No.6ベストアンサー
- 回答日時:
そうでしたね。
確かにそういう脅迫的なこと、ありました。石油がこのままではなくなってしまう、といったときの根拠は、その頃分かっていた「石油の埋蔵量」と「今後予想される使用量」との関係からだったわけです。
ところが、「今後予想される使用量」はある程度固定できると仮定しても、「石油の埋蔵量」の方が実は「よくわかっていなかった」ということなんだと思います。
「埋蔵量」は、石油公団企画調査部ホームページによると、
「原始埋蔵量」:生産開始以前に存在していた油層,ガス層内の原油・ガスの総量
「可採埋蔵量」:油・ガス田を実際に開発している場合,適切な技術・経済条件において,今後採収可能な油・ガスの量
と2つに大別されています(参考URL)。
このうち、以前言っていた「石油の埋蔵量」は「原始埋蔵量」であったのか「可採埋蔵量」かであったのかは、不明ですが、
『単に埋蔵量といえば可採埋蔵量を意味することになるので,通常,混乱を避けるため,「原始―」,「可採―」の用語を用いる。実際に地表に取り出し得る油の量は,原始埋蔵量の数%ないし数10%にすぎない。』
ので、この「可採埋蔵量」を検討すればいいということになりますね。
さて、この「可採埋蔵量」とは何かというと、むずかしいことはさておき、テスト的に掘り出すなどしてデータを集めて、いろいろな手法で求めたもの、ということが出来ます。
つまり、いろいろな場所でデータをもとめて手法を使って計算をして、その合計が「地球全体の掘り出せる埋蔵量」ということになるのですが、地球上にはまだまだたくさん調べていない場所がありそうです。
そこで、現代ではそのように「このままいくと枯渇する」とは簡単にいえなくなっているのではないかと思います。
そして、それが何千年かの規模であれば、それまでに石油以外のエネルギー・材料資源を開発するでしょうし、何百年かの規模であっても、石油を使う文化が変容している可能性があります。また、何十年かの規模である、という可能性は(みなさんが深刻にいっていないところからすると)なさそうですね。
人類が石油を使い始めてからまだわずかです。
地球上(内部、か)の石油がどれくらいあるか、すら正確に把握していない、というのが本当のようだと思います。
参考URL:http://www.jnoc-rp.jp/glossary/japanese/ma.html# …
ありがとうございます。
すごくわかりやすいです。
石油ってどれだけあるかわからないんですね。それにしても産油国は結託してるのになんで安くなる?
No.11
- 回答日時:
まず、石油と水の価格比較することが間違えです。
同じ油でも潤滑油もあればサラダ油まであります。さらに「りんごジュースとガソリンのどっちが高い?」という質問なら回答に困る・・・というより質問の意図がわかりません。水がただとか安いというイメージは日本人特有のものではないでしょうか? 石油埋蔵量は産油国のトップシークレットであり、絶対に公開されることはありません。特に砂漠の産油国は「埋蔵量を公開する」=「自国の全てを公開する」になるので枯渇するまではわかりません。 人間は自分の寿命がわからないから生きていられるのと同様にいつ枯渇するのかがわかれば、その日のうちに世界経済は大混乱に陥ります。 大手商社 燃料部No.9
- 回答日時:
>水1リットルの方が高い。
なぜでしょう?本当に不思議です。
遠い砂漠の国から延々と運んできて、巨大な装置産業が分離精製し、それを全国津々浦々まで品切をおこすことなく配達したものが1リットルが税込約100円、石油諸税を引くと約40-50円です。
一方、おらが裏山の井戸で汲み上げた水を、簡単にろ過、消毒した水が、0.5リットル(いわゆる500ミリリットルPET)が税抜価格100-140円。
石油元売はみんな怒っています。
石油元売の営業は上司に自分ではどうしようもない理由で怒られています。
これは、衛生面での管理や、事故を起こした場合のリスクのコスト。やっぱり食品は、事故を起こした際のコスト的な影響はすごく大きいですから、その保険の意味を兼ねて、十分な衛生管理と保険料の意味をこめてあの値段になるのでしょう。
あと、忘れてならないのは、容器代。PETの原料は石油なんですけど...
あとは、歩留率。
石油は腐らないですが、水には品質保持起源があります。生産したにもかかわらず破棄されるものもあります。破棄された分のコストはすべて売値に反映されています。
No.8
- 回答日時:
地球の大きさが有限であるように、地球の内部に存在する石油も有限です。
したがって生成量よりも消費量が多ければ当然なくなってしまいます。昭和50年代にあと20年で石油がなくなると言われていたのは「可採埋蔵量」のことです。
現在の技術で掘出せる量のことですね。
これをその時点での消費量で割れば、石油が何年後になくなるのかが計算できるわけです。
年々進歩する技術で今まで掘り出せなかったものが掘出せる様になります。新しい油田も見つかります。したがって何年たっても(いくら消費しても)可採埋蔵量と言う物は減ることはなく、逆に増えていく場合すらあります。
ここまでは優等生的な回答です。
では、なぜあとXX年だとか、石油は有限(これは事実ですが..)などというのでしょうか?
それは、こんな風に危機感を煽らないと石油が高く売れないからです。
産油国、掘削会社、石油メジャ-、石油精製会社、ガソリンスタンド、タンカー、ロ-リー...
石油がらみの会社が利益を出していくには、基本的には高く売ることです。そのためには品薄感を出さなくてはいけません。しかしあまりに悲観的だと逆に石油離れが進みます。そこらへんのいいところが、あと20-30年というとこらねんですよね。
しかしながら、石油の値段は20年前に比べると実に安くなりましたね。石油メジャ-が隠している分もあるでしょうから、実際はまだまだあるでしょう。
だからといって、むだ使いをしていい訳じゃあないし、使った分だけ環境汚染が進みますから、省エネは推進していくべきです。
ただ、変に政治的なプロパガンダに踊らせられないよう、しっかりと事実を見据えて行動していきましょう。
ありがとうございます。
つまり、元々「水」以下の価値のものがプロパガンダにより「価値が高い」と教えられていただけとうことですね。しかし、供給量に虚偽があったんだとしても、需要は確実にあるから安くなるのは不思議なんですよね。
No.7
- 回答日時:
外出していたもので回答がおくれて申し訳ありません。
★メタンハイドレート脚光は石油の安価化・イラク不安という要因は高価化と相反しているような気がしますが違いますか?
メタンハイドレートは次期主力エネルギーの候補としての期待はありますが、いかんせん採取技術が産業的に確立していない、というかまだ見えない状態です。ただ石油を含めたエネルギーの基礎的な価格を構成する大きな要素は、次期エネルギーの動向も含め(今のところそう大きな影響は与えていないのでしょうが)、需給双方が現時点で見通しの立たない要素を多く抱えている中、価格高騰の見通しが過剰な需要減少をドライブし、一時的に末端の市場で供給過剰の状況を引き起こしたのもしれない、と個人的には感じるのですが、このことに言及したのは不適切だったかもしれません。
http://criepi.denken.or.jp/jpn/PR/Press/2002J/12 …
★交通事故量とGSの減少はどう関連しているのでしょう?車は増えるけどGSは減っているって事でしょうか?
スタンドの数一つみても、往時に比べてかなり減っています。結局、特に地方経済を中心とした不景気が広義の運輸需要を減らし、公道を走る車の数が減ったと言うことが交通事故死者の減少という形で現れているのではないかという考えです。
スタンドの減少について言えば、タンクローリー車の稼働率が極端に落ちていることからも窺えます。バブル崩壊以降国内で新車の出荷が漸減しつづけ、昨年あたりからようやく回復の光が見え始めた印象があります。ただし、車の数とは別に、不景気で自動車が稼働しなければ、燃料油の消費も落ちることになります。今まさにそういう状況にあるのではないか、と思います。つまり動いていない、ということです。私はある時期地方の販売店の売り上げの推移をリアルタイムで見てきましたが、このことは強く感じるのです。
★ガソリンは協定して価格維持をする動きはないのでしょうかね?
いままでそれが普通だったと言うことです。むしろ価格競争をずっと恐れてきた節があります。ところがある時期状況は一変します。ガソリンスタンドは店ごとに油の値段を店頭に表示し、あちらが下げればこちらも下げるというように極端な価格競争が始まりました。しかしその結果、経営が成り立たなくなったお店はなくなってしまったのです。今は店頭に値段を表示しているお店は少数だと思いますが、行き過ぎた価格競争がもたらすものは共倒れであると気がついたのでしょう。
セルフではないほとんどスタンドは油外収益で食いつないでいる状態です。もちろん価格カルテルのようなことは消費者保護の観点からも許されないのですが、市場の要求から自然にその価格に到達し、そのラインが維持されるのならよいのではないでしょうか。
また、元売りのビッグネームの合併など業界の再編の必要性はまさにその事態(販売の自由化)が招いたこととも言えます。この業界はもともと民族系の元売の力が強く、特にオイルショック以降は石油備蓄の国策と一致した存在となり、彼らが拘泥する目標はずっと国内のシェア(市場占有率)だったわけです。このへんのメカニズムは私にはわかりません。
大手元売が他者の参入を極端に嫌う例としては、次のようなことがあります。九州のある製鉄会社が所有する油槽所に新規参入の独自資本の業者が目をつけ、商品流通の拠点にしようとしていました。話はあともう一歩でまとまるというときに、ある大手元売が横やりを入れ、結局次の別の都市の油槽所の話もつぶされ、進出できなかったという例があります。この話にはおそるべき裏もあったのですが、ここではちょっと言えないです。別の観点からテレ朝のサンデープロジェクトという番組がが追跡していたみたいですが、今は話題にも上りませんね。
★出所不明の商品ですか。なんか総合するとよくわからない業界ですね。ダイヤモンドと似てる?
ある噂によると元売は、通産や消防などの行政の目の届かないところにタンクをたくさん持っていて、なにかのときにはそこから商品を流通しているとの話です。もちろん真偽のほどはまったくわかりませんが、とかく世の中には表の仕組みとは別に裏の仕組みがあるということなら理解できます。
ありがとうございます。
あー考えてませんでしたが、車の数ではなく、車の稼動量が減っているのですね。なるほど。そうかもしれません。車の販売台数が上昇していていながら、ガソリンの消費量が減るとう現象は起こりうる。実際マイカーの稼動は減っているでしょうねえ。あ、確実に減っているのがタクシーの稼動量でしょう。台数は倍増していますが。★GSが油外収入でもうけているとは聞いたことあります。ガソリンをいくら売っても儲からないと。★サンデープロジェクトのやつってガイアックスとかいう名前じゃなかったでしたっけ?確か、税制まで変えられた。★なんかあやしい裏がありそうですが、結局「安い」からあんまりあくどさは感じませんが。むしろ同情している(笑)。
No.5
- 回答日時:
石油は化石燃料だと常識的には思われていますが、そうではないという説があるそうです。
http://ntv.naver.co.jp/go.php?url=http%3A%2F%2Fw …
http://ntv.naver.co.jp/go.php?url=http%3A%2F%2Fw …
http://www.cocofree.com/iwatekozou/eco29.html
それとは別に、大生産地である中東の政治的不安定状態が長く続き、十分な残存埋蔵量調査が行き届かないことや、消費に関しても経済動向に大きく左右されるため、見通しがつきにくいことがあげられると思います。
また液化天然ガスなどのエネルギー市場への投入が相次ぎ、時期有望株としてメタンハイドレートの存在が脚光を浴びつつあります。一方の油に関しては日本が大金を投じた世界第2位の埋蔵量を誇るイラクからの供給が先行き不透明になり、そのような状況の中で燃料油の需給見通しが不安定になっているのだと思います。
ガソリンは米などと同じように少し不足しただけでも大きく値段があがり、逆に少し供給過剰になっただけでも値段が大きく下がる、そういう特性を持った商品です。わずかな経済状況の変化が価格に反映され、たまたま世界的な情勢がそれをもたらしたと言えるのでないでしょうか。
それから、例えば、いまや交通事故による死者の数は八千人台となり、ガソリンスタンドの数は往時の5/6にまで減ったと言われています。交通事故が増えることを臨むわけではありませんが、輸送における燃料油の需給バランスの悪化をしめす好例かと思います。
ガソリンはもともと業界ぐるみで価格が高いところで維持されてきたフシがあり、昨今の規制緩和で業界の中での価格を維持する仕組みが壊れ、たたき合いの競争が始まったと見られます。また大手元売りは特に既得権を守る見地からか、新規参入を嫌うところがあり、あらたな参入がしにくい状況が低価格競争の中、作られるわけです。
ガソリンは品質で選ばれることがあまり考えられない数すくない商品の一つです。末端の消費者にとって見れば大手元売A社のガソリンもB社のガソリンも取り立てて違いがわからないという特質があります。シェアを維持するには価格競争しか手段はありません。大手元売各社は利益よりもシェアを重んじる考えが強いようで、そのような状況の中で価格競争が激化したのだと思います。既得権=市場占有率という思いが強いのでしょう。
それと業転玉といい、無印のローリーが運んでいる格安の商品があります。業転玉には間違いなく大手がかんでいますが、この出所不明の油の流通が往時に比して飛躍的に増えた感があります。そのあたりの事情も価格低下の背景にあると思います。
ありがとうございます。
化石ではないという説の方がリアルですね。
しかし、確かではない。埋蔵量は誰も知らない。
★メタンハイドレート脚光は石油の安価化・イラク不安という要因は高価化と相反しているような気がしますが違いますか?★交通事故量とGSの減少はどう関連しているのでしょう?車は増えるけどGSは減っているって事でしょうか?★ガソリンが価格しかないというのはよくわかります。しかし、他の商品も値段勝負はありますからね。例えば映画館は固定価格になっている。ガソリンは協定して価格維持をする動きはないのでしょうかね?。GSは利益がほとんどないらしいんですよね。既得権=史上独占率というのはどういう事ですか?思うのは車はガソリンがないと走らないですから高くしても必ず買うんですよね。★出所不明の商品ですか。なんか総合するとよくわからない業界ですね。ダイヤモンドと似てる?
No.4
- 回答日時:
学校でも習いましたが、石油は動物の死骸の化石のようなもので地下で長年にわたって変化したものです。
動物の死骸からできているわけですから、当然限りがあり、くみ上げれば地下のそのところにあった分はなくなっていきます。
ではなぜいまだに石油が取れ続けているかというと、人々の努力により次々と新しい油田が開発(探して掘り当てる)されているからです。
昔と違い、今は海にも油田があり(海底油田)、開発の場は広がっています。
しかし、これも、いつかはなくなるのは確かであり、次世代の新しい燃料が必要になるでしょう。
太陽電池、燃料電池、メタルハイドレートなどが最近ではよく耳にします。
しかし、自動車などは、ガソリンエンジンだからこそハイパワーでスポーティな走りができるので、石油なしには考えられません。
お互い、限りあるエネルギーを大切にしましょう。
No.3
- 回答日時:
「石油は限りある資源で、このままではなくなってしまう」ことは事実です。
しかし、現行の採掘技術のもと、経済的にも採掘可能な石油の埋蔵量 (=確認可採埋蔵量)をベースとした可採年数は、過去、約30年と言われてきましたが、開発技術の発達により近年の確認可採埋蔵量はむしろ増加しており、可採年数は40年を超えています。
また、今後の新たな油田の発見や採掘技術の更なる進歩による推定増加分を含めた埋蔵量は約60年分になるといわれています。
更に、オイルサンドやオイルシェール等の石油類似資源は豊富に存在します。
そのような情況ですから今のところはまだ大丈夫なわけです。
ありがとうございます。
知らない間に伸びている(笑)。
要するに計算違いですね。なんだったんだ(笑)。でも、30年も60年も変わらないですけどね。
No.2
- 回答日時:
いずれはなくなります。
でも今日か明日かと言うほど切迫したものでもありません。このままただと今世紀中には使い尽くすことになるでしょうね。
>その後ガソリン代はなぜか安くなりました。水1リットルの方が高い。
需要と供給のバランスに乗っ取った価格と言うことでしょう。
一部の産油国が輸入国の足元を見て法外な価格で売ったりしたら、
国際社会で孤立してしまいますし、他の産油国との兼ね合いもありますからね。
>「石油ショック」
この時は地球上の石油がなくなるからパニックになったのではなく、
中東戦争やそれらに伴う現地の政情不安から、
日本国内で使う石油がなくなる事への不安から起こったものです。
資源のない国は大変ですよね。
ありがとうございます。
うーん、他の説は「なくならない」というのがあるらしいですが、それならわかるんです。
しかし、「なくなる説」なら「出し惜しみ」すればいいのになあ。他の産油国との兼ね合いで「安く売ってはならない」という力も作用するような気がするのですが。
水より安いって不思議じゃありません?★石油ショックは日本に入ってこないってことだけという事ですね。
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