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古い時代の言葉ほど、あるいはアフリカに近づくほど発音・文法が複雑になるとよく聞きますがこれはなぜでしょうか?それでは数万年前の人類がまだアフリカにいたころは現代の私たち日本人では想像も出来ないほど複雑な発音や文法の言語を喋っていた事になるのでしょうか?

A 回答 (4件)

「8月にこんな暑いんだったら12月はもっと暑いだろう」


→単純化・複雑化の一方向ではないということです。

文字ができたのは、ここ千年二千年の話ですが、最初に生まれた言語は、
一万年のオーダー前です。記録から推理は誤差が大きくなりすぎます。
最初から語彙が英語のように30万語50万語あったはずがないでしょう。
文法も最初から複雑なわけがないです。時制のある言語では、未来形は
現在形や過去形より後からできたようです。脳の進化とともに、表現を
豊かにしていく方向に最初は複雑化していくのが筋でしょう。その後、
複雑化しすぎて、文法を中心に整備・体系化していく方向でしょう。

大航海時代以降よくある例です。
船で文化の全く違う島を初めて訪れたとき、言葉は全く通じません。
コミュニケーションを図ろうと簡単な単語を並べて通じる言葉を
作っていきます。元の言語どちらか語形変化があっても変化しません。
例えば複数形は2つ並べたりします。(man →×men ○man man人人)
過去形は過去の助動詞を使います。(×wrote //○did write )

2つの言語の接触で生まれる新しい言語をピジン言語といいます。
ピジン言語が世代を受け継がれて母語になっていくには、複雑化します。
これは、ピジン言語では、単純すぎて十分に表現できないからです。
ピジン言語が母語レベルに発達したものをクレオール言語といいます。

複雑化・単純化というか言語が変化していくには、文明・文化・社会の
変化が大きいのです。漁業が発達すれば、魚を細かく分類していくし、
道具を発明し、その名前や関連する表現も増えていきます。
単純化の方が多いのは、社会発達して分業や技術が進歩して、学習する
べきものが増えて、言語学習の比率が相対的に減少するからです。

アイスランド語は、移住した頃の古いノルウェー語ほとんどそのままで、
ノルウェーの方がデンマーク語等周囲の影響で変化しました。
ヨーロッパの中で特に英語の変化が激しいのは、理由があります。
第一は、ノルマン・コンケストでフランス語の影響を強く受けたためです。
大量の語彙が流入してきて文法性がなくなり・不規則複数や人称変化が
ほとんどなくなりました。逆に、外来語が多くなったため、音の流れを
調和するためか、発音が大きく変化しました。そのため、文字と発音の
乖離が大きな言語になってます。また、時制も進行形が発達しました。
第二は、イギリスで産業革命が始まったことでしょうか。社会・生活が
変わりましたし、世界進出しましたしね。

アフリカが最も複雑というのは、疑問です。
熱帯・亜熱帯よりも温帯の方が、四季があり、狩猟・農耕どちらにしても
暦を知り、知識を表現する言語を豊かにする必要があります。最初の
複雑化のピークは、アフリカより地中海あたりが可能性が高いでしょう。
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この回答へのお礼

生活の必要に応じて少しずつ単語が増えていったということですね。

>単純化の方が多いのは、社会発達して分業や技術が進歩して、学習する
べきものが増えて、言語学習の比率が相対的に減少するからです。
なるほど、現代の言葉が昔に比べて単純化の傾向にあるのは文明が発達したためなのですね。

確かに2~3千年前の地中海周辺の諸言語は大変複雑ですね。

日本語は北方系、南方海洋系、大陸系の各ピジンが融合して出来たクレオール語なのかもしれませんね。

国際化すると外国籍の人の影響で文法や発音が単純化するのかもしれませんね。

お礼日時:2012/11/30 21:12

    #3です。

補足です。

1。3百万年 ー 1万年 = 299万年の説明が足りませんでした。

     3百万年(少なくとも「話し言葉」があった期間) ー 1万年(長くても「書き言葉」があった期間、すなわち発音•文法が分かる期間) = 299万年(発音•文法など全然分からない期間)

    と言う意味です。

2。「二本足は『言葉の始まり』」の、傍証

    お近くの赤ちゃんを見てください。「這い這い」が終わって「アンヨ」が出来るようになったころ、言葉が言えるようになりませんでしたか?

    固体発生は系統発生を、繰り返しているのではないでしょうか。
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   もう優れた回答が出ているのでこれは寝言です。



1。言葉の始まりのお膳立て、その1
   アフリカにルーシー(下記)という女性がいました。今生きていれば3百20万歳ぐらいですから、後期高齢者です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC% …
   彼女は外反足で、二歩足で歩いたと見られています。

    僕は、後足で立つようになるのが二つの点で「喋る」準備だと思います。四つ足の「前」は、立つと「上」に変わります。今「上を向いて歩こう」とすると、地下鉄工事の穴に落ちたりします。

    さて、前を向くと、二つのことが起こります、頭の後ろが急に広くなり、脳が大きくなるスペースが出来、言語のような複雑な象徴組織を持つことが出来るようになります。

2。言語の始まりのお膳立て、その2
    夏の暑い日にハアハア言っている犬や、牛タンなどをみると、舌って結構大きいと思いますが、前を向くと、後頭部は広くなりましたが、下顎部は、狭くなりました。

    狭いところにでかいものを押し込むと、長く伸びたり、大きくなったりする空間が無くなる代わりに、狭い場所での微調整が出来るようになります。

    その結果今までは「ニャー」とか「ワン」とか、数が少なかった発声が、これまでよりも細かく分かれた発声が出来るようになりました。

3。文字の始まり

    こうして300万年前に脳の言語中枢の形成や、発声器官の調整は出来ました。男は黙ってビールを飲んでいても、井戸端に集まった女性たちが言葉の伝統を作って行ったと思われます。

    いっぽう文字の方は、エジプト、メソポタミア、中国など古くても今から1万年前のものはありません。

4。文法の始まり

    文法は書いたものですから、古くてもインドのヤスカ(西暦紀元前600年)とかパーニニ(西暦紀元前400年)と知れています。

    さてご質問ですが

(1) 古い時代の言葉ほど、あるいはアフリカに近づくほど発音・文法が複雑になるとよく聞きますがこれはなぜでしょうか?

    3百万年 ー 1万年 = 299万年の間、書いたものが無いからどんな言葉だったか分からない、発音も文法も分からない。妄言に惑わされないことです。

(2) それでは数万年前の人類がまだアフリカにいたころは現代の私たち日本人では想像も出来ないほど複雑な発音や文法の言語を喋っていた事になるのでしょうか?

    わかりません。
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>古い時代の言葉ほど、あるいはアフリカに近づくほど発音・文法が複雑になるとよく聞きますがこれはなぜでしょうか?



本当?何語を調べて言っているのでしょう?
じゃあ日本語や韓国語がとっても簡単ということになりますが、そうは思えません。

他言語の地域で言語の統一を目的として修得を容易にするため、不規則な部分の規則化を行ったような言語は文法的に易しくなります。

逆に伝統を重んじた場合は難しくなります。

日本語でも同じですね。古文は学校で習わなければならないほど難しい。書き言葉が一部の人たちのものだったので、話し言葉との差が大きかったこともあるでしょう。

日本人には比較的習得しやすいと言われているスペイン語、アフリカに近いですよ。海峡挟んで向かいですから。

アラビア語は子音は発音の難しいものもありますが、母音は公式には3つだけ、それも表記しない(記号なので、つけなくてもわかる時は略される)ことが多いですよ。

トルコ語は日本語の遠縁の親戚みたいな言語だし。

中国語も多様な方言を含めて、発音は難しいですよ。声調や独特の子音がありますし。

時代はともかく、アフリカに近づくほど難しいというのが何を根拠にしているのだかわからないです。
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