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今回衆議院選挙がありましたが,ひとつ疑問に思ったことがあります。

小選挙区と比例代表など,個人名を書くものと政党名を書くものがありました。


これはどう違うのでしょうか??



その後,小選挙区で敗退した人が比例で復活当選を果たす,など有りましたが

あれはいったいどういうことなのでしょうか?



この人が嫌いだったので入れず,結果小選挙区で落選したのに,あとになって比例で復活当選を果たしたというニュースを聞いてわけがわかりませんでした。


この選挙の仕組みについて詳しい方教えていただけませんか?

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

いまの日本は政党政治ですので、国民の投票で選ばれる議員数がその所属政党の支持される比率に近いことが望まれます。

そのバランスをとるのが比例代表制だということになります。

単純化して考えるとわかります。
たとえばある都道府県に100万人の有権者が居るとしましょう。
また、A党、B党、C党という政党があったとします。
これらの政党の支持者と無党派の比率が5:3:1:1だと仮定します。
また、この都道府県は10地域の小選挙区に分かれるとして、投票率は100%だったとします。

おおむね、この都道府県全体での政党別得票数は以下のとおりとなるでしょう。
A党=50万票
B党=30万票
C党=10万票
その他=10万票

しかし、もし全ての選挙区の政党支持者の割合に偏りがないとすると、小選挙区の10人の当選者はほぼ全員がA党ということになります。
こうなると有権者の半数の票が、政治に反映されない「死に票」になってしまいます。
これを補うために並行して「大選挙区」に相当する比例代表制が設けられています。

なお、前回もそうでしたが、今回の選挙でもかなりの「死に票」が出ています。
獲得議席数と政党別得票数を比べるとよくわかります。
比例代表制にも問題はありますから、以前は行われていた中選挙区制を復活させるなどの検討もすべしという意見は根強いです。
中選挙区は候補者の選挙運動の負担が大きいとも言われますが、ネット運動などの導入で改善できるともいわれています。

つまり、今後の改善のためにはいくつかの方法論があり、各々がその方法を主張するのが「選挙制度改革」という昨今の議論だということです。
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この回答へのお礼

お礼が大変遅くなってしまいました。
申し訳ありません。

丁寧な説明有り難うございます。
そうでしたか,つまり死に票をなるべく政治に反映しようということですね。
しかし同時にその制度は一部のお偉い政治家の当選確率を高めようという目的にも一部合致しているということが問題のようですね。

中選挙区というものが今後どういう扱いになるか,ネット選挙が関わってくるということですが,おそらく今の若者世代が徐々に上の年代になればそのシステムもきっと現実味を帯びてくるのでしょう

みなさまありがとうございました。

お礼日時:2013/01/30 15:35

答えは前の方の回答のとおりです。


なんで、こんなややこしい「重複立候補」なる制度にしたのか?ということですが、妥協の産物です。
昔の衆議院は中選挙区制でした。
小選挙区制にすることで、ひとつの選挙区で一人しか当選しなくなりました。
小選挙区制は自民党が推し進めたものです。(小選挙区制は大政党に有利です)
中小政党に配慮して比例代表制を導入しました。
しかし、自民党内にも小選挙区制に反対する人達がいました。(もちろん野党も反対しました)
議員達は基本的に自分が当選することを第一に考えています。
そこで、少しでも当選の確率が高くなる「重複立候補」というややこしい制度を作ったのです。
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比例代表というのは政党に投票するもので、その政党の得票に応じて議席が配分されるというものです。

対して小選挙区は単純に候補者個人の得票数を競うものです。

比例代表はあらかじめ候補者を登録しておきますが、小選挙区の候補が重複して登録することが認められていますので小選挙区で落選しても所属政党の得票等(色々と要素があるのですが)によって比例代表として当選することが可能なのです。
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