の登り方や確保の仕方はよく分かりませんが、どちらにしても私の場合は指の腹を痛めることはあっても岩場で手の平を痛めることは少なかったと思います。頻繁に山に通っていたころは指の腹は常に皮がむけていました。変な話ですが、ギターの練習をすると左手の指の腹は強くなるので、ギターを弾きながら岩登りも上手になっておりました(笑)
どちらにしても、今の登り方は腕力登攀が主体ですが、昔も今も基本の基本は「脚で登る」のが鉄則ですので、腕力を過信したり使いすぎていると事故に結び付くので注意が必要と思います。つまり、腕力は一時的に使うという意識があれば腕力を酷使することが減って手の平や指を痛めることも少なくなるのではと思います。
回答ありがとうございます。
ベテランクライマーさんの体験談、大変参考になります。
一つ、表現がまずかったので改めて訂正させていただきますと、
「手の平」というのは具体的には「指先」のつもりでそう表現しました。
現在でも「脚主導で」とはインストラクターさんには教わりましたが、
質問者さんが登っていた頃よりは、今の方が腕力に頼る事が多くなっていると言う事でしょうか?
いずれにしても、まだ始めたばかりですので、必要以上に腕力に頼っている事が大きな原因なのかも知れません。
次回、その辺り注意してみたいと思います。
No.2
- 回答日時:
体の使い方の問題ではなく、単に手の皮が薄いんだと思います。
私の場合、昔から趣味でも仕事でも手を酷使して作業をすることが多いです。
手の皮は全体的に厚く、指の付け根などは豆が定着してしまっていますので、ボルダリングをしても痛くはなりません。
1ヶ月に1、2度程度で手の皮を厚くすることは難しいと思います。
手の皮がどんなに厚くなっても、痛くなる時はなります。そういう時は冷やすと痛みが少し引きます。
気の利いたジムなら、会員が使える冷蔵庫を用意してます。
また、ジムの壁に取り付けられているホールドは大抵、摩擦を得やすいように表面がザラザラしています。
対して、自然界の岩は表面がザラザラしているものもあれば滑らかなものもあります。
ボルダリングに使われるような岩は、比較的滑らかなものが多いと思います。
なぜなら、粒子が粗く表面がザラザラしている岩は、脆く崩れやすいものが多いため、ボルダリングには向かないからです。
なので、ジムのホールドが痛いから外の岩も痛いとは限りません。
回答ありがとうございます。
私も普段はジムでトレーニングしておりますので、指の付け根はマメができて盛り上がっていますが、ボルダリングでよく使う指先の皮膚は全く鍛えられていないので、この質問を立ち上げた次第です。
冷やせば多少は楽になるとの事…参考になります。
ただ根本的には徐々に慣れていくしかない、と言うことですね。
精進します。
No.1
- 回答日時:
ジムの方に聞くのが一番いいかなとは思いますが、
自分はボルダリングの経験はないのですが、
岩場に行く時は、こういう手袋をすることがありますね。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/tebukuro/k-3.h …
早速の回答、ありがとうございます。
そうですね。
スタッフに聞くのが一番ですね。
ただ、ジムで楽しんでいるメンバーさんを見るとみなさん素手でしたのでやはり微妙な感覚は素手が一番かと思いまして…。
添付のグローブ、参考にさせていただきます。
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