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シンガポール在住です。日本一時帰国の際には、ポケットWifiレンタルのサービスを利用し、シンガポールで使用しているスマホをそのまま日本でも使っています。

この度、中国(北京)に2週間滞在をすることになり、日本一時帰国時のように、ポケットWifiを使えないものかといろいろ検索しておりますが、シンガポール、または中国でもポケットWifiが購入できる、しかも日本ではいろいろ縛りのあるSIMについてはロックなし、ということがわかり、もしこのタイプのポケットWifiを購入したら、シンガポール、中国はもちろんのこと、日本でもSIMカードを替えれば使えるのかしら…と思ったのですが、そうは行かないのでしょうか?国による周波数の違いが理解できません。

また、その国のSIMカードを入れ替えないといけないと思うのですが、そのカードとは、普通に電話するときのSIMカードと同じですか?各国で簡単に買えるものでしょうか?

ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

日本在住です。

身内がいますので、タイとシンガポールにはよく行きます。タイでsimフリー携帯を購入し、シンガポールでsim(STARHUB)を購入してよく利用します。

まず、携帯電話やwifiを使う場合、国によて通信電波帯が異なります。これは各国で勝手に電波をいろいろ利用してきたので、新しい技術である携帯電話用の電波を空いている場所に割り当てたからです。
また通信規格にも違いがあり、日本には元々のヨーロッパ規格であるGMSが使えません。ただしGMSが使えないのは世界中で日本と韓国ぐらいです。

今の日本では3世代目(3G)の通信規格で国際標準規格になったWCDMAが主流になっています。ドコモでFOMAとして宣伝しているものです。韓国を除くその他の国では、3Gの運用がだんだんと主流になってきているところで、GMSがまだ一般的という感じです。

ですので、日本でも使えて海外でも使える携帯電話(ポケットwifi含む)は3G+GMSの機種である、ということになります。
3Gについてはほぼ世界共通ですので、あまり悩まなくてもいいとおもいますが、GMSは大きく分けて3種類ぐらいの周波数帯があるので、そのすべてを利用できるトライバンド(米系の特殊なものも入れればクワッドバンド)のものを購入すればよいと思います。
このあたりは、シンガポールであればフナンとかシムリムなどの専門店で聞けば教えてくれると思います。

さて、これらの機器(3G+GMS)の物を用意すればハードのほうはOKなのですが、simの販売事情などは各国によって異なります。

まずシンガポールやタイは非常に簡単にsimが手に入りますし、セッティングも簡単です。
中国も行ったことはないですが、最近は比較的簡単に手に入るようです。
その他の国もGMSが使える国ならそれほど難しくなく手に入るはずです(GMS自体が、SIM交換して使うことを前提にしているからです)

問題なのは日本と韓国です。まず韓国はプリペイドsimというものがありません。ですので現地で携帯電話やポケットwifiをレンタルするしかありません。

日本の場合、b-mobileでsimが手に入るのですが、契約の問題上必ず1年契約になってしまいます。海外向けに14日用のプリペイドsimもあるようですが、どのように買えるかは分かりません。プリペイドsimはソフトバンクで売っているのですが、海外のsimフリー携帯だと販売してくれないことがあります。

またポケットwifi用のsimは音声通信用のsimとは同じではありません。どこの国でも音声通話用(または音声通話&データ通信用)とデータ通信専用のsimが売っています。

このsimを購入することは難しくないと思いますが、ポケットwifiの設定に関しては、必ずAPN:Access Point Nameの設定が必要になってきますので、言葉が通じない場所での説明書でどこまで設定できるかは結構難しい問題だとおもいます。

私も台湾に行ったときに、タイで買った携帯と日本で買ったスマホ(simフリーでwifiというかテザリングできるもの)の両方にsimを買ったのですが、通話はすぐにできたものの、テザリングの設定はAPNなどのやり方がよく分からず、説明書(中国語か英語)もよく読めず、空港の担当者も英語がほとんどできないため(いや英語ができる女性スタッフは仕組みをよく知らず、仕組みをよく知っている男性スタッフは英語ができない、というなんとももどかしい状態)コミュニケーションに問題があって、ギブアップしたことがあります。

もちろん最初から日本語で対応できるとは夢にも思っていませんでしたが(それでも購入は日本語でできます)

これらの問題があるため、simを売っているところでは必ずお試し用のsimがあり、それを差し込んで認識するかどうかは確認してくれます。
しかし、APNの設定などは持ち込むポケットwifi側の設定が必要なため、持ち込む本人がよく理解していないと、現地の担当者もお手上げということが多くなると思います。

ということでポケットwifiを持ち込んで利用することは大体の国でできると思いますが、ポケットwifiの機械の設定は熟知しておく必要があります。

後、simを購入するときにパスポートが必要なことが多いので、忘れずに持っていってください。
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この回答へのお礼

長文での丁寧なご説明、ありがとうございます!
一文一文、ゆっくりと読ませていただきました。よくわかりました。

シムリムやフナンまでご存知とは、恐れ入ります。
近いうちにシムリムに行って、いろいろ見て聞いてこようと思っていました。
もしかしたら、シムリムに行けば、中国のSIMも買えるのでは…なんて思っています。

説明いただいた中に「テザリング」というのがありましたが、お恥ずかしながら実は初めて聞きました。
私のスマホにこの機能が入っているようですが、未だにこの機能がどういうものか把握できていないので、
この後、ネットでいろいろ調べてみようと思います。

本当にどうもありがとうございました。m(__)m

お礼日時:2013/01/08 22:53

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